探偵事務所・興信所のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
どんなページをどの並びで用意し、どんな機能を入れ、どんな見た目にすればよいのかを、制作会社に相談する前に把握できるようにまとめました。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
1. このサイトで何が決まれば成功か
無料相談の申し込みです。
この業種のサイトには、法令上の必須要素があります。
改正探偵業法により、届出をしたことを示す標識を、営業所への掲示に加えてウェブサイト上にも掲示することが求められます。
つまりサイトが法令対応そのものです。
そのうえで、依頼者は高額請求への警戒が強いため、料金体系の明示が受注を左右します。
どう検索されるか
「浮気調査 費用」「地域名+探偵」「素行調査 相場」。
料金相場を調べる人が圧倒的に多く、時間単価と総額の目安を示すページが効きます。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
探偵事務所・興信所のホームページに必要なページと、そのURLの案です。
見積もりを見るときは、この表と照らして「足りないページがないか」を確認してください。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | 調査内容・料金・無料相談・届出番号 |
| /service/ | 調査内容(一覧) | 浮気・素行・人探し・企業調査・盗聴発見 |
| /service/uwaki/ | 調査内容(個別) | 1種類1ページ。調査方法と料金 |
| /price/ | 料金 | 時間単価・パック料金・実費。追加費用の条件も |
| /flow/ | ご依頼の流れ | 相談・見積り・契約・調査・報告書 |
| /report/ | 報告書について | サンプル。裁判で使えるかは重要な判断材料 |
| /soudan/ | 無料相談 | 相談方法・秘密保持 |
| /faq/ | よくある質問 | 分割払い・調査が失敗したら・証拠の使い道 |
| /company/ | 会社概要 | 探偵業の標識をここに掲示する |
| /contact/ | お問い合わせ | 電話・メール・LINE |
ここが分かれ目
探偵業の標識をウェブサイトに掲示してください。
標識には、届出書を提出した公安委員会・受理番号・提出年月日・商号または氏名・営業所の名称と所在地などを記載します。
会社概要ページに置くのが一般的です。
これは法令上の要請であり、同時に「届出をしている正規の事業者だ」という証明にもなります。
3. 必要な機能
「必須」は、無いと集客の仕組みが成立しないものです。
「推奨」は費用対効果が高いもの、「任意」は事業の形によるものです。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 探偵業の標識の掲示 | 必須 | 法令上の要請。会社概要ページ等に |
| 料金体系の明示 | 必須 | 時間単価・パック・実費を分けて |
| 追加費用の条件 | 必須 | 延長・複数調査員・機材 |
| 報告書のサンプル | 推奨 | 個人情報を伏せた形で。品質の証明になる |
| 無料相談フォーム | 必須 | メール・LINEなど電話以外の窓口も |
| 秘密保持の説明 | 必須 | 依頼していること自体を知られたくない人が多い |
| 契約書面の説明 | 推奨 | 探偵業法上、契約前の書面交付が必要 |
4. 見た目・レイアウトの方向性
料金の表を早い位置に出します。この業種は価格で比較されるので隠さないほうが有利です。
落ち着いた配色にし、煽る表現は避けてください。
この業種は不安を煽る広告が多く、かえって警戒されます。
料金表を早い位置に出し、届出番号を明示することが最大の信頼材料です。
相談窓口は電話以外も用意してください。
家族に知られたくない人が多く、電話をかけられない事情があります。
ここまでの構成で見積もりを取ると、同じ内容でも会社によって金額が大きく違います。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
探偵事務所・興信所のホームページで、実際に起きやすい失敗です。
- 探偵業の標識をウェブサイトに掲示していない
- 料金が「調査内容により異なります」だけ
- 追加費用の条件を書いていない
- 不安を煽る表現ばかりで、かえって不信を招く
- 相談窓口が電話のみ
法令上の注意
探偵業の業務の適正化に関する法律の改正により、探偵業者は届出をしたことを示す標識を営業所に掲示するとともに、ウェブサイト上にも掲示することが求められます(事業規模が著しく小さい場合など、内閣府令で定める場合を除く)。
標識には、届出書を提出した公安委員会・届出書の受理番号・提出年月日・商号または氏名・営業所の名称と所在地・営業所の種別・広告宣伝に使用する名称を記載します。
また、契約前の重要事項説明と書面交付が義務づけられています。
6. 費用の目安
| 25〜60万円 | 10ページ程度。料金表と相談フォーム |
|---|---|
| 60〜120万円 | オリジナルデザイン。調査種別ページを作り込む |
| 120万円〜 | 上記+地域別ページ・広告運用 |
リスティング広告の単価が非常に高い分野です。
広告に頼る前に、料金の透明性と届出番号の明示で、検索からの信頼を取る設計を優先してください。
金額は制作会社や地域によって幅があります。
同じ内容でも見積もりが2倍違うことは珍しくないので、必ず複数社から取ってください。
この記事を書いた会社
探偵事務所・興信所のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- ホームページ制作実績 54件
- WordPressテーマ「SWELL」での構築 48サイト
- 自社メディアを月間30万PV規模で運営
- WordPressの技術記事を331本公開
- ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」技術顧問
この記事で「必須」とした機能——探偵業の標識の掲示、料金体系の明示、追加費用の条件、無料相談フォーム——は、いずれもWordPressで実装できます。
とくに、公開後にご自身で更新できる状態にしておくことを重視しています。
更新のたびに制作会社へ依頼が必要なサイトは、結局のところ更新が止まるためです。
次のようなご相談をいただいています。
- この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
相談は無料です。
他社からも相見積もりを取ったうえでご判断ください。
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