ブログ記事の書き方|読まれる構成と、検索を意識した書き方

サイトは作った。何を書くかも決めた。それでも、書き始めると手が止まります。

文章力の問題ではありません。型を知らないだけです。読まれる記事には共通の構造があり、それに沿って埋めていけば、書き慣れていなくても形になります。

この記事では、1本の記事をどう組み立てるかを具体的に解説します。

この記事で分かること

  • 記事の基本構造(6ブロック)
  • 読まれる書き出しの作り方
  • 検索を意識するとは、具体的に何をすることか
  • 書き終えたあとの見直しポイント
目次

書く前に決める2つ

いきなり書き始めないでください。先にこの2つを1行ずつ書き出します。

決めること書き方の例
誰の、どんな困りごとに答えるか「初めてサーバーを契約する人が、プラン選びで迷っている」
読み終えたとき、何ができるようになるか「自分の用途に合うプランを判断できる」

この2行が書けないなら、まだ書く準備ができていません。テーマが漠然としている証拠です。

逆にここが決まれば、あとは埋めるだけになります。書きながら迷ったときも、この2行に戻れば判断できます。

記事の基本構造

ブロック役割目安
1. 書き出し読者の状況を言葉にする200〜400字
2. この記事で分かること読むかどうかを判断してもらう3〜4項目
3. 結論・全体像先に答えを出す200〜500字
4. 本題見出しで区切って解説記事の大半
5. 注意点・失敗例ここが差別化になる300〜800字
6. よくある質問本文に入れにくい疑問を拾う4〜6問
7. まとめ箇条書きで要点だけ5〜6行

この順番には意味があります。Webの読者は、必要な情報がすぐ見つからないと離脱します。背景説明から始めて結論が最後、という構成は読まれません。

書き出しの作り方

最も重要で、最も失敗しやすい部分です。

避けたい書き出しなぜ
「こんにちは、○○です」読者の関心と関係ない
「近年、○○の重要性が高まっています」どの記事にも書いてある。読み飛ばされる
「○○とは、△△のことです」定義から入ると距離を感じる
「本記事では〜について解説します」間違いではないが、印象に残らない

おすすめは、読者が今いる状況を、そのまま言葉にすることです。

たとえば「レンタルサーバーの選び方」なら——

比較記事を読んでも、どれも「速い」「安い」と書いてあって決められない。

読者が「まさにそれ」と思えば、続きを読んでもらえます。自分が同じ立場だったときに何を感じたかを思い出すと書けます。

検索を意識するとは何をすることか

難しく考える必要はありません。次の4つだけです。

1|読者が使う言葉で書く

業界の正式名称ではなく、相談を受けたときに相手が使った言葉を使います。

業界の言葉読者の言葉
コンバージョン率の改善問い合わせが増えない
レスポンシブ対応スマホで見づらい
ドメイン移管他の会社に移したい

検索される言葉は、たいてい右側です。

2|タイトルに答えを入れる

検索結果に並んだとき、クリックされるかどうかはタイトルで決まります。

  • 何について書かれているかが一目で分かる
  • 30〜40文字以内(長いと検索結果で切れる)
  • 具体的な数字や条件を入れると強くなる

「サーバーの選び方」より「サーバーの選び方|制作会社が見ている6つの判断軸」のほうが、何が読めるのかが分かります。

3|見出しで内容が分かるようにする

多くの読者は、本文を読む前に見出しだけを流し見します。

「はじめに」「その1」といった見出しでは、何が書いてあるか分かりません。見出しだけを並べて読んだとき、記事の要約になっているのが理想です。

4|関連する自分の記事にリンクする

読者が次に知りたくなることを予測して、該当する記事にリンクします。読者の回遊が増え、検索エンジンにもサイトの構造が伝わります。

リンクの文言は「こちら」ではなく、リンク先の内容が分かる言葉にしてください。

読みやすさを上げる5つ

やること効果
1文を短くする50〜60字を超えたら分割を検討
3〜4行で改行するスマホでは特に、詰まった文章は読まれない
表にできるものは表にする比較・一覧は文章より圧倒的に分かりやすい
結論を太字にする流し読みでも要点が伝わる
具体的な数字を入れる「安い」より「月1,000円」

3つ目が効きます。「AとBの違い」を文章で説明すると長くなりますが、表なら一瞬で伝わります。書きながら「これは表かも」と思ったら、表にしてください。

ただし太字を使いすぎると効果がなくなります。1つの見出しにつき1〜2か所までにしてください。

差がつくのは「注意点」の章

基本的な説明は、どのサイトにも書いてあります。差別化になるのは、実際にやった人にしか書けない部分です。

  • 自分が失敗したこと
  • 説明書には書かれていないが、実際にはつまずく箇所
  • 一般論では「できる」とされているが、現実には難しいこと
  • あえて「これは向いていない」と書けること

4つ目は特に信頼につながります。すべてを勧める記事より、「こういう人には向きません」と書いてある記事のほうが、読者は安心して判断できます。

書き終えたあとの見直し

  • 見出しだけを読んで、要約になっているか
  • 最初に決めた「読み終えたら何ができるか」を満たしているか
  • 説明していない専門用語がないか
  • スマートフォンで読んでみて、詰まって見えないか
  • 数字や事実に間違いがないか
  • URL(スラッグ)を英数字にしたか
  • 説明文(メタディスクリプション)を設定したか

4つ目を必ずやってください。PCで書いていると気づきませんが、スマートフォンでは同じ文章が驚くほど詰まって見えます。読者の多くはそちらで読みます。

公開後にやること

書いて終わりにしないでください。公開から3か月ほど経ったら、サーチコンソールで確認します。

状態やること
掲載順位が11〜20位加筆する。最も効率のよい改善
表示回数は多いがクリックが少ないタイトルと説明文を見直す
想定と違う言葉で見つかっているその言葉に合わせて内容を足す
まったく表示されないテーマ自体に需要がない可能性

1行目が最重要です。あと少しで1ページ目に届く記事に加筆するほうが、新しい記事を1本書くより早く成果が出ます。

確認方法はGA4・Search Consoleの初期設定と見るべき指標で解説しています。

よくある質問

Q. 何文字書けばいいですか?

文字数は目的ではありません。読者の疑問に答えきったら、そこで終わりです。目安を挙げるなら3,000〜5,000字ですが、引き伸ばした記事はすぐ分かります。短くても答えきっている記事のほうが読まれます。

Q. AIに書かせてもいいですか?

構成の整理や下書きには有効です。ただしそのまま公開すると、どこにでもある一般論になります。自分の経験、実際の数字、失敗したこと——それは自分にしかない情報です。そこを足さなければ書く意味がありません。事実の誤りが混ざっていないかの確認も必須です。

Q. 1本書くのにどれくらいかかりますか?

慣れないうちは3〜5時間が目安です。慣れると2〜3時間になります。ネタ探しから始めると倍かかるので、ネタのメモと執筆は分けてください。

Q. 完成度が低い気がして公開できません

公開してから直せます。むしろ、公開して反応を見てから加筆するほうが的確に良くなります。検索エンジンに認識されるまで数か月かかるので、早く出すほど有利でもあります。

まとめ

  • 書く前に「誰の困りごとか」「読後に何ができるか」を1行ずつ決める
  • 書き出しは読者の状況をそのまま言葉にする
  • 結論から書く。背景説明から入らない
  • 読者の言葉で書く。業界用語で書かない
  • 差がつくのは「注意点・失敗例」の章
  • 公開後、11〜20位の記事に加筆するのが最も効率がよい

何を書くかの決め方はオウンドメディアの始め方にまとめています。

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