自分でサイトを作るのが向かないケース|外注に切り替える判断

メディア運営|自分でサイトを作るのが向かないケース|外注に切り替える判断

最終調査:2026年10月8日

自分でサイトを作り続けるか、外部へ依頼するかは、期限・担当できる作業・公開後の運用で判断します。

自作を続ける方法だけでなく、制作や確認の一部を依頼する方法もあります。

この記事は、外注への切り替えと作業の分担を考えるための判断軸を整理したものです。

外注すれば期限や費用の問題が解決するとは限らないため、自社で残る作業も含めて比較してください。

判断の基準をお伝えします。

この記事で分かること

  • 外注や支援を検討する6つのケース
  • 時間で考えたときの損得
  • 全部を外注しない、中間の選択肢
  • 途中で切り替えるときの進め方
目次

外注や支援を検討する6つのケース

1|公開の期限が決まっている

開業日、展示会、採用の説明会など、公開の期日が決まっている場合は、その日までに必要なページと機能を先に決めます。

設定、原稿・写真の準備、確認、修正に必要な時間を分けて見積もります。

作業時間はサイトの内容と担当者の経験によって変わるため、数時間で終わる前提で予定を組まないようにしてください。

自社で確保できる時間が足りない場合は、作業範囲を絞るか、外部への依頼を検討します。

依頼先の着手時期と、自社が原稿を渡す日・確認を返す日まで合意しておくことが大切です。

2|本業が忙しい

制作だけでなく、原稿の確認や公開後の更新に使える時間も確認します。

「時間が空いたら進める」という予定では、進行を管理しにくくなります。

担当者と作業日、次に確認するものを決めて、現実的に進められるか見てください。

必要な作業量と確保できる時間を比べ、不足する作業だけを依頼する方法もあります。

今週の空き時間だけで、将来も自作できないと決めつける必要はありません。

3|予約・決済・会員機能が必要

予約・決済・会員機能では、正常な操作と、失敗・取消しなどの場合の動作を確認する必要があります。

  • 予約が二重に入る、通知が届かない
  • 決済でトラブルが起きる
  • 会員情報が意図せず見える状態になる

必要な確認を担当できない場合は、機能の提供会社や経験のある担当者への相談を検討します。

サービスが用意するテスト方法で確認し、公開後の通知確認・問い合わせ対応を誰が行うかも決めてください。

4|個人情報を扱う

問い合わせフォームでも、氏名や連絡先などの個人情報を扱う場合があります。

フォームだから問題が小さいとは判断せず、収集する項目、利用目的、保存先、閲覧できる担当者を確認します。

個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、利用目的の明示、安全管理措置、委託先の監督などを定めています。

必要な対応は実際の取扱いに応じて確認し、制作や保守を外注したら自社の確認が不要になるとは考えないでください。

情報の管理方法や事故時の連絡担当を説明できない場合は、公開前に専門家や担当部署へ相談します。

5|掲載内容に専門的な確認が必要

分野公開前に整理する確認項目の例
医療機関医療広告の表現・掲載内容と確認担当
士業所属団体の広告ルールと相談窓口
採用ページ募集条件の表示項目と内容の更新担当
食品・化粧品・健康食品商品区分、根拠資料、使う表現の確認
不動産・金融商品・サービスごとの表示項目と審査担当

上の表は、編集部が整理した確認項目の例で、個々の表現を掲載できるかどうかの判定ではありません。

例えば医療機関については、厚生労働省の医療広告に関する案内で、ガイドライン・事例解説・相談窓口を確認できます。

制作を依頼する相手と、法令や専門的な内容を確認する相手を分け、確認範囲と責任者を決めてください。

分野の実績がある制作会社へ依頼する場合も、掲載内容の適合性が自動的に保証されるわけではありません。

6|作ること自体が目的になりそう

制作方法を調べたり見た目を調整したりすることに、予定以上の時間を使っていないか振り返ります。

デザイン、プラグイン、テーマの検討は、サイトで実現したい目的と必要な機能に結びつけて行います。

次に公開・確認するページを決め、作業の範囲と締切を区切ります。

自社だけでは優先順位を決めにくい場合は、設計や進行管理だけを相談する方法もあります。

時間で計算してみる

まず作業を分けて、自社の条件で必要な時間を見積もります。

下表の数字は比較方法を説明するための仮定の例で、初心者の平均時間や完成までの保証ではありません。

ページ数、素材、機能、経験によって増減するため、実際の予定に置き換えてください。

作業仮定の作業時間(比較用の例)
ドメイン・サーバーの契約と設定3〜5時間
WordPressの設置と初期設定2〜4時間
テーマ選定とデザイン調整10〜40時間(調整範囲によって変わる)
ページ構成を考える5〜10時間
原稿を書く(10ページ)30〜50時間
写真の準備5〜15時間
調べ物・つまずきの解消10〜20時間
合計65〜144時間

