接骨院・整体院・鍼灸院のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
提供する業務と利用条件を整理し、ページ構成・機能・制作費を相談するときの確認事項をまとめます。
接骨院・整体院・鍼灸院は同じ表示ルールで扱わず、提供者の免許と実際に行う業務を先に整理します。
柔道整復、はり・きゅう等の資格を要する業務と、それらとは異なる整体等のサービスは、業務案内や料金の説明を分けてください。
店名だけで担当者の資格や業務を判断せず、民間資格を国家資格のように表示しないようにします。
この記事は施術所等のサイト制作を扱うもので、医科・歯科の病院や診療所の表示ルールをそのまま当てはめるものではありません。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
1. このサイトで何が決まれば成功か
業務と利用条件を確認したうえで、問い合わせや予約の方法を選べることを目指します。
利用前に、提供する業務、担当者、費用、受付時間、所在地を確認できる構成にします。
予約を受け付ける場合は、電話・フォーム・LINEなどから実際に対応できる窓口と回答時間を案内します。
どう検索されるか
ページ名や検索語は、実際の業務と掲載内容を確認してから選びます。
症状名の掲載やページの本数だけで、検索順位や予約の増加を保証しないようにします。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
ページ構成とURLの案です。
URLは構成を考えるための例です。業務区分と掲載できる内容に合わせてページを選び、すべて作ることを前提にしないでください。
既存ページがある場合は内容と目的を確認し、この表だけを理由にURLを変えずに制作の見積もり範囲と照らし合わせてください。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | 業務・利用条件・受付時間・連絡先 |
| /services/ | 業務案内(構成を確認) | 症状名の一律採用を避け、実業務と掲載内容で判断 |
| /services/example/ | 個別案内(業務・表示で判断) | 施術所が確認した内容・費用・条件を案内 |
| /menu/ | 業務・料金と利用条件 | 療養費と自費を業務別に分け、必要な条件を案内 |
| /staff/ | 担当者紹介 | 資格の正式名称と担当業務を正確に記載 |
| /first-visit/ | 初めて利用する方へ | 受付から利用までの流れ、持参物、予約・取消方法を案内 |
| /accident/ | 交通事故への対応案内 | 実際の受付範囲・確認先・費用を案内する場合に判断 |
| /access/ | アクセス | 所在地・来所方法・駐車場の利用条件 |
| /blog/ | ブログ | 実業務と表示内容を確認して利用案内等を更新 |
ここが分かれ目
症状名のページを全業態に共通する必須ページとはせず、提供する業務の区分と掲載できる表現を確認してから構成を決めます。
厚生労働省のあはき・柔整広告ガイドラインは、資格を要する業務とは異なる行為について、痛み症状等への施術を広告やサイトで表現すべきでないとしています(Ⅶ3(6))。
共通の入口としては、実際の業務案内、受付時間、所在地、費用、初回の利用手順など、利用者が条件を確認できる情報を優先します。
3. 必要な機能
表の機能は一律の必須・推奨ではなく、業務と受付方法、掲載内容の確認に応じて選びます。
予約への連絡がどこに届くか、誰が確認し、どの時間帯に回答できるかを制作前に決めます。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| LINE予約 | 受付方法で判断 | 対応時間・情報管理・利用条件と費用を確認 |
| 電話発信ボタン | 電話受付時に判断 | 受付時間を示し、スマートフォンの操作を確認 |
| 営業時間表 | 基本情報 | 営業と受付の時間、休業日、予約の条件を案内 |
| 業務・利用条件の案内 | 内容を確認 | 症状名のページを全業態の必須にしない |
| 患者様の声 | 掲載を先に確認 | 広告の区分と内容を確認し、一律には勧めない |
| 初回限定クーポン | 条件を確認 | 提供する場合のみ対象・期間・総費用・条件を案内 |
患者の声は標準機能として勧めず、広告に当たる体験談は広告可能事項に含まれないことを確認します(指針Ⅱ6(3))。
広告に当たらないサイトでも、有利な感想の選別や謝礼による誘導、効果の強調を避けるようにします(Ⅵ4)。
代わりに、初回の流れ、連絡方法、費用など、利用前に条件を確かめられる案内を用意できます。
厚生労働省の療養費案内を参考に、柔道整復とはり・きゅうの条件を分けて整理します。
柔道整復の単なる肩こり・筋肉疲労は保険の対象外で、骨折・脱臼には緊急の場合を除き医師の同意が必要です。
はり・きゅうは対象疾患等の条件があり、あらかじめ医師の同意書または診断書が必要です。
同じ負傷や対象疾患について医療機関で治療中の場合などの条件も確認し、症状名だけで個別の給付可否を決めないようにします。
自費施術は内容・通常必要な費用・主なリスクや副作用・問い合わせ先を、利用者が見つけやすい位置と文字で示します(指針Ⅵ3)。
回数券等を販売する場合は、商品と契約条件も分かるようにします。
施術の回数や期間は施術所が確認した説明を使い、制作側で効果や必要回数を作らないようにします。
クーポン等を掲載する場合も、対象・期間・総費用・追加費用と条件を確認し、安さや早急な利用を過度に強調しないようにします。
交通事故への対応を案内する場合は、実際の受付範囲と確認先、費用を整理し、補償・療養費の支給や施術効果を保証しないようにします。
施術内容と予約条件を、施設ごとの運営に合わせて書く
制作会社に渡す原稿は、下の項目を埋めながら整理できます。実際に提供する内容と、問い合わせ後に個別確認する内容を分け、受付担当が同じ説明をできる形にそろえます。
