弁理士・特許事務所のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
取扱業務と対応分野、相談・手続きの流れ、費用の条件を整理し、制作会社に相談する前に用意するページと機能をまとめます。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
1. このサイトで何が決まれば成功か
相談できる業務と費用・手続きの条件を確認し、事務所へ連絡できることを目指します。
特許・実用新案・意匠・商標など、事務所が実際に扱う業務と相談者の目的に合わせて入口を用意します。
日本弁理士会の業務の説明では、出願等の手続きの代理や相談に加え、裁判での役割も区別されています。
特定侵害訴訟の代理には付記や弁護士との共同受任などの条件があるため、「訴訟もすべて対応」と一括して示さず、実際の資格と受任範囲を確認します。
ページ名を決めるときの例
「商標登録 費用」「特許 出願 流れ」「地域名+弁理士」などは、説明するページを考える際の例です。
検索需要や相談者の構成は別途確認し、権利の種類、対応分野と地域、相談内容を基に設計します。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
ページ構成とURLの案です。
実際の業務と受付方法に合わせて選び、原稿の準備・確認担当と制作の見積もり範囲を照らし合わせます。
既存ページのURLをこの表だけを理由に変更する必要はありません。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | 取扱業務・対応分野・費用案内・相談先 |
| /service/ | 取扱業務(一覧) | 実際に扱う権利・手続きと、審判・訴訟等の対応条件 |
| /service/trademark/ | 取扱業務(個別) | 商標・特許等の相談目的、対象業務と依頼の進め方 |
| /field/ | 対応技術分野 | 機械・電気・情報・化学等の対応範囲と担当者の経歴 |
| /price/ | 費用 | 事務所報酬と特許庁の手数料等、税・実費・追加作業の条件 |
| /flow/ | 手続きの流れ | 権利別の相談・出願・審査等の段階と、登録後の維持管理 |
| /benrishi/ | 弁理士紹介 | 確認した登録情報、経歴・対応分野と資格の範囲 |
| /case/ | 取扱実績 | 公開できる範囲、対象期間と件数の数え方 |
| /faq/ | よくある質問 | 出願、拒絶理由への対応、外国出願等の相談先と次の手順 |
| /contact/ | 相談の案内 | 実際の受付先、相談料、連絡方法と情報の取り扱い |
| /blog/ | お役立ち情報 | 根拠資料・確認日・更新担当を示した制度の解説 |
報酬と手数料、追加作業の条件を分ける
日本弁理士会の費用の説明では、会の報酬表は2001年に廃止され、報酬は各事務所で定めて依頼者と合意するものとされています。
事務所の報酬と、特許庁へ納める出願料・審査請求料・登録料等、外国代理人の費用などを分けて案内します。
特許庁の手続料金表を確認し、権利の種類、区分・請求項等の条件と、どの段階の料金を含むかを示します。
一律に「印紙代」とせず、税込・税別、実費、追加対応、見積もりの対象範囲を整理します。
3. 必要な機能
基本の案内と、業務・運用に応じて選ぶ機能を分けます。
新しいフォームや外部サービスを追加する場合は、受付・返信の担当、利用料と相談情報の管理方法を確認します。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 権利種別ごとの案内 | 対象業務に応じて | 実際に扱う特許・商標・意匠等の相談目的と依頼の進め方 |
| 費用の内訳 | 基本の案内 | 報酬・特許庁の手数料等、税・実費・追加作業の条件 |
| 対応技術分野の案内 | 対象業務に応じて | 担当者の経歴と実際に受け付ける技術分野 |
| 弁理士の登録情報 | 基本の案内 | 確認した登録情報・経歴と、資格に応じた業務範囲 |
| 相談の受付方法 | 運用で選択 | 既存フォーム・電話等から選び、相談料と返信方法を案内 |
| 手続きの段階と期間 | 対象業務に応じて | 権利の種類と案件ごとに説明し、登録や時期を一律に保証しない |
| 外国出願への対応 | 対応する場合 | 対象国・制度と、翻訳・現地代理人等の対応範囲と費用 |
| 記事投稿機能 | 運用で選択 | 根拠の確認と公開後の更新を継続できる担当・範囲を決める |
公開前の技術・アイデアを守れる相談導線にする
制作会社に渡す原稿は、下の項目を埋めながら整理できます。実際に提供する内容と、問い合わせ後に個別確認する内容を分け、受付担当が同じ説明をできる形にそろえます。
表が収まらない場合は横にスクロールできます。
| 整理する項目 | 原稿・仕様に記入する内容 |
|---|---|
| 相談の種類 | 発明・名称・デザインなど、最初に相談したいテーマ |
| 初回受付 | 概要、希望時期、相談方法、連絡先に絞った入力項目 |
| 詳しい説明 | 秘密情報を渡す方法と、相談前に確認する取扱条件 |
| 見積もり | 調査・出願準備・中間対応等、依頼範囲ごとの費用区分 |
受付と更新を担当者が続けられる形にする
相談例や実績を載せる際は、公開済みの情報と依頼者の許可を確認した情報を区別します。公開フォームの入力欄に発明の詳細を求めず、担当者が取扱方法を説明した後に必要な資料を受け取る流れを用意します。
秘密情報を含めない初回相談の記入例
問い合わせ例(架空):「新製品の開発に関連して、知的財産の相談先を探しています。技術分野は機械です。公開予定があるため、相談できる日時、相談料、詳しい資料を渡す方法を先に教えてください。」フォームには発明の仕組みや図面を直接入力せず、概要・希望時期・連絡先を伝える例です。