自作と外注で残る作業を同じ範囲にそろえて比較してください。

仮に1時間を3,000円と置くと、上表の65〜144時間は195,000〜432,000円に相当します。

これは比較用の計算で、その金額の現金支出や売上の増加が生じるという意味ではありません。

外注する場合も、見積額に加え、原稿提供・打ち合わせ・確認に使う自社の時間、追加修正、公開後の運用費を確認します。

制作費だけを自作時間と比べず、同じ目的・作業範囲・運用期間で判断してください。

学習も目的に含む場合や、必要な作業を自社で担当できる場合は、自作を続ける選択もあります。

費用だけでなく、期限、担当者、維持できる運用体制も含めて決めます。

全部を外注しない、という選択

「自分で作る」か「全部任せる」の二択ではありません。

下表は分担の例であり、自社の経験と依頼先の対応範囲に合わせて決めます。

工程分担の例理由
ドメイン・サーバーの契約自社で管理・必要なら作業支援契約者・登録者・管理担当と引き継ぎ方法を確認
サイトの設計・構築自社と依頼先で相談必要な機能と変更しやすい範囲を決める
デザイン必要な範囲を依頼対象ページ、修正回数、確認基準を決める
会社概要・実績などの原稿自社が事実を提供・確認執筆支援を受ける場合も事実と掲載可否を確認
トップ・サービス紹介の原稿自社で作成・必要なら執筆支援内容、伝え方、確認担当を決める
公開後の記事追加更新担当を決める操作できる範囲、確認手順、保守との分担を決める

依頼する作業だけでなく、成果物、確認担当、修正範囲、引き継ぐ情報も決めておくと、見積もりを比較しやすくなります。

公開後に自社で記事を追加したい場合は、更新できる範囲、操作説明、困ったときの相談先を依頼時に伝えます。

自社の作業時間や保守費用も含め、どの分担を続けられるか確認してください。

途中で切り替える場合

進まない理由を整理し、支援を受けることで解決できる部分を相談します。

引き継げるか確認するもの

  • ドメイン(登録者・管理権限・継続利用の条件を確認)
  • サーバー(契約、動作要件、依頼先が対応できる範囲を確認)
  • 書いた原稿・集めた写真(利用権と元データを確認)
  • 参考サイトのメモ、載せたい内容のリスト

作成済みの原稿や構成案は、相談の材料になります。

ただし、そのまま使えるものと、修正・再制作が必要なものは、現状を見てもらって判断してください。

相談するときに伝えること

  • どこまで進んでいるか(ドメイン・サーバー・WordPressの有無)
  • 何で止まったか
  • 公開後、自分でどこまで更新したいか
  • 予算とスケジュール

作成途中の状態と、止まっている理由を伝えると、依頼する範囲を具体化しやすくなります。

初回相談で認証情報を無造作に渡さず、調査が必要な場合は対象・権限・期間・費用を確認してください。

依頼の進め方はホームページ制作会社の選び方と相見積もりの取り方にまとめています。

費用の目安は制作費用の相場をご覧ください。

よくある質問

Q. 途中まで作ったサイトを引き継いでもらえますか?

引き継ぎに対応できるかは、利用中のサービス、作成状態、依頼先によって異なります。

現状を活かす案と作り直す案について、作業範囲・費用・期限を比較してもらってください。

Q. 自分で作ったサイトの保守だけ頼めますか?

保守だけの依頼に対応しているか、候補の会社へ確認してください。

更新、バックアップ、復旧、問い合わせ対応など、含まれる作業と対象外を確認します。

契約時の確認項目は保守契約に含まれるべき項目にまとめています。

Q. 一部だけ手伝ってもらうことはできますか?

デザイン、初期設定、原稿など、必要な作業を明確にして対応できるか相談します。

前後の工程を誰が担当し、何を受け渡すかまで決めると、分担の抜けを確認できます。

Q. 自分で作るのは無駄でしたか?

自分で試した経験や作成済みの素材は、要望を伝える材料になります。

ただし、自分の経験だけで見積もりの妥当性を決めず、成果物・確認作業・保守を含む範囲をそろえて比較してください。

まとめ

  • 期限・必要な作業・確保できる時間から支援が必要か判断する
  • 予約・決済・個人情報・専門的な表現は、確認方法と担当者を決める
  • 時間表は仮定の比較例として、自社の作業量に置き換える
  • 自作・外注・部分的な支援を、同じ作業範囲で比較する
  • 公開後の更新範囲・保守・相談先まで決めておく
  • 作成途中の素材と現状を伝え、引き継ぎ条件と再制作の範囲を確認する

自分で作る場合の手順は自分でホームページを作る方法から、外注する場合は発注先の比較からご覧ください。

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