美容クリニック・美容皮膚科のホームページは、施術の内容、費用、主なリスクや副作用を確認したうえで、相談の予約へ進める構成にします。メニューを多く並べることや、予約ボタンを目立たせることだけで設計を終えないでください。
この記事では、施術ページの項目、料金表との整合、構成図、予約の運用、広告確認と発注範囲を扱います。医療広告ガイドラインの記事と合わせて、医院の医師・確認担当者が原稿を点検できる形にします。
予約の前に、施術を比較できる情報を用意する
美容医療には、施術名から調べる人だけでなく、悩み、医院名、医師名、料金や通院条件から調べる人もいます。実際に提供する診療を一覧にし、「悩みから探す入口」と「施術の詳しい説明」を対応させます。地域名や機器名だけを変えた類似ページを増やす必要はありません。
1施術1ページは構成の選択肢です。独立した説明・費用・リスク・予約条件がある施術は分け、内容がほぼ同じものは同じページ内で違いを説明します。保険診療を併設する場合は、自由診療との区別と受付方法も示してください。
施術ページは、効果だけでなく受ける条件まで整理する
次は原稿を集めるための確認表です。具体的な治療内容や適応は医師が記入し、制作担当が推測して埋めないでください。
| 項目 | 医院が用意する情報 | 表示・確認のポイント |
|---|---|---|
| 施術の説明 | 目的、方法、使用する医薬品・機器 | 商品名だけにせず内容を説明。効果を保証しない |
| 対象・相談条件 | 適応を判断する方法、受けられない場合等 | 予約だけで施術の適否が確定するように見せない |
| 回数・期間 | 通常の回数・間隔・期間の目安と個人差 | 1回の費用と一連の治療費を取り違えない |
| 費用 | 通常必要な費用、回数・部位・追加料金 | 麻酔、薬、診察等が含まれるかを明記 |
| リスク・副作用 | 医師が確認した主なリスクと副作用 | 利点と離れた場所や読めない小文字へ追いやらない |
| 経過・相談 | 術後の注意、連絡方法、対応できる時間 | 通常の予約と施術後の連絡先を区別 |
| 未承認等の情報 | 承認状況、入手経路等の必要事項 | 該当する場合は追加の確認・表示を行う |
患者が自ら求めるサイト等で広告可能事項を超える情報を掲載するには、限定解除の要件を確認する必要があります。自由診療では通常必要な治療内容・費用と、主なリスク・副作用等の情報を用意し、問い合わせ先も示します。未承認の医薬品・医療機器等では追加事項の確認が必要です。厚生労働省の医療広告等ガイドラインを参照してください。情報を揃えても、虚偽や比較優良広告等が許されるわけではありません。
施術ページと予約ページの表示を同時に確認する
制作会社に渡す原稿は、下の項目を埋めながら整理できます。実際に提供する内容と、問い合わせ後に個別確認する内容を分け、受付担当が同じ説明をできる形にそろえます。
表が収まらない場合は横にスクロールできます。
| 整理する項目 | 原稿・仕様に記入する内容 |
|---|---|
| 施術の説明 | 対象、内容、費用等の説明を確認する担当医 |
| 料金 | 範囲、回数、条件、診察・麻酔等の追加項目 |
| 予約 | 相談のみか施術希望か、担当・院・メニューの選択 |
| 更新 | 料金表、キャンペーン、予約サービス、広告の反映先 |
受付と更新を担当者が続けられる形にする
価格を変更するときは、本文だけでなく画像・PDF・予約サービス・広告の表記を照合します。施術説明と予約条件が別々に更新される状態を避け、原稿の承認者と適用開始日を一覧で管理します。
全体のページ構成と料金表のつなぎ方
URLは設計例です。既存のページは役割と内容を確認し、同じ説明が別ページに重複する場合は、どこを最新情報の管理元にするかを決めます。
| URLの例 | ページ | 役割 |
|---|---|---|
| / | トップ | 医院・診療の概要、施術案内、初めての方、予約への入口 |
| /treatments/ | 施術一覧 | 実施する施術を、悩みや目的から選べる一覧 |
| /treatments/example/ | 個別の施術 | 内容、費用、主なリスク・副作用、相談条件 |
| /price/ | 料金表 | 各施術の説明へリンクし、回数・範囲・追加料金を示す |
| /doctor/ | 医師紹介 | 正式な資格と経歴、診療方針、担当する診療 |
| /first/ | 初めての方へ | 相談の流れ、予約、所要時間の扱い、持ち物、支払方法 |
| /access/ | アクセス | 所在地、入口、診療・受付時間、休診 |
| /reserve/ | 相談の予約 | 対象、受付方法、確定の条件、変更・キャンセル |
| /case/ | 症例紹介 | 掲載する場合だけ。写真ごとの説明・許諾・広告確認 |
料金表と施術ページを別々に手入力すると、価格改定後に金額がずれることがあります。同じ項目を共通管理するか、改定時に両方を確認する手順を作ります。「○円〜」なら、何によって金額が増えるかと通常必要な費用を示してください。
モニター条件や分割払いを扱う場合は、対象、写真等の利用範囲、追加費用、支払総額、契約条件を担当者が確認します。安さや期限を強調して施術を急がせる構成にはしません。消費者庁も、薬等の説明、リスク、ほかの選択肢、今すぐ必要かの確認を案内しています。美容医療を受ける前の確認事項を、初めての方の案内の参考にできます。