表が収まらない場合は横にスクロールできます。
| 整理する項目 | 原稿・仕様に記入する内容 |
|---|---|
| サービス | 実際に提供する施術と担当者の資格・役割 |
| 料金 | 対象メニュー、所要時間、追加料金の条件 |
| 初回 | 相談・説明・施術等の流れ、持参物、受付方法 |
| 継続 | 次回の予約、担当変更、取消・連絡の方法 |
受付と更新を担当者が続けられる形にする
接骨院・整体院・鍼灸院を同じ制度や提供内容として説明しない構成にします。来院前の案内は担当者が確認し、写真や体験談から効果を断定するのではなく、利用条件と相談先を伝える原稿にします。
4. 見た目・レイアウトの方向性
最初の画面から、業務と利用条件、受付時間、所在地や連絡先に進める構成にします。
症状名の一覧や施術者の写真を一律に優先せず、提供する業務と表示の区分を確認して配置します。
写真は権利と掲載許可を確認し、利用者の顔、診療・施術記録など、公開対象以外の写り込みを除きます。
スマートフォンで文字、料金表、連絡先を確認できるか点検します。
制作の見積もりは、原稿・写真の準備、表示内容の確認、予約の受付方法と更新担当までそろえて比較します。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
制作前に、次の情報不足や表示・運用の不明点を確認してください。
- 提供者の免許と担当業務、併設するサービスの区分が分からない
- 症状ページや患者の声を、掲載内容と広告の区分を確認せず採用している
- 業務別の療養費・自費の条件と確認先が分からない
- 費用やリスク、回数券等の契約条件を見つけにくい
- 予約窓口の受付・回答時間と担当者が決まっていない
- 写真の権利・掲載許可と個人情報の写り込みを確認していない
法令上の注意
あはき師法・柔整師法の広告可能事項には制限があり、通常のサイトと広告に当たる表示を分けて確認します。
指針Ⅵでは、利用者が自ら検索する通常サイトは原則として法の広告規制の対象外としつつ、広告と一体のリンク先やSNS等は誘引性・特定性・認知性の要件で扱いを判断しています。
広告外サイトへの自主的な取組を促す指針と、法定の広告制限は区別し、関連法令も確認します。
単語だけで許容・禁止を決めず、実業務、資格業務や医療との誤認、効果の保証・誇張、掲載媒体を確認します。
掲載同意や制作会社への相談だけで可否を確定せず、疑義がある原稿は厚生労働省の案内を参考に施術所所在地を管轄する自治体の窓口へ確認してください。
6. 費用の目安
| 基本情報と原稿の整理 | 業務・資格・費用・利用条件を確認する担当とページ範囲 |
|---|---|
| 構成・写真・受付機能 | 掲載許可・表示内容の確認と予約窓口の設定・操作確認 |
| 公開後の更新・運用 | 保守、更新代行、外部サービスの利用条件・費用・担当 |
制作費と、サーバー・保守・更新代行・予約サービス等の継続費用を分けて比較します。
MEO等の外部サービスを依頼する場合は、業務・表示内容の確認を含む作業範囲、費用、更新担当を見積もりで確認します。
LINEやMEOを一律に必須とせず、受付運用に合う方法を選び、未確認の利用比率や集客効果を判断材料にしないようにします。
ページ数、原稿・写真の担当、機能と外部サービス、公開後の更新や保守をそろえて見積もりを比較します。
追加作業、利用条件の変更、停止・移行の対応も確認してください。
制作会社の対応範囲を確認する
医療機関向けの制作会社一覧は、相談先や対応範囲を調べる参考にできます。
施術所等の制作・表示確認への対応は各社に確認し、病院・診療所と同じ表示ルールで扱わないようにします。
この記事を書いた会社
接骨院・整体院・鍼灸院のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- 約60件ホームページ制作実績
- 約53サイトSWELL構築実績
- 単一の自社メディアで月間30万PVを達成した過去の実績(現在の月間PVではありません)
- 技術メディアWAZAでWordPressの実装・運用方法を公開
- ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」技術顧問
制作・構築の件数は非公開案件を含む概数です。
上記は当社公式サイトと会社紹介の2026年10月8日時点の記載に基づきます。
業務・利用条件の案内、受付時間表や連絡先はWordPressで構築できます。
予約の受付や情報管理は実際の運用に合わせ、掲載内容の確認を施術所側が行う手順も制作範囲に含めて相談します。
公開後に、業務・料金・受付時間・資格・予約方法を確認し更新する担当者を決めます。
自社更新と代行の範囲、原稿の承認、外部サービスの保守・費用を確認します。
ご相談いただける内容の例です。
- この記事のページ構成を、自院の業務と受付方法に合わせる見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
当社では相談・見積もりを無料で受け付けています。
当社の相談ページでは、企業サイトの新規制作・全面リニューアルは55万円(税込)からを基準として案内しています。
これは業界全体の相場やすべての施術所に適用する固定価格ではなく、内容に応じた個別見積もりとなります。
制作範囲・費用と公開後の運用をそろえ、他社の提案も同じ条件で比較してください。
医療機関のデザイン例は、クリニック・医療機関のウェブサイトデザインでも確認できます。
見た目の参考として扱い、病院・診療所の症状説明や表示を施術所へそのまま転用しないようにします。
店舗の構成を比較する参考として、スポーツ・ジムのウェブサイトデザインも確認できます。
掲載時点と現在の対応範囲は各社公式情報で確認し、業態に応じて表示内容を判断してください。
関連する業態のガイド
次の関連記事は医療機関等を含む別の業態のガイドで、それぞれの制度と表示ルールを分けて参考にしてください。

