訪問介護事業所のホームページの作り方|家族・ケアマネ・採用の入口

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訪問介護事業所のホームページを、これから作るか作り直す方に向けた記事です。

利用者・家族向けとケアマネジャー向けの入口の分け方、ヘルパー募集のページ、介護保険の指定番号と重要事項の載せ方をまとめます。

結論は、相談してくる相手を「家族」「ケアマネジャー」「働きたい人」の3つに分け、それぞれ最初の1画面を別に作ることです。

読み終えたときに、制作会社の見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。

目次

1. このサイトで何が決まれば成功か

家族が「ここに相談してよいか」を判断でき、ケアマネジャーが受け入れ条件を確かめて紹介に進めることを目指します。

訪問介護の利用は、担当のケアマネジャーが作るケアプランを通して始まるのがふつうです。

そのため、家族に向けた説明と、ケアマネジャーに向けた受け入れ条件を同じページに混ぜないようにします。

3つ目の相手はヘルパーとして働きたい人で、求人サイトから来て事業所の様子を確かめる場所になります。

サイトは紹介や応募の件数を保証するものではないので、公開後は相談・紹介・応募の3つを分けて数えます。

ページ名を決めるときの例

「市区町村名+訪問介護」「夜間の身体介護」「医療的ケアに対応」などは、ページの内容を考える際の例です。

対応している時間帯、できる介助の範囲、訪問できる地域など、実際に提供している内容を具体的に書きます。

検索の需要や順位は別に確かめ、条件を載せるだけで相談が増えるとは断定しません。

2. ディレクトリ構成(ページの一覧)

ページ構成とURLの案です。

事業所の規模、対応している地域、採用の有無に合わせて選びます。

すべてのページを一律に足す必要はありません。

ページを増やす前に、発注前に決めておく5つのことを見て、更新する人を先に決めてください。

ページ載せる内容更新の担当
トップ(/)家族・ケアマネジャー・採用の3つの入口、対応地域、電話とFAX管理者
サービス内容(/service/)身体介護・生活援助の範囲と、対応できないことサービス提供責任者
利用までの流れ(/flow/)要介護認定からケアマネジャーの相談、契約までの順番管理者
料金の考え方(/price/)介護保険の自己負担の仕組み、保険外サービスの料金と条件管理者
対応地域(/area/)訪問できる市区町村名と時間帯、地域ごとの空きサービス提供責任者
ケアマネジャーの方へ(/for-cm/)空き状況、受け入れ条件、連絡先と担当者名、FAXサービス提供責任者
事業所案内(/about/)法人名、指定事業所番号、管理者名、運営規程の概要管理者
重要事項(/important/)重要事項説明書、運営規程、苦情の窓口、事故時の対応管理者
スタッフ紹介(/staff/)資格、経験年数、顔写真(本人の同意があるもの)管理者
採用情報(/recruit/)募集職種、雇用形態、賃金、一日の流れ、応募フォーム管理者
お知らせ(/news/)休業日、新しい対応地域、研修の予定事務
お問い合わせ(/contact/)相手別のフォームと電話、FAXの受付時間管理者

