GA4・Search Consoleの初期設定と見るべき指標|月1回30分の運用

サイト改善|GA4・Search Consoleの初期設定と見るべき指標|月1回30分の運用

GA4とSearch Consoleを設定すると、サイト内の行動とGoogle検索での見つかり方を分けて確認できます。ただし、計測されたフォーム操作と実際に届いた問い合わせは別です。最初に管理権限、測る範囲、問い合わせの数え方を揃えます。

この記事は、自社サイトの計測を始めたい担当者向けです。設定の確認表と月次の記録例を掲載します。記事中のGoogle公式資料は2026年10月3日に確認しました。画面名や利用できる項目は権限・設定で変わるため、実際の管理画面と照合してください。

目次

GA4とSearch Consoleで分かること

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ツール主に確認すること数字の限界
GA4計測できた訪問・閲覧・イベント、流入経路タグ、同意の状態、ブラウザなどの条件で収集されない行動がある
Search ConsoleGoogle検索の表示・クリック・クエリ・掲載順位、登録状態自社サイトの検索実績であり、市場全体の検索数ではない
問い合わせの受信記録届いた相談とその内容、対応状況スパム・テスト・重複を区別し、受注との対応は別に記録する

標準のGA4とSearch Consoleは無料で使えます。設定代行、独自レポート、別サービスなどの費用は別です。これらのツールがなくても受信記録や顧客への聞き取りから分かることはありますが、検索と閲覧を継続比較するには計測環境を整えます。

新しく作る前に、既存の権限を確認する

制作会社が設定済みなら、既存のプロパティとタグを確認します。別のプロパティを作るだけでは、過去のデータを引き継げません。会社が継続して管理できる担当者を置き、各担当者へ必要な権限を付与します。共通のパスワードを配る運用に依存しないようにします。

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記録する項目確認する内容
対象範囲本体サイト、メディア、別ドメインの予約画面など、どこを測るか
GA4アカウント・プロパティ・ウェブストリーム、測定ID、管理者
タグの設置元テーマ、タグマネージャー、プラグインなど。重複する設置がないか
Search Consoleプロパティの種類と対象URL、所有権確認の方法、担当者
引き継ぎ制作会社との契約終了後も自社が閲覧・管理できる条件

権限がない場合は、既存の管理者へ追加を依頼します。権限不足と、そもそも設定がない状態を分けてください。

GA4を設置して、収集を確認する

  1. 対象サイトの既存設定を確認し、必要ならアカウント・プロパティを作成する。
  2. ウェブデータストリームを作り、対象URLと測定IDを確認する。
  3. テーマの対応機能、タグマネージャー、対応プラグインなど、採用する方法を決めてGoogleタグを設置する。
  4. リアルタイムレポートやデバッグ用の表示で、対象ページの閲覧が記録されるか確認する。
  5. 同じ操作で意図しない重複がないか、対象外のサイトのデータが混ざっていないか確認する。

複数の設置方法を使っている場合は、削除する前に役割を調べます。別の広告タグまで消さないようにしてください。取得されないときはGoogleのタグ設定の確認資料と、実際の設置元を照合します。

内部アクセスの除外とデータ保持

社内アクセスを除外するなら、対象IPと内部トラフィックの定義を確認し、データフィルタをテストしてから有効化します。有効な除外フィルタで処理したデータは元に戻せないため、訪問者まで除外していないか確認します。詳しくは内部トラフィックの公式手順をご覧ください。

データ保持は「長くすればすべてのレポートを長期比較できる」という設定ではありません。通常のプロパティではユーザー・イベントデータの保持期間に2か月・14か月の選択肢がありますが、標準の集計レポートはこの設定の影響を受けません。探索で何を比較するかと社内の保持方針を決め、公式のデータ保持の説明を確認します。

問い合わせをキーイベントとして測る

GA4では、事業上重要な行動を測るイベントをキーイベントとして扱います。まず送信成功をどの方法で判定するかを決め、そのイベントへマークを付けます。Googleの設定手順で必要な権限も確認してください。

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計測対象設定前に確認すること同一視しないもの
フォーム送信の成功正常送信時だけ発火するか、エラー時・再読み込み時・二重送信時の扱い実際の受信、相談の有効性、受注
完了ページの閲覧直接開けるか、再読み込みでも増えるか、どのフォームの完了か1閲覧=1件の新規相談
電話リンクのタップ対象の番号と発火条件通話成立、相談内容
資料のダウンロード対象ファイルとイベントの発火条件問い合わせ、商談

