入管・ビザ専門の行政書士のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
どんなページをどの並びで用意し、どんな機能を入れ、どんな見た目にすればよいのかを、制作会社に相談する前に把握できるようにまとめました。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
1. このサイトで何が決まれば成功か
在留資格の申請相談です。
この業種のサイトには、他の士業にない条件があります。
読者の多くが日本語を母語としません。
本人が読む場合も、日本の受入企業の担当者が読む場合もあります。
日本語だけのサイトでは、本人からの直接相談を取りこぼします。
多言語対応が集客そのものになる、数少ない士業です。
どう検索されるか
日本語では「配偶者ビザ 申請」「技人国 更新」「永住許可 条件」。
加えて英語・ベトナム語・中国語・ネパール語などでの検索があります。
どの言語を追加するかは、対応したい在留資格と国籍で決めてください。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
入管・ビザ専門の行政書士のホームページに必要なページと、そのURLの案です。
見積もりを見るときは、この表と照らして「足りないページがないか」を確認してください。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | 対応する在留資格・料金・相談の申込・言語切替 |
| /visa/ | 在留資格(一覧) | 種類ごとの入口 |
| /visa/spouse/ | 在留資格(個別) | 配偶者・技人国・経営管理・特定技能・永住など |
| /price/ | 料金 | 申請種別ごとの報酬と、入管への手数料 |
| /flow/ | ご依頼の流れ | 相談・書類収集・申請・結果。標準処理期間も |
| /company-support/ | 企業のご担当者へ | 受入企業向け。単価が高い |
| /profile/ | 行政書士紹介 | 登録番号・申請取次資格の有無 |
| /faq/ | よくある質問 | 不許可になったら・必要書類・期間 |
| /en/ | English | 英語版。以下、対応言語ごとに |
| /contact/ | 相談予約 | 対応言語を選べるフォーム |
ここが分かれ目
在留資格ごとにページを分けてください。
配偶者ビザと経営管理ビザでは、読む人も必要書類もまったく違います。
そして「申請取次行政書士」の資格を持っているかを明記してください。
本人が入管に行かなくて済むかどうかは、依頼の決め手になります。
3. 必要な機能
「必須」は、無いと集客の仕組みが成立しないものです。
「推奨」は費用対効果が高いもの、「任意」は事業の形によるものです。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 多言語対応 | 必須 | 対応したい国籍に合わせて言語を選ぶ |
| 在留資格ごとのページ | 必須 | 検索の受け皿 |
| 料金表 | 必須 | 報酬と入管手数料を分けて |
| 申請取次資格の明示 | 必須 | 本人の出頭が不要になる |
| 行政書士登録番号 | 必須 | 信頼の根拠 |
| 相談フォーム(多言語) | 必須 | 対応言語を選べる形 |
| 企業向けページ | 推奨 | 受入企業からの依頼は継続取引になりやすい |
| 標準処理期間の記載 | 推奨 | 入管の公表値をもとに |
4. 見た目・レイアウトの方向性
「何が専門か」を最初の一文で言い切り、代表者の顔を早めに出します。
言語切替をヘッダーの目立つ位置に置いてください。
日本語が読めない人が最初に探すのがここです。
文章は平易な日本語で書き、専門用語には説明を添えます。
翻訳は機械翻訳のままにせず、必ず母語話者の確認を入れてください。
誤訳は信頼を損ないます。
ここまでの構成で見積もりを取ると、同じ内容でも会社によって金額が大きく違います。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
入管・ビザ専門の行政書士のホームページで、実際に起きやすい失敗です。
- 日本語のみで、本人からの相談を取りこぼしている
- 機械翻訳のまま公開して、意味が通じていない
- 在留資格ごとのページがない
- 申請取次資格の有無を書いていない
- 「必ず許可されます」など、結果を保証する表現を使っている
法令上の注意
行政書士法により、誇大広告は制限されます。
在留資格の許可を保証する表現は使えません。
申請取次の業務範囲を超える表示(弁護士でなければできない業務など)はできません。
多言語ページでも、日本語版と同等の正確性が求められます。
6. 費用の目安
| 40〜90万円 | 日本語+1言語。在留資格ページ5本程度 |
|---|---|
| 90〜200万円 | 多言語(3言語以上)。翻訳費込み。資格別ページを作り込む |
| 200万円〜 | 上記+企業向けページ・継続的な記事制作 |
翻訳費が別途かかります。
1言語あたり10〜30万円が目安です。
制作会社が翻訳まで手配できるか、自分で用意するかを最初に決めてください。
金額は制作会社や地域によって幅があります。
同じ内容でも見積もりが2倍違うことは珍しくないので、必ず複数社から取ってください。
この記事を書いた会社
入管・ビザ専門の行政書士のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- ホームページ制作実績 54件
- WordPressテーマ「SWELL」での構築 48サイト
- 自社メディアを月間30万PV規模で運営
- WordPressの技術記事を331本公開
- ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」技術顧問
この記事で「必須」とした機能——多言語対応、在留資格ごとのページ、料金表、申請取次資格の明示——は、いずれもWordPressで実装できます。
とくに、公開後にご自身で更新できる状態にしておくことを重視しています。
更新のたびに制作会社へ依頼が必要なサイトは、結局のところ更新が止まるためです。
次のようなご相談をいただいています。
- この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
相談は無料です。
他社からも相見積もりを取ったうえでご判断ください。
同じ業種の関連記事
士業(税理士・弁護士など)の他の業種も、同じ形式でまとめています。

