司法書士事務所のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
どんなページをどの並びで用意し、どんな機能を入れ、どんな見た目にすればよいのかを、制作会社に相談する前に把握できるようにまとめました。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
1. このサイトで何が決まれば成功か
登記・相続の相談申し込みです。
司法書士に依頼が来るのは、不動産の名義変更・相続・会社設立・債務整理のいずれかです。
依頼者は「この手続きはいくらで、どのくらいかかるのか」を知りたがっています。
相続登記は2024年から義務化されたため、過去の相続で放置していた人の相談が増えています。
ここを受け止めるページがあるかどうかが分かれ目です。
どう検索されるか
「相続登記 やり方」「地域名+司法書士 相続」「会社設立 司法書士 費用」など、手続き名での検索が中心です。
相続登記の義務化以降、この分野の検索は明確に増えています。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
司法書士事務所のホームページに必要なページと、そのURLの案です。
見積もりを見るときは、この表と照らして「足りないページがないか」を確認してください。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | 取扱業務・費用・相談予約 |
| /service/ | 取扱業務(一覧) | 登記・相続・会社設立・成年後見・債務整理 |
| /service/souzoku-toki/ | 取扱業務(個別) | 相続登記など、手続きごとに独立ページ |
| /price/ | 費用 | 報酬と実費(登録免許税など)を分けて示す |
| /profile/ | 司法書士紹介 | 登録番号・所属会・経歴 |
| /flow/ | ご依頼の流れ | 相談から完了まで。必要書類と期間 |
| /faq/ | よくある質問 | 必要書類・期間・他士業との違い |
| /case/ | 解決事例 | 手続きの種類と規模を示す |
| /contact/ | 相談予約 | 初回相談の可否と料金を明記 |
| /blog/ | お役立ち情報 | 相続登記義務化の解説などが受け皿になる |
ここが分かれ目
相続登記のページを必ず独立させ、義務化の内容(いつまでに・しないとどうなるか)を書いてください。
この検索が最も多く、かつ依頼につながりやすい分野です。
費用は「報酬」と「実費(登録免許税)」を分けて書くと、他事務所との比較で誤解されません。
3. 必要な機能
「必須」は、無いと集客の仕組みが成立しないものです。
「推奨」は費用対効果が高いもの、「任意」は事業の形によるものです。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 手続き別ページ | 必須 | 検索の受け皿そのもの |
| 費用の内訳(報酬と実費) | 必須 | 総額だけだと比較で不利になる |
| 相談予約フォーム | 必須 | 相談内容を選べる形 |
| 必要書類のチェックリスト | 推奨 | 手続きごとに用意すると親切 |
| 登録番号・所属会の表示 | 必須 | 信頼の根拠 |
| 記事投稿機能 | 必須 | 制度改正の解説を出せること |
| オンライン相談 | 推奨 | 登記は遠方でも受任できる |
4. 見た目・レイアウトの方向性
「何が専門か」を最初の一文で言い切り、代表者の顔を早めに出します。
落ち着いた配色で、情報の整理を優先してください。
手続きの流れは図で示すと理解されます。
司法書士の顔写真は必須です。
相続の相談は、人柄で選ばれる要素が大きい分野です。
ここまでの構成で見積もりを取ると、同じ内容でも会社によって金額が大きく違います。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
司法書士事務所のホームページで、実際に起きやすい失敗です。
- 取扱業務が羅列されているだけで、手続きごとのページがない
- 費用が総額表示のみで、実費と報酬が分からない
- 相続登記義務化に触れていない
- 初回相談が有料か無料か書いていない
- 他士業の独占業務まで扱えるかのように書いている
法令上の注意
司法書士法および日本司法書士会連合会の会則により、誇大広告や他の司法書士との比較広告は制限されます。
税務相談・法律相談など他士業の独占業務を扱えるかのような表示はできません。
6. 費用の目安
| 30〜60万円 | 10ページ程度。手続き別ページ3〜5本 |
|---|---|
| 60〜150万円 | オリジナルデザイン。手続き別ページを10本以上作り込む |
| 150万円〜 | 上記+継続的な記事制作・広告運用 |
相続分野は競合が多く、記事の質と量で差がつきます。
制作費より記事更新に予算を配分する判断も有効です。
金額は制作会社や地域によって幅があります。
同じ内容でも見積もりが2倍違うことは珍しくないので、必ず複数社から取ってください。
この記事を書いた会社
司法書士事務所のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- ホームページ制作実績 54件
- WordPressテーマ「SWELL」での構築 48サイト
- 自社メディアを月間30万PV規模で運営
- WordPressの技術記事を331本公開
- ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」技術顧問
この記事で「必須」とした機能——手続き別ページ、費用の内訳(報酬と実費)、相談予約フォーム、登録番号・所属会の表示——は、いずれもWordPressで実装できます。
とくに、公開後にご自身で更新できる状態にしておくことを重視しています。
更新のたびに制作会社へ依頼が必要なサイトは、結局のところ更新が止まるためです。
次のようなご相談をいただいています。
- この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
相談は無料です。
他社からも相見積もりを取ったうえでご判断ください。
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