WordPressなのに自社で更新できない原因|独自テーマの改修とリニューアル

WordPressを使っているのに、会社概要やサービス紹介を自社で直せない。その場合は、編集権限がないのか、編集場所が分からないのか、そもそも入力欄が作られていないのかを分けて確認します。原因によって、権限の調整で済む場合と、画面やテーマの改修が必要な場合があります。

この記事は、文章や画像の変更を毎回制作会社へ依頼しているサイト運用者向けです。「保存時にエラーが出る」「更新後に画面が壊れた」といった不具合は、WordPress・PHP更新時の不具合への対処で確認してください。

原因の見分け方と改修の進め方は、実際の管理画面を使って動画でも説明しています。

目次

自社で更新できない原因を切り分ける

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今の状態考えられる原因最初に確認すること
投稿は編集できるが、固定ページを開けない利用者の権限やアクセス制限担当アカウントで編集できる範囲
固定ページを開いても、公開中の文章が見つからない別の設定画面や入力欄、テーマ内に文章があるその箇所の編集元と、入力欄の有無
文章は変えられるが、項目や実績を増やせない一覧やレイアウトが固定されている追加・並び替えに対応する仕組みの有無
変更を保存したが、公開画面に反映されないキャッシュ、下書き、別ページの編集など保存状態と、編集したページのURL
更新するとエラーになるテーマやプラグインなどの互換性の問題変更内容と発生時点。検証環境での原因調査

管理画面の場所だけでは原因を断定できません。独自テーマでも、専用の入力欄やブロックを用意して、運用者が編集できるように設計されているサイトがあります。まず、修正したいページのURLと箇所を制作会社へ伝え、編集方法を確認してください。

制作会社に確認する4つの質問

  • この文章・画像は、どの画面で変更できますか。
  • 今のアカウントで編集できますか。必要な権限は何ですか。
  • 自社でページや実績を追加し、並び順も変更できますか。
  • 編集欄がない場合、現在のテーマを活かして追加できますか。

「WordPressだから全部編集できるはず」という前提ではなく、日々の作業を伝えます。「実績を月に2件追加したい」「料金表の金額を担当者が変えたい」など、情報と操作を具体的にすると、改修の範囲を決めやすくなります。

社内の担当者全員に管理者権限を渡す必要はありません。WordPress公式の権限グループの説明をもとに、編集と公開、システム管理の担当を分けます。実際の操作範囲はサイト側の設定にもよります。

部分改修とリニューアルの選び方

権限の変更や操作説明で対応できる場合

入力欄はすでにあるのに使い方が分からない場合は、操作説明と権限の調整から始めます。改修の前に、社内担当者が実際に下書きを作り、プレビューして公開できるかを確認します。毎回つまずく箇所を記録すれば、必要な説明も絞れます。

一部の編集欄を追加すれば対応できる場合

更新したい箇所が料金や会社情報などに限られ、既存テーマを継続して保守できるなら、その部分に入力欄を追加する方法があります。サイト全体のデザインを変えずに済む一方、新しい入力欄を誰が保守するかは決めておきます。

テーマや更新機能の見直しを検討する場合

多くのページがテーマ内に直接書かれていて、今後も変更や追加が続く場合は、ブロックで編集する構成や専用の入力画面への変更を比較します。古い独自機能も同時に作り直す必要があるなら、個別改修を重ねる費用と再構築する費用をそれぞれ見積もります。

記事や実績の機能がテーマに組み込まれている場合、テーマ変更後に一覧や管理メニューが使えなくなることがあります。WordPress公式も、カスタム投稿タイプの機能はプラグインに持たせる方針を示しています。データが残ることと、同じ操作・表示ができることを分けて確認します。

改修範囲、費用、期間をまとめて検討する場合は、WordPressリニューアルの費用と進め方をご覧ください。

「自社で更新できる」の範囲を依頼前に決める

見積もりや要件書には「更新可能」とだけ書かず、対象となる情報と操作を記載します。次の表は、企業サイトで確認する項目の例です。必要な行を選び、自社の運用に合わせて書き換えてください。

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対象自社で行いたい操作納品前の確認
サービス紹介文章・写真・料金の変更担当者が1か所変更し、スマートフォンでも確認できる
制作・導入実績事例の追加、分類、掲載順の変更新しい事例が一覧と詳細ページに表示される
採用情報募集内容の変更・公開終了募集が終わった情報を担当者が取り下げられる
お知らせ下書き・確認・公開担当者と承認者の作業を分けられる
共通情報住所、営業時間などの変更変更すべき画面と、反映される箇所が分かる

自由にレイアウトを変えられる方式と、決められた入力欄に記入する方式では、運用の負担が異なります。担当者が頻繁に入れ替わるなら、入力する項目を絞る方法もあります。更新頻度と担当者の経験に合わせて選びます。

見積もりで比べるのは、初期費用と今後の更新作業

比較するときは、現在のまま更新を外注する案、一部に編集欄を追加する案、更新機能を作り直す案を並べます。それぞれについて、初期費用、定期費用、更新依頼の費用、社内で必要な作業時間を確認します。更新の頻度が低ければ、引き続き外注する方法も選択肢になります。

MOTOKIでは、構成・デザインから見直すリニューアルは55万円〜(税込)、標準的な規模で着手から公開まで2〜3か月を目安にしています。部分改修の金額や、テーマ変更だけで対応できるかは、現在の作りを確認して判断します。最新の条件はサービスの費用・対応範囲をご確認ください。

他社へ引き継ぐときに揃える情報

現在の制作会社から別の会社へ依頼先を変える場合は、WordPressだけでなく、ドメイン・サーバー・テーマやプラグインの契約も確認します。先に解約すると調査や切り替えが難しくなるため、新しい担当と受け渡しの段取りを決めてから進めます。

  • 現在のサイトURLと、編集できず困っている箇所
  • 使っているテーマ・プラグインと、分かる範囲の管理状況
  • 残したい記事・画像・実績・フォームなどの機能
  • ドメイン・サーバー・外部サービスの契約先と担当者
  • 希望する公開時期と、予算の目安または社内検討の状況

詳しい受け渡し項目はWebサイトの引き継ぎチェックリストにまとめています。パスワードなどの機密情報は問い合わせ本文に書かず、必要になった段階で安全な共有方法を確認してください。

更新方法の改善を依頼する前によくある質問

SWELLに変えれば、どのページも編集できますか?

テーマを切り替えるだけで、旧テーマ内の文章や独自機能が編集可能な形へ変換されるわけではありません。どの内容をブロックに移すか、専用の入力欄が必要かを決め、移行後の編集画面も確認します。

デザインを変えずに更新できるようにできますか?

一部の入力欄の追加などで対応できる場合があります。ただし、既存のデザインを再現する作業や独自機能の改修が必要なこともあるため、公開画面と管理画面の両方を確認して判断します。

今の制作会社と連絡が取れなくても相談できますか?

サイトURLと、手元にある管理情報の種類を伝えて相談できます。管理権限やデータが不足している場合、復旧・引き継ぎの可否や必要な手続きは個別確認になります。最初からすべて移せると決めず、確保できる情報を整理します。

更新したい箇所を、実装方法と合わせて相談する

MOTOKIは、WordPressの構築と更新機能の改善に対応しています。リニューアルサービスの関連実績では担当範囲を、技術メディアWAZAのSWELL移行の解説ではテーマ変更時の確認事項をご覧いただけます。

依頼を検討する際は、「どのページを、誰が、どのくらいの頻度で更新したいか」をお知らせください。サイト全体の見直しが必要か、部分改修で対応できるかを整理する材料になります。

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