コーポレートサイトに必要なページ一覧|必須6ページと、足すべき4ページ

コーポレートサイトを作るとき、最初に決めるのが「どのページを作るか」です。

ここを曖昧にしたまま制作会社に相談すると、各社がバラバラの前提で見積もりを出してきます。逆に、必要なページが整理できていれば、見積もりの精度も上がり、公開後の成果も変わります。

この記事では、必須のページと、目的に応じて足すページを整理します。

この記事で分かること

  • 最低限必要な6ページ
  • 問い合わせを増やしたいなら足すべきページ
  • 各ページに何を書くか
  • ページ数と費用の関係
目次

最低限必要な6ページ

ページ役割
トップ何の会社かを5秒で伝え、各ページへ案内する
事業内容・サービス何を提供しているかを説明する
会社概要実在する事業者であることを示す
お問い合わせ連絡手段を用意する
プライバシーポリシー個人情報の扱いを明示する。フォームがあるなら必須
お知らせ更新されている証明になる

この6ページで、名刺代わりのサイトとしては成立します。費用の目安は30万〜60万円です。

ただし、これだけでは問い合わせは増えません。次章のページが必要になります。

問い合わせを増やしたいなら足す4ページ

ページなぜ効くか
料金・費用最も見られるページ。ないと問い合わせのハードルが上がる
実績・事例「できる」ことの証明。同じ課題の人が自分を重ねる
お客様の声第三者の評価。悩みから始まる構成が効く
よくある質問不安を潰す。検索流入も生む

この4ページが、問い合わせ数を左右します。デザインを磨くより、まずここを埋めてください。

特に料金ページです。「案件によるので書けない」という判断はよく理解できますが、訪問者からすれば、予算に合うか分からない相手に連絡するのは負担が大きいものです。

正確な金額でなくても構いません。「一般的なケースで◯万円〜◯万円」「実際の事例を3件、条件と金額つきで」という書き方で十分機能します。

目的別に足すページ

目的足すページ
採用したい採用情報、社員紹介、募集要項
地域から集客したい対応エリア、アクセス
専門性を示したいコラム・ブログ、技術情報
信頼を高めたい代表挨拶、沿革、企業理念
複数サービスがあるサービスごとの個別ページ
問い合わせ前の不安が大きいご依頼の流れ、初めての方へ

目的を1つに絞ってから足してください。「問い合わせも採用もブランディングも」と全部を狙うと、どれも中途半端になります。

採用が目的なら採用サイトに必要なコンテンツと構成、業種特有の要件がある場合は業種別のサイト設計もご覧ください。

各ページに何を書くか

トップページ

役割は「振り分け」です。すべてを説明する場所ではありません。

  • 何の会社かが5秒で分かる(抽象的なキャッチコピーだけにしない)
  • 誰向けかが分かる
  • 各ページへの導線
  • 問い合わせへの導線(スマートフォンでは固定表示)

よくある失敗は、詩的なキャッチコピーが大きく置かれ、事業内容が下までスクロールしないと分からない構成です。その時点で離脱されます。

事業内容・サービス

サービスが複数あるなら、1ページにまとめず、サービスごとに分けてください。

まとめると、検索で拾える言葉が減り、読者も自分に関係する部分を探しにくくなります。1ページに書く内容は次のとおりです。

  • どんな人の、どんな困りごとを解決するか
  • 具体的な内容と、進め方
  • 料金の目安
  • 向かないケース(あると信頼される)
  • そのサービスに関するよくある質問

会社概要

意外に見られるページです。取引先が与信を確認する、求職者が実在性を確かめるために開かれます。

載せるもの備考
会社名・所在地・電話番号これがないと問い合わせは激減する
代表者名顔写真もあると信頼性が上がる
設立年・資本金与信の判断材料
従業員数規模感が伝わる
事業内容登記上の記載に沿って
許認可・資格建設業許可、士業の登録番号など
取引先・取引銀行BtoBでは効く(掲載可否は確認して)

実績・事例

写真を並べるだけにしないでください。読み手が知りたいのは「何を作ったか」より「どんな課題をどう解決したか」です。

1件につき、課題・実施内容・結果の3点を書いてください。数字があれば入れます。これは競合が簡単に真似できない情報です。

件数が増える見込みがあるなら、自社で追加できる仕組みにしておいてください。都度依頼だと更新が止まります。

お問い合わせ

入力項目は名前・連絡先・用件の3〜5個に絞ってください。項目が増えるほど送信率は下がります。

あわせて、送信後に何が起きるかを書いてください。「2営業日以内に担当者よりご連絡します」の一文があるだけで、送信のハードルが下がります。詳しくは問い合わせフォームの改善をご覧ください。

ページ数と費用の関係

構成ページ数費用の目安
必須6ページのみ630万〜60万円
+問い合わせ増加の4ページ1050万〜100万円
+サービス個別・採用15〜20100万〜200万円

ここで重要なのは、費用を決めるのはページ数ではなく「型の数」だということです。

実績を30件載せても、型が同じなら1ページ分の工数です。一方、会社概要・サービス・料金・採用はそれぞれ別の型なので、1ページずつ工数が発生します。

見積もりを取るときは「トップ+型違い6種類+実績一覧30件」と伝えてください。精度が大きく上がります。詳しくは制作費用の相場相見積もりの取り方をご覧ください。

作らなくていいページ

ページ理由
更新しないブログ最終更新が2年前だと、かえって印象が悪い
凝ったサイトマップページ訪問者はほとんど使わない
リンク集現在はほぼ意味がない
Flash的な演出のみのページ読み込みが遅くなるだけ
中身のない「企業理念」抽象的な言葉だけなら、ないほうがよい

1行目が重要です。ブログは、続けられるなら強力な資産になります。しかし止まったブログは「活動していない会社」という印象を与えます。月1本でも続けられないなら、最初から作らないほうが安全です。

よくある質問

Q. 何ページから始めるのがよいですか?

必須6ページ+料金+実績の8ページを目安にしてください。全部揃えてから公開しようとすると、公開日が来ません。足りないページは後から追加できます。

Q. プライバシーポリシーは必ず必要ですか?

フォームで個人情報を受け取るなら必要です。アクセス解析を使う場合も、その旨を記載しておくのが一般的です。内容はプライバシーポリシーとCookie対応の実務で解説しています。

Q. 料金を書くと問い合わせが減りませんか?

減るのは予算の合わない問い合わせです。対応工数が下がるという意味では、むしろ利益に貢献します。本当に見込みのある人は、料金が分かるほうが連絡しやすくなります。

Q. お客様の声をもらえません

納品直後、満足度が高いタイミングで依頼してください。「依頼前の悩み」「決め手」「依頼後の変化」の3問だけで十分な内容になります。掲載可否と社名の表示範囲は必ず確認してください。

まとめ

  • 必須はトップ・事業内容・会社概要・問い合わせ・プライバシーポリシー・お知らせの6つ
  • 問い合わせを増やすなら料金・実績・お客様の声・FAQを足す
  • 料金ページが最も効く。幅や実例でよいので載せる
  • サービスが複数あるなら1ページにまとめない
  • 費用を決めるのはページ数ではなく「型の数」
  • 続けられないブログは作らない

各ページの原稿の書き方は原稿・写真素材の準備にまとめています。

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