Googleビジネスプロフィールの設定と運用|地域集客で最優先の施策

店舗や事務所を構える事業なら、ホームページより先にやるべきことがあります。

Googleビジネスプロフィールの整備です。無料で、地域名を含む検索では検索結果の最上部に表示されます。

「◯◯市 歯医者」「◯◯駅 ランチ」と検索したとき、まず地図と店舗情報が並びます。あの枠です。費用ゼロで、これほど効果の大きい施策は他にありません。

この記事で分かること

  • 登録の手順と、所要期間
  • 最初に必ず埋める6項目
  • 口コミへの対応のしかた
  • やってはいけないこと
目次

なぜ優先度が高いのか

Googleビジネスプロフィールホームページ
費用0円30万円〜
始めるまで30分+確認2〜4か月
効果が出るまで1〜2か月6か月〜1年
表示される位置検索結果の最上部(地図枠)通常の検索結果
対象地域名を含む検索幅広い検索

両方必要ですが、順番があります。店舗型のビジネスなら、先にこちらを整えてください。ホームページを作っている数か月の間にも、効果が出始めます。

対象になるのは、実店舗がある、または訪問してサービスを提供する事業です。クリニック、飲食店、美容室、工務店、士業事務所などが該当します。

登録の手順

STEPやること期間
1すでに登録がないか検索して確認する5分
2Googleアカウントで登録を開始する10分
3事業所名・カテゴリ・住所・電話番号を入力10分
4オーナー確認(ハガキ・電話・メールなど)数日〜2週間
5確認完了後、情報を充実させる1時間

STEP1を飛ばさない

自分で登録していなくても、すでに情報が存在することがあります。Googleが他の情報源から自動生成する場合や、来店した人が追加する場合があるためです。

その場合は新規登録ではなく、「オーナー確認」で自分の管理下に置く手続きになります。まず店名で検索して、既存の情報がないか確認してください。

Googleアカウントは会社のものを使う

担当者の個人アカウントで登録しないでください。退職時に管理できなくなります。web@ のような共有アドレスでアカウントを作り、そこで登録してください。

制作会社に代行してもらう場合も、オーナー権限は自社アカウントに置き、制作会社は管理者として追加する形にしてください。

最初に必ず埋める6項目

1|カテゴリ

最も重要な項目です。どんな検索で表示されるかが、ここでほぼ決まります。

メインカテゴリは1つだけ。最も集客したい業種を選んでください。「歯科医院」なのか「審美歯科」なのかで、表示される検索が変わります。

サブカテゴリは複数追加できますが、関係ないものを増やすのは逆効果です。実際に提供しているものだけにしてください。

2|営業時間

最も見られる情報です。訪問者が知りたいのは、多くの場合「今日やっているか」です。

  • 通常の営業時間を正確に
  • 祝日・年末年始などの特別営業時間を設定する
  • 臨時休業はその都度反映する

「開いていると思って行ったら閉まっていた」という体験は、低評価の口コミに直結します。ここの正確さは、他のどの施策より重要です。

3|写真

種類ポイント
外観入口が分かる写真を必ず。迷わず着けるかが決まる
内観待合室、席、施術スペースなど
商品・料理・施工例明るい場所で撮る
スタッフ顔が見えると安心感が上がる