拡張計測のform_start・form_submitはフォーム操作を調べる材料です。メール到達やサーバー側での正常処理まで保証するものではありません。拡張計測の公式説明と、使っているフォームの動作を照合します。

テストでは、関係者が承認した入力・送信・受信の手順を使い、正常送信と入力エラーの両方を確認します。URLやイベントの値へ氏名・メールアドレス・問い合わせ本文を載せないよう、個人情報を送信しないための資料も確認します。

Search Consoleの対象範囲を選ぶ

ドメインプロパティとURLプレフィックスでは範囲と確認方法が異なります。運用対象に合う方を選びます。

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種類対象の考え方所有権確認
ドメイン指定ドメインのサブドメイン・プロトコル・配下のパス通常はDNSレコードで確認
URLプレフィックス指定したURLの先頭と一致する範囲。https・www・パスの違いに注意HTMLタグなど、その環境で使える方法を選ぶ

例えば本体とメディアを別々に確認したい場合は、対象パスのプロパティやページフィルタを使います。Googleのプロパティの説明で範囲を照合してください。

所有権を確認したら、実際に公開されているXMLサイトマップのURLを確認して送信します。WordPressの設定やプラグインによって場所が変わるため、推測のURLを登録しません。読者向けの記事一覧ページとXMLサイトマップは別です。サイトマップの送信は、すべてのページの登録や上位表示を保証する操作ではありません。

GA4との連携は、両方の範囲を揃える

GA4内でSearch Consoleのデータを扱う場合は、同じページ群を対象にしているか確認してリンクします。作成にはGA4の編集者の役割とSearch Consoleの確認済み所有者が必要です。管理画面のSearch Consoleとのリンクから、対象プロパティとウェブストリームを選びます。公式の連携手順を参照してください。

月1回の確認と記録例

通常の定期確認を30分程度から始める場合も、公開・移転・不具合の直後は別に確認します。まず同じページ群と期間で比べ、タグ変更や広告施策も記録します。前年同月の記録がない場合は「未取得」として、比較できる期間を使います。

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順番確認すること次の判断
1計測が止まっていないか、対象URLと期間が合うか設定変更の影響を先に確認
2受信記録とキーイベントの推移未達・重複・スパム・計測漏れを切り分ける
3流入経路、入口ページ、よく読まれる説明読者が必要な情報と相談先に進めるかを見る
4Search Consoleのページ・クエリ別の表示、クリック、CTR、平均順位同じ検索意図のページが競合していないか確認
5登録状態や重要なURLの異常必要なページの設定とリンクを確認
6変更すること、担当、次回確認日を残す一度に多数を変えず、理由を比較できるようにする

記録例は架空です。「対象:サービスA/比較:直近28日とその前の28日/状態:クリック減、受信記録も減/仮説:説明の変更と広告停止の影響/確認:同じクエリの結果とフォームの動作/処置:不足した対応範囲を補足/次回確認:担当者が日付を設定」のように、事実と仮説を分けます。

平均順位は表示された検索結果の平均であり、固定した順位でも必ず2ページ目を意味する数字でもありません。11〜20位という数字だけで加筆や新規記事を決めず、検索意図、現行内容、比較先を読みます。表示回数が少ない理由も、需要・順位・登録状態などを切り分けます。掲載順位等の定義を確認してください。

設定や数字で迷ったとき

制作会社に設定を任せてもよいですか

任せる範囲、管理権限、イベントの定義、確認記録、引き継ぎ方法を揃えます。費用はサイトの構造と測る内容によるため、未確認の相場で決めずに作業を指定して見積もりを取ります。

数字が少ないサイトも設定すべきですか

継続して記録する価値はあります。ただし少数の増減だけで成功・失敗を断定せず、顧客への案内や実際の相談内容も合わせて判断します。

急に数字が減ったら何を見ますか

対象期間、タグ・同意設定の変更、ページの表示と登録、転送、広告などの変更を確認します。問い合わせの異常は問い合わせが来ない原因診断で順に切り分けられます。計測や運用を依頼するときは、現在のURL、権限の有無、困っている数字を整理して相談してください。

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