ページの数より、更新する人を先に決める

空き状況、対応地域、募集の有無は、数か月で変わる情報です。

更新する人がいないページは、古い情報が残る分だけ信用を落とします。

担当が決まらないページは、最初は作らずに電話で案内する判断もあります。

3. 必要な機能

基本の案内と、運用に応じて選ぶ機能を分けます。

訪問介護は予約で利用を始めるサービスではないので、オンライン予約や料金の自動計算は要りません。

機能要否理由・補足
相手別の問い合わせフォーム基本の案内家族・ケアマネジャー・応募で項目を分ける。ケアマネジャー用は利用者の要介護度と希望の曜日を入れる
電話番号のタップ発信基本の案内家族からの相談は電話が中心。受付時間と、留守のときの折り返し方法を添える
FAX番号の明記基本の案内ケアマネジャーとの書類のやり取りはFAXが残っている地域がある。事業所の実態に合わせる
対応地域の地図基本の案内地図だけでなく市区町村名と町名を文字で書く。検索にも家族にも文字が要る
空き状況の表示運用で選択更新する担当がいるときだけ。いなければ「お電話で確認」と更新日を置く
採用の応募フォーム基本の案内最初は氏名と連絡先と希望の働き方だけ。履歴書の添付は面談のあとでよい
お知らせ・ブログ運用で選択研修や地域の活動を書く人がいるときだけ。止まったブログは採用で不利になる
料金の自動計算不要負担割合や加算で変わるため、目安でも誤解のもとになる。考え方の説明にとどめる
オンライン予約不要利用はケアプランを通して始まる。相談の受付だけで足りる

利用者・家族向けとケアマネジャー向けの入口を分ける

同じ事業所でも、家族が知りたいことと、ケアマネジャーが確かめたいことは違います。

トップページの最初の画面で2つの入口を並べ、それぞれ別のページへ送ります。

家族向けの1画面に置くもの

家族は「何をしてくれるのか」「いくらかかるのか」「どう頼むのか」の順に知りたがります。

身体介護と生活援助の違いを、着替えの手伝いや掃除などの具体例で説明してください。

料金は介護保険の自己負担の考え方を書き、具体額は担当ケアマネジャーに確認する形にします。

利用までの流れでは、要介護認定を受けていない人がどこへ相談するかも案内します。

ケアマネジャー向けの1画面に置くもの

ケアマネジャーは、空きと受け入れ条件が分かれば電話をかけてきます。

対応地域、早朝・夜間・土日の対応、医療的ケアや認知症への対応の有無を表にまとめてください。

連絡先は電話とFAXに加えて、担当するサービス提供責任者の名前を書きます。

空き状況は「〇月〇日時点」と更新日を付け、変わったら書き換える担当を決めます。

同業者向けの情報を家族の画面に出さない

加算の種類や人員配置の数字は、ケアマネジャーには要る情報です。

家族の画面にそのまま出すと、用語の説明で画面が埋まり、本来の説明が読まれません。

訪問看護ステーションのホームページの作り方でも、同じ理由で入口を分けています。

採用ページ(ヘルパー募集)の作り方

訪問介護の採用は、求人サイトやハローワークで見つけた人が公式サイトを確かめる流れがほとんどです。

公式サイトの役割は、求人票には書けない「どんな人と、どんな一日を過ごすか」を見せることです。

求人サイトと公式サイトの役割を分ける

賃金や雇用形態などの条件は、求人サイトと公式サイトで同じ内容にそろえます。

公式サイトには、スタッフの顔と声、訪問の一日の流れ、直行直帰や移動手段の扱いを載せます。

未経験で入った人がどう研修を受けたかは、求人票にない情報として読まれます。

募集の内容は正確で最新に保つ

職業安定法の改正で、求人を出す企業にも求人情報の的確な表示が義務づけられました。

厚生労働省の改正職業安定法の案内では、虚偽や誤解を生む表示の禁止と、募集を終えたら速やかに更新することが示されています。

締め切った求人を残したままにせず、条件が変わったら公式サイトも同じ日に直します。

賃金に幅があるときは、資格や経験でどう変わるかを書き添えてください。

採用ページに載せる項目

  • 募集職種と雇用形態(常勤・登録ヘルパーなど)
  • 必要な資格(介護職員初任者研修など)と、資格取得の支援の有無
  • 賃金、移動時間とキャンセル時の扱い、交通費
  • 一日の流れと、直行直帰の可否
  • 応募から面談、採用までの流れと連絡の方法