トップページの構成例
施術の入口から説明・料金へ進み、相談の予約方法を確認する配置例です。
図は施術の入口を配置する例です。各カードは、実際の施術名と説明ページへつなぎます。院内の写真や医師の情報、受付方法も含め、医療機関の案内であることを伝えます。トップの見た目だけ、または個別ページだけへ予算を偏らせず、医院の情報から詳細・料金・予約まで続けて確認できるかを見ます。
背景の写真で文字が読みにくくならないこと、細い英語だけでメニューを示さないこと、スマホの追従予約ボタンがリスク説明を隠さないことを確認します。撮影・画像調整では、治療効果を誤認させる加工をしないルールを共有してください。
症例写真・体験談・広告は別々に点検する
症例ギャラリーは、すべての医院に必要な機能ではありません。掲載する場合は、症例ごとの内容を医師が確認し、許諾の記録、説明の配置、広告可能な条件を管理できることが前提です。
| 確認対象 | 公開前に確認すること |
|---|---|
| 術前・術後の写真 | 通常必要な治療内容・費用、主なリスク・副作用等の詳細な説明を写真と分かる形で掲載。別リンクだけにしない |
| 症例の編集 | 撮影条件・掲載範囲を確認し、効果を誤認させる加工や説明を避ける |
| 患者の体験談 | 主観に基づく治療の内容・効果の体験談を医院の広告に掲載しない |
| 資格・実績の表現 | 正式名称、確認日、数え方等を確認。「No.1」「最良」等を使わない |
| SNS・広告・LP | 公式サイトと同じ表示をそのまま流用できると考えず、媒体ごとに条件を確認 |
写真に説明を付ければ無条件に掲載できるわけではありません。限定解除等の条件と誤認の有無を合わせて確認します。患者の掲載同意も、広告規制への適合とは別の確認です。厚生労働省の事例解説書(第6版)とQ&Aを原稿・写真・媒体の点検に使ってください。
予約と問い合わせは、受け付けられる範囲を明示する
Web予約、電話、LINE等から、院内で対応できる方法を選びます。LINEを一律の推奨機能にしたり、問い合わせフォームを医学的な診断に使ったりする設計にはしません。
| 場面 | 決めておくこと |
|---|---|
| 相談の申請 | 入力の目的、必須項目、希望日時、対象の院・診療 |
| 予約の確定 | 即時確定か医院の確認後か。確定通知の方法 |
| 変更・取り消し | 窓口、期限、費用の有無、受付時間 |
| 通知の不達 | 連絡先、確認方法、返信までの扱い |
| 個人情報 | 写真や病歴等を集める必要性、同意・利用目的、保存先と閲覧権限 |
| 施術後の相談 | 通常の新規予約と分けた連絡方法、対応時間 |
患者の病歴等は要配慮個人情報に当たり、取得等には原則として本人同意が必要です。予約のために不要な情報まで自由記述で集めず、実際の運用に合わせます。医療・介護分野の個人情報ガイダンスを、医院と外部サービスの担当者で確認してください。
費用を比較するための発注メモ
全国共通の美容クリニック向け相場は、このサイトでは測定していません。施術原稿の件数、医師の確認、写真、料金の共通管理、予約連携、広告用LPを分けて見積もります。広告運用費や媒体へ支払う広告費も、サイト制作費と別に管理します。
次は発注準備用のひな型です。実際の医院の条件を記入します。初回の制作相談には患者を特定できる情報を送らず、公開予定の原稿や必要な機能を共有してください。施術内容・効果の説明は、医師が確認した公開用原稿として取り扱います。
■ 美容クリニックのサイト発注メモ 制作する基本ページ・施術原稿の件数:__ 施術内容・費用・リスクの確認者:__ 料金表の管理元と改定時の確認先:__ 使用する写真・撮影・掲載許諾の担当:__ 予約方法/申請と確定/変更の受付:__ 外部サービスと連携する範囲:__ 症例・SNS・広告・LPの対象と確認担当:__ 初期費用・利用料・継続支援の範囲:__ 公開前の検収項目/希望時期:__
MOTOKIの新規サイト制作の掲載価格は550,000円〜(税込)です。美容医療向け定額パックの価格ではありません。施術原稿・撮影・外部サービス連携・広告確認の担当範囲を含め、個別に確認します。既存サイトの見直しはページ構成と見積もりの相談へ、公開URLと必要な作業をお知らせください。
公開後は、料金と説明の更新を追えるようにする
施術の新設・終了、料金や機器の変更、医師の異動があったら、施術ページ、料金表、予約メニュー、SNS・広告で関連する情報を確認します。更新担当と医師の承認日を記録し、旧案内を残さない手順にします。閲覧数と予約クリック、確定予約、来院の数字は分けて扱い、集患や順位を保証する説明はしません。
- クリニック・医療機関の制作会社一覧:候補のサービスと担当範囲を確認する。
- クリニックのWebデザイン事例:医療情報の配置を比較する。
- 一般のクリニックのサイト設計:診療時間、受付、院内更新の基本を確認する。
公式資料の確認日:2026年10月3日。診療内容、費用、掲載写真、媒体、制度の変更時に再確認してください。
よくある質問:美容クリニック・美容皮膚科のホームページを作るとき
美容クリニックのホームページは、どんな構成にしますか?