外観写真を軽視しないでください。初めて行く人にとって「この建物で合っているか」は不安の種です。看板や入口が写った写真があるだけで、来店のハードルが下がります。

写真は定期的に追加してください。更新されているプロフィールは、それだけで活動している印象を与えます。

4|ビジネス情報の説明文

何を提供しているかを書きます。宣伝文句ではなく、事実を書いてください。

「地域No.1」のような表現は避け、「◯◯を専門に、開業から18年」のように検証できる事実を書くほうが信頼されます。

5|ウェブサイトのURL

ホームページがあれば必ず登録してください。予約ページがあるなら、予約用のURLも別途設定できます。

6|属性

業種によって選べる項目が変わります。絞り込み検索の対象になるため、当てはまるものは全部設定してください。

  • 駐車場あり/バリアフリー対応
  • テイクアウト可/子ども連れ歓迎
  • クレジットカード可/電子マネー可
  • women-led(女性が経営)など

口コミへの対応

すべての口コミに返信してください。返信は他の閲覧者にも見えます。対応の姿勢そのものが判断材料になります。

低評価が付いたとき

避けたい対応望ましい対応
反論するまず事実関係を確認し、認める点は認める
放置する数日以内に返信する
定型文で返す指摘された内容に個別に触れる
削除を要求する改善したことがあれば、それを書く

低評価そのものより、そこへの返信のほうが見られています。誠実に対応していれば、むしろ信頼につながります。

事実と異なる内容や、ポリシーに違反する投稿は、Googleに削除を申請できます。ただし認められないことも多いので、まずは返信で対応するのが現実的です。

やってはいけないこと

行為リスク
店名にキーワードを入れる
(「◯◯歯科|◯◯市 インプラント」など)
ガイドライン違反。情報が停止される可能性
口コミを依頼して見返りを渡すガイドライン違反。ステマ規制の観点でも問題
実在しない住所で登録するアカウント停止
関係ないカテゴリを大量に追加表示されにくくなる
営業時間を放置する低評価の原因になる

1行目は特に多い違反です。店名の欄には、実際に看板に掲げている名称だけを入れてください。キーワードを詰め込むと、情報自体が停止されることがあります。

2行目も注意が必要です。対価を渡して口コミを書いてもらう行為は、ステマ規制の観点でも問題になり得ます。詳しくはステマ規制・景品表示法とWebサイトの表記をご覧ください。

医療機関の場合は、口コミを自院サイトに転載すると医療広告ガイドライン上の問題になり得ます。クリニックのホームページに必要なコンテンツで解説しています。

続けること

登録して終わりではありません。月1回、次を確認してください。

  • 営業時間が正しいか(祝日の設定も)
  • 新しい口コミに返信したか
  • 写真を1〜2枚追加
  • 勝手に情報を編集されていないか(第三者も編集を提案できます)

最後の項目に注意してください。Googleビジネスプロフィールは、第三者が情報の修正を提案できます。意図しない変更が反映されることがあるので、定期的に確認してください。

よくある質問

Q. 店舗がなくても登録できますか?

訪問してサービスを提供する事業なら、住所を非公開にして、対応エリアを設定する形で登録できます。工務店や出張型のサービスが該当します。完全にオンラインのみの事業は対象外です。

Q. オーナー確認のハガキが届きません

2週間ほど待っても届かない場合は、再送を依頼してください。住所の表記(番地の書き方、建物名)が正確かも確認してください。業種によっては電話やメールでの確認が選べることもあります。

Q. 複数店舗ある場合は?

店舗ごとに個別に登録します。1つにまとめないでください。それぞれの店舗が、その地域の検索で表示されるようになります。ホームページ側も店舗ごとにページを分けると効果的です。

Q. ホームページとどちらを先にやるべきですか?

店舗型ならビジネスプロフィールが先です。無料で、効果が出るのも早い。ホームページの制作期間中にも集客が始まります。ただし載せられる情報量には限りがあるので、最終的には両方必要です。

Q. 情報がホームページと食い違っています

必ず一致させてください。営業時間や電話番号が違うと、それだけで不信感を与えます。どちらかを変更したら、もう一方も直す運用にしてください。

まとめ

  • 店舗型ならホームページより先に整える。無料で効果が大きい
  • Googleアカウントは会社の共有アドレスで作る
  • 最重要はカテゴリ営業時間の正確さ
  • 外観写真は入口が分かるものを必ず
  • 口コミにはすべて返信。低評価にも誠実に
  • 店名にキーワードを入れない。ガイドライン違反になる
  • ホームページと情報を一致させる

集客全体の考え方はホームページの集客方法、サイト側の改善は問い合わせが来ない原因診断をご覧ください。

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