ホームページの保守費用を比較するときは、月額のほかに更新・バックアップ・復旧・修正をどこまで任せられるかを確認します。同じ「保守」という名称でも、サーバーの管理だけの契約と、記事の改善まで含む契約では内容が異なります。
料金の目安を見たあと、自社に必要な作業をチェックし、同じ範囲で見積もりを取る手順を整理します。サーバーや有料製品を含む予算全体はホームページの年間維持費を参照してください。
保守費用の相場は、作業範囲と一緒に見る
Web制作会社Thinkbalの費用解説では、最低限の維持・トラブル対応は月額5,000円〜2万円、定期更新・アクセス解析を含む範囲は2万〜5万円と紹介しています。これは同社の記事が示す目安で、全国の成約データの平均や、各社の保証された対応範囲ではありません。
| 比較する範囲 | 料金を読むときの確認点 |
|---|---|
| サーバー・ドメインの管理 | 契約先への実費か、管理代行への支払いか。CMSの更新を含むか |
| 更新・バックアップ・不具合対応 | 対象製品、更新前の確認、保存期間、復旧の範囲 |
| 更新代行・分析を含む支援 | 月にできる修正の件数・量、提案だけか実作業を含むか |
| 独自システム・緊急対応 | 対象の機能、受付と作業開始の条件、別途見積もりの範囲 |
参考:Thinkbalのホームページ保守費用解説(2026年10月2日確認)。税込・税別や、サーバー代を含むかは見積書で確認してください。
MOTOKIの公開料金と支援内容
MOTOKIの保守・運用改善は月額11,000円(税込)。定期バックアップ、不具合対応、分析・SEO改善、月10記事程度のリライト、月数件程度の軽微な修正を含む公開プランです。機能追加や大きな改修は別途見積もりとなります。
これはMOTOKIの料金例で、業界相場とは分けて見てください。対象サイト、修正範囲、連絡方法、優先度、報告方法は開始前に確認します。最新の内容はサービスページを参照してください。
月額に含まれる作業を、七項目で確認する
| 項目 | 確認する内容 | 見落としやすい条件 |
|---|---|---|
| CMS・テーマ・プラグイン更新 | 対象製品、実施方法、更新後の確認 | 有料ライセンスの更新料、互換性の調査、大きな改修 |
| バックアップ | ファイルとデータベース、頻度、保存先、保存世代 | サーバー側の保存だけか、戻したい時点を残せるか |
| 復旧 | どの障害が対象か、復元・調査を含むか | データ復元と不正侵入の原因除去は別の作業 |
| 監視・点検 | 稼働、証明書、フォームなどの対象と頻度 | 監視の有無と、検知後に誰が対応するか |
| 軽微な修正・更新代行 | 文言、画像、記事登録の件数や作業量 | 新規ページ・機能追加を含むとは限らない |
| 分析・改善 | 計測、報告、提案、記事や導線の修正 | レポートの提出だけか、変更作業も含むか |
| 相談・連絡 | 窓口、受付時間、優先度の決め方 | 受付時間と復旧完了の保証は異なる |
バックアップは、取得されているかと復元できるかを分けて確認します。WordPressのバックアップに関する公式資料は、ファイルとデータベースの両方を保存する考え方を説明しています。
年間総額は、実費・月額・追加作業を分ける
月額が安くても、都度の修正や復旧が別料金なら、予定する作業を含めて比較します。サーバー・ドメイン・ライセンスが月額に入っている場合は、別の欄に重ねて計上しないでください。
| 予算の欄 | 書く内容 |
|---|---|
| 契約先への実費 | サーバー、ドメイン、有料製品の更新料と期限 |
| 月額保守 | 月額×契約月数。税込・税別を統一する |
| 年間の追加作業 | 月額範囲外のページ追加、改修、移行、調査 |
| 初回の引き継ぎ | 現状調査、バックアップ確認、管理情報の受け渡し |
| 社内の作業 | 依頼、承認、原稿作成、日常確認に使う時間 |
例えば月額11,000円(税込)を12か月契約すると、月額部分の合計は132,000円(税込)です。サーバーなどの実費と追加作業を含む年間総額は、契約内容に合わせて加算します。
自社対応と外注は、担当できる作業で分ける
自社でお知らせを更新できても、テーマ更新後の不具合や復元まで対応できるとは限りません。日常更新、CMS更新、バックアップ確認、不具合時の調査を分け、担当者と代替の窓口を決めます。
- 社内で編集したい情報と、担当者が実際に操作できる範囲を確認する
- CMSやプラグインを更新する人と、不具合時に戻す人を決める
- 担当者が不在・退職した場合の管理権限と連絡先を残す
- 外注する作業の上限と、追加費用の承認方法を決める
自社対応を「無料」と考えず、担当者の時間も含めて判断します。一律の作業時間を仮定するより、実際の更新・確認に使った時間を記録すると比較しやすくなります。
保守会社を変える前に、管理情報を受け取る
他社が制作したサイトの保守を引き受けられるかは、テーマ、独自機能、ライセンス、現在の不具合により変わります。契約前に調査の要否と費用を確認してください。
ドメイン・サーバーの契約、WordPressの管理権限、バックアップ、計測アカウント、既存の保守契約を整理します。引き継ぎチェックリストを使い、解約前に新しい担当者が運用を開始できることを確認します。
よくある質問
何も修正しなかった月も、保守費用はかかりますか?
定額契約では、修正件数以外に定期点検、バックアップ、相談窓口などへ支払う場合があります。報告内容を確認し、自社に必要な作業を契約が満たしているか判断してください。
高い保守費用なら、障害時にすぐ直してもらえますか?
料金だけでは判断できません。連絡の受付、調査開始、復旧の範囲、営業時間外の扱いを確認します。復旧時間は障害の内容によるため、契約にない保証を前提にしないでください。
サーバーを契約していれば、保守契約は不要ですか?
サーバー会社のサポートと、サイトのテーマ・プラグイン・フォームの管理は範囲が異なります。自社で対応する項目を決め、不足する作業を外注する形でも構いません。
解約時に、何を受け取ればよいですか?
契約情報、管理権限、利用できるバックアップ、ライセンスの条件、直近の作業記録を確認します。制作と保守が一体の契約では、サイトを継続利用できる条件も確認してください。
見積もりで確認する条件
現在のサイトURL、WordPressやテーマの種類、更新頻度、困りごと、社内で行う作業を共有します。各社には同じ条件を渡し、月額内・別料金・対象外の作業を回答してもらいます。契約条件の詳細は保守契約のチェックリストにまとめています。