施術の内容、費用、主なリスクや副作用を確認したうえで、相談の予約へ進める構成にします。メニューを多く並べることや、予約ボタンを目立たせることだけで設計を終えないよう注意しています。
施術ごとに、1ページずつ作る必要がありますか?
必要とは限りません。1施術1ページは構成の選択肢で、独立した説明・費用・リスク・予約条件がある施術は分け、内容がほぼ同じものは同じページ内で違いを説明します。地域名や機器名だけを変えた類似ページを増やす必要はありません。
施術ページには、何を載せますか?
施術の説明、対象・相談条件、回数・期間、費用、リスク・副作用、経過・相談、未承認等の情報(該当する場合)を、医院が用意して確認します。具体的な治療内容や適応は医師が記入し、制作担当が推測して埋めないでください。リスク・副作用は、利点と離れた場所や読めない小文字へ追いやらないようにします。
料金表と施術ページの金額がずれないようにするには?
料金表と施術ページを別々に手入力すると、価格改定後に金額がずれることがあるため、同じ項目を共通管理するか、改定時に両方を確認する手順を作ります。「○円〜」なら、何によって金額が増えるかと通常必要な費用を示します。
モニターや分割払いを扱うときの注意点は?
対象、写真等の利用範囲、追加費用、支払総額、契約条件を担当者が確認します。安さや期限を強調して施術を急がせる構成にはしません。消費者庁も、薬等の説明、リスク、ほかの選択肢、今すぐ必要かの確認を案内しているとされています。
症例写真や体験談は、載せてよいですか?
写真と体験談は分けて確認します。症例写真は、掲載許諾に加え、治療内容・費用・主なリスク等の説明と広告上の条件を点検します。一方、患者の主観による治療内容・効果の体験談は、医院の広告には掲載できません。直筆アンケートを画像やPDFにして転載する場合も対象です。本文で紹介した厚生労働省の事例解説書を使い、医師と確認担当者が原稿・写真・掲載媒体を確認してください。
予約や問い合わせは、どう設計しますか?
Web予約、電話、LINE等から、院内で対応できる方法を選びます。LINEを一律の推奨機能にしたり、問い合わせフォームを医学的な診断に使ったりする設計にはしません。相談の申請、予約の確定(即時確定か医院の確認後か)、変更・取り消し、通知の不達、個人情報、施術後の相談について、決めておくことが一覧にされています。
予約フォームで、病歴などを集めてもよいですか?
患者の病歴等は要配慮個人情報に当たり、取得等には原則として本人同意が必要です。予約のために不要な情報まで自由記述で集めず、実際の運用に合わせます。医療・介護分野の個人情報ガイダンスを、医院と外部サービスの担当者で確認します。
制作費の相場は、載っていますか?
全国共通の美容クリニック向け相場は、このサイトでは測定していません。施術原稿の件数、医師の確認、写真、料金の共通管理、予約連携、広告用LPを分けて見積もり、広告運用費や媒体へ支払う広告費も制作費と別に管理します。なお、MOTOKIの新規サイト制作の掲載価格は550,000円〜(税込)で、美容医療向け定額パックの価格ではないとされています。最新の料金は公式で確認してください。
公開後は、何を更新しますか?
施術の新設・終了、料金や機器の変更、医師の異動があったら、施術ページ、料金表、予約メニュー、SNS・広告で関連する情報を確認します。更新担当と医師の承認日を記録し、旧案内を残さない手順にします。

