会社のホームページを作りたいけれど、何から始めればよいか分からない方に向けた記事です。
結論は、デザインや制作会社を探す前に、目的・載せる内容・公開後の更新・ドメインとサーバー・予算と時期の5つを自社で決めることです。
この5つが決まっていると、制作会社との最初の相談が具体的になり、見積もりもそろえやすくなります。
決まっていない項目は「未定」のままで構いません。
5つの決め方は、動画でも図を使って説明しています(4分半)。
先に5つを決める理由
制作会社に「とりあえず相談」すると、話が見た目の好みから始まりやすくなります。
見た目は目的と内容が決まってから選ぶものなので、順番が逆になると途中で作り直しが起きます。
下の5つは、制作会社が最初の打ち合わせできまって聞くことでもあります。
| 決めること | 決まっていないと起きること |
|---|---|
| 目的(だれに、何をしてほしいか) | トップページに何を置くか決まらない |
| 載せる内容 | ページ数が決まらず、見積もりが出ない |
| 公開後にだれが更新するか | 更新できない作りになり、毎回制作会社に頼むことになる |
| ドメインとサーバーの名義 | 制作会社を変えるときに引き継げない |
| 予算と時期 | 候補が絞れず、公開が遅れる |
① 目的:だれに、何をしてほしいか
相手と行動を1つずつ書く
目的は「だれに」と「何をしてほしいか」の組み合わせで書きます。
例えば「近隣の工務店の担当者に、見積もりを依頼してほしい」のように、相手と行動を1つずつ決めます。
「会社を知ってもらう」だけでは、ページの作りが決まりません。
目的が複数なら順番をつける
問い合わせと採用のように目的が2つ以上あるときは、優先順位を付けます。
1番の目的がトップページの中心になり、2番以降は専用のページで受けます。
順番を付けないと、トップページに全部を並べることになり、どれも目立たなくなります。
② 載せる内容:基本の情報と、目的に合わせて足す内容
基本の情報
会社概要、事業内容、所在地と連絡先、問い合わせの手段は、どの会社サイトにも必要です。
必要なページの一覧はコーポレートサイトに必要なページ一覧にまとめています。
目的に合わせて足す内容
問い合わせが目的なら、実績や事例、料金の目安、よくある質問を足します。
採用が目的なら、仕事内容、働く人の紹介、募集要項を足します。
手元にある会社案内、提案書、チラシは、そのまま原稿の材料になります。
原稿と写真は発注側が用意することが多いので、原稿・写真素材の準備を先に進めてください。
③ 公開後に、だれが何を更新するか
お知らせ、実績、料金のうち、どれを自社で更新したいかを決めます。
ここが決まっていないと、見た目は良くても自社で更新できない作りになることがあります。
更新したい項目と担当者を伝えると、制作会社はその部分を自社で触れるように作ります。
社内の体制の決め方は小規模企業のWebサイト運用体制の作り方を参考にしてください。
④ ドメインとサーバーは自社の名義で
ドメイン(サイトの住所)とサーバー(置き場所)は、自社の名義で契約します。
制作会社の名義にすると、制作会社を変えるときや連絡が取れなくなったときに、サイトを引き継げなくなります。
理由と手順はなぜサーバー・ドメインは「お客様名義」で契約すべきかで説明しています。
ドメインは長く使う名前なので、社名や事業名から決めます(ドメイン名の決め方)。
法人だけが取れる .co.jp の登録条件はJPRS(日本レジストリサービス)の案内で確認できます。
⑤ 予算と時期
作る費用と、公開後の費用を分ける
予算は「作る費用」と「公開後に毎月かかる費用」の2つに分けて考えます。
公開後の費用は、サーバー代、ドメイン代、保守費用です。
全国の制作会社470社を調べると、料金を公式サイトに載せている会社は26%で、載せている会社の最低プランの中央値は30万円でした(制作会社470社の調査)。
予算ごとにできることはホームページ制作費用の相場で確かめられます。
時期は「動かせない理由」とセットで
展示会や新年度など、公開を動かせない理由があれば先に伝えます。
公開までの期間の目安はホームページ制作の流れと期間の目安にまとめています。
社内で原稿を確認する人、最終的に決める人も、このときに決めておきます。
つまずきやすい点と対処
- 目的を「認知向上」のような言葉で書いてしまう → だれに何をしてほしいかの形に書き直す
- 載せる内容を決めずにページ数だけ決める → 手元の資料を並べてから数える
- 更新の担当を決めずに公開する → 公開後に更新できず、毎回制作会社に頼むことになる。公開前に担当者の名前を決める
- 制作会社に名義を任せる → 契約書の名義欄を自社にしてもらう
決まったらメモにして相談する
5つの項目を1枚のメモにして、候補の制作会社に同じものを渡します。

同じメモで見積もりを取ると、金額の違いが「何が含まれているか」の違いとして比べられます。
見積もりの前に用意する情報はリニューアル前に現行サイトを洗い出す方法と、制作会社の選び方で詳しく説明しています。
制作会社を比べる前に、要件の整理から相談したい方へ
MOTOKI合同会社(埼玉・所沢)は、WordPressの企業サイト制作を主な事業としています。公開中の制作実績は46件です。原稿と写真の準備、公開後に自社で更新できる作り、サーバーとドメインの自社名義での契約まで、同じ担当が対応します。相見積もりの1社としてご相談ください。
よくある質問
目的が決まらないときは、どうすればいいですか?
今の問い合わせや受注が、どこから来ているかを見てください。
電話か、紹介か、検索かが分かると、サイトに来る人と、してほしい行動が決まります。
予算が決まっていなくても相談できますか?
できます。
決まっている項目だけ伝え、予算は「未定」で構いません。
制作会社は、内容とページ数から目安を出してくれます。
制作会社に決めてもらってはだめですか?
目的と更新の担当は、自社でしか決められません。
内容やドメイン名は、制作会社と相談しながら決めても問題ありません。
まとめ
ホームページ制作は、目的・載せる内容・公開後の更新・ドメインとサーバーの名義・予算と時期の5つを決めてから始めます。
決まっていない項目は「未定」のまま、メモにして制作会社に相談してください。
次は制作の流れと期間の目安で、発注から公開までの全体を確かめてください。