受付後は、担当者が相談を受けられるかを確認し、相談方法・費用・資料の取り扱いを案内する流れにします。詳しい説明に必要な資料と送信先は個別に指定し、フォームの自動返信だけで受任や期限内の対応が確定したと誤解されない文面にします。
公開や手続きの期限が迫っている相談では、その日時と連絡の緊急性が担当者へ伝わる受付方法を用意します。サイトには、返信の目安と、返信がない場合に確認できる連絡先を実際の運用に合わせて載せます。法的な期限の判断や対応可否は、担当弁理士へ個別に確認する案内にします。
4. 見た目・レイアウトの方向性
取扱業務と対応分野、担当者の経歴、費用と相談の案内を見つけやすい位置に置きます。
顔写真の掲載は公開できる素材と運用に合わせて選び、写真だけで業務範囲や資格の説明に代えないようにします。
日本弁理士会の特許の説明では、出願後に審査請求が必要なことや、拒絶理由への対応と登録までの段階が示されています。
特許の流れを商標等にもそのまま当てはめず、権利の種類と案件に応じた進め方・期間の条件を説明します。
ページ、原稿、写真、相談の受付方法と公開後の更新範囲をそろえると、見積もりを比較しやすくなります。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
公開前は、業務と費用の範囲、相談先、手続きの条件を確認できるかを点検します。
- 取扱業務と対応技術分野、担当者の経歴が分からない
- 報酬と特許庁の手数料等、税・実費・追加対応の条件が分からない
- 商標・特許等の相談目的から必要な案内へ進めない
- 出願・審査・登録等の段階を混同し、結果や時期を保証している
- 実績の公開範囲と根拠、相談情報の取り扱いが分からない
法令上の注意
広告・実績の表現を確認する
日本弁理士会会則第42条は、誇大・虚偽の事項で依頼人を欺くおそれのある方法等による広告を禁止しています。
比較広告がすべて一律に禁止されると説明せず、実績・優位性の根拠を確認し、登録や審査結果を保証する表現を避けます。
費用の表示と受任時の説明
同会則第41条の2では、受任時に報酬とその他の費用を明示し、必要な説明をすることが定められています。
料金ページの掲載だけで個別の説明や合意を終えたことにせず、見積もりと受任の手続きにつなげます。
実績の公開範囲と秘密情報の管理
同会則第46条には、使用人等に秘密を守る義務を遵守させる規定もあります。
取扱実績や相談例は公開できる範囲を事務所で確認し、未公開の発明、依頼者名、資料や連絡情報を載せないようにします。
上記は2026年10月9日に確認した一次資料に基づくサイト制作時の確認事項で、個別の業務・広告・情報管理の運用は事務所の担当弁理士等へ確認してください。
6. 費用を見積もる前に決めること
| 基本の制作範囲 | 権利・業務ごとのページ数、原稿と料金案内の準備・確認担当、更新する内容 |
|---|---|
| 写真・実績と多言語対応 | 公開できる素材・実績の範囲、翻訳と内容確認、言語別の更新担当 |
| 公開後の費用 | サーバー・保守・更新代行・外部サービス等の継続費用 |
サイトの制作費は、ページ数、原稿・写真の準備、相談の受付方法、多言語対応と公開後の更新範囲で変わります。
弁理士への依頼にかかる費用と、ホームページの制作費を分けて比較します。
外国企業への案内や外国出願に対応する場合は、対象言語と業務範囲、翻訳・内容確認と継続更新の担当を決めます。
初期制作費と、サーバー・保守・更新代行・外部サービス等の継続費用を分けます。
複数社へ相談する場合も同じ範囲を伝え、税込総額、追加作業、公開後の引き継ぎと解約・移行時の条件を確認してください。
弁理士・特許事務所のサイトを頼める制作会社を探す
制作会社一覧は、相談先と対応範囲を調べる参考にできます。
現在の実績・料金と、権利別の説明や相談受付の設計に対応するかは、各社の公式情報と見積もりで確認してください。
この記事を書いた会社
弁理士・特許事務所のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- 約60件ホームページ制作実績
- 約53サイトSWELL構築実績
- 単一の自社メディアで月間30万PVを達成した過去の実績(現在の月間PVではありません)
- 技術メディアWAZAでWordPressの実装・運用方法を公開
制作・構築の件数は非公開案件を含む概数です。
上記は当社公式サイトと会社紹介の2026年10月21日時点の記載に基づきます。
権利別の案内、費用の内訳、担当者情報をWordPressで更新できる形を検討します。
外部相談サービス等を利用する場合は、連携の対応範囲と費用を別に相談します。
公開後に、業務範囲、料金の条件、資格・経歴、相談先と根拠資料を確認して更新する担当を決めます。
自社更新と代行の範囲、相談情報の管理場所と権限、保守や外部サービスの費用を相談してください。
ご相談いただける内容の例です。
- この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
当社のウェブ制作の相談・見積もりは無料で受け付けています。
当社の新規サイト制作では、企業サイト・オウンドメディア制作を55万円(税込)からで案内しています。
これは業界共通の相場や、多言語対応・相談受付機能等をすべて含む固定価格ではありません。
ページ数、原稿・写真、受付と運用の範囲に応じて個別に見積もり、他社の提案も同じ範囲と費用条件で比較してください。
士業事務所のサイトの実例をまとめて見たい場合は、士業事務所のウェブサイトデザインをご覧ください。
掲載例の業務・ページ構成を参考にし、実際の制作担当と対応範囲は各社の最新の案内で確認してください。
同じ業種の関連記事
士業(税理士・弁護士など)の他の業種も、同じ形式でまとめています。