項目の整理には採用サイトに必要なコンテンツと構成も参考になります。

訪問介護は介護保険の指定を受けて行う事業なので、指定の情報と重要事項の載せ方に決まりがあります。

指定事業所番号と法人情報をそろえる

事業所案内には、法人名、事業所名、指定事業所番号、管理者名、所在地を載せます。

表記は介護サービス情報公表システムに登録している内容と一致させます。

公表システムと公式サイトで名称や住所が違うと、ケアマネジャーが別の事業所だと受け取ることがあります。

重要事項のウェブ掲載は2025年度から義務

運営規程の概要や勤務体制などの重要事項は、事業所内の掲示に加えてウェブサイトへの掲載が原則として義務になりました。

厚生労働省の令和6年度介護報酬改定の主な事項に、2025年度(令和7年度)から義務づけると書かれています。

根拠は指定居宅サービス等の人員、設備及び運営に関する基準の第32条です。

公式サイトに載せる場合は、重要事項説明書と運営規程をPDFで置き、ページ名を「重要事項」と分かる形にします。

掲載先として公表システムを使う扱いの可否は、指定を受けた都道府県や市区町村の案内で確認してください。

公表システムの情報と二重管理にしない

事業所は介護サービス情報の公表制度に基づき、都道府県へ情報を報告しています。

公式サイトの事業所案内は、この報告内容を写す形にすると、2つの情報がずれません。

報告の時期に合わせて公式サイトも見直す、と更新の予定に入れておきます。

4. 見た目・レイアウトの方向性

ロゴ / 電話・FAX・採用 スタッフと訪問の写真 家族の方へ / ケアマネジャーの方へ 対応地域・空き状況 事業所案内・採用情報
訪問介護事業所のトップページの構成例。3つの入口から対応地域と受け入れ条件を確かめ、相談か応募へ進める構成です。

最初の画面には、スタッフの顔が分かる写真と、家族・ケアマネジャー・採用の3つの入口を置きます。

写真は事務所の様子や訪問の場面を使い、利用者が写る場合は本人と家族の同意を文書で取ります。

家族は高齢の配偶者であることも多いので、本文の文字は大きめにし、背景との明るさの差をはっきりさせてください。

色は白を基本に、落ち着いた1色を見出しとボタンに使うと、入口の違いが伝わります。

写真の印象だけで「安心」「寄り添う」を言わず、対応できることとできないことを文字で書きます。

公開されている事例は介護・福祉のホームページデザイン事例で確かめられます。

ページ、原稿、写真、フォームの数と公開後の更新範囲をそろえると、見積もりを比較しやすくなります。

判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。

5. よくある失敗

公開前は、家族とケアマネジャーのそれぞれが、知りたいことにたどり着けるかを次の観点で点検します。

  • 家族向けとケアマネジャー向けの説明が同じページに混ざり、どちらにも伝わらない
  • 対応地域が「〇〇市とその周辺」とだけ書かれ、実際に来てもらえるか分からない
  • 空き状況の更新日がなく、古い情報か分からない
  • 採用ページの賃金や条件が、求人サイトの記載と違う
  • 重要事項説明書と運営規程がサイトのどこにもない
  • できないこと(医療行為、同居家族の分の家事など)が書いていない

6. 費用を見積もる前に決めること

基本の制作範囲ページ数、原稿と写真を誰が用意するか、相手別フォームの数、更新できる範囲
撮影と同意スタッフと事務所の撮影の時期、利用者が写る場合の同意の取り方、掲載期間
追加機能と運用空き状況の更新、採用ページの更新、保守と更新代行の継続費用

制作費は、ページ数だけでなく、原稿と写真を誰が用意するかで変わります。

全国470社の制作会社の調査では、料金を公式サイトに載せる会社は26%、最低プランの中央値は30万円でした。

原稿作成をサービスに掲げる会社は9%で、文章は発注側が用意する前提の会社が多数です。

サービス内容や重要事項の原稿は事業所でしか書けないので、原稿・写真素材の準備を先に進めます。

空き状況や採用の更新を誰がやるかを決めてから、更新代行の要否を見積もりに入れます。

公開前には相手別のフォームを実際に送って確かめる手順を問い合わせフォームのテスト送信にまとめています。

複数の会社へ相談する場合も同じ範囲を伝え、税込総額、追加作業、公開後の引き継ぎの条件を確認してください。

訪問介護事業所のサイトを頼める制作会社を探す

都道府県別の制作会社一覧は、相談先と対応範囲を調べる参考にできます。

現在の実績・料金と、この業種のページ構成や撮影に対応するかは、各社の公式情報と見積もりで確認してください。

都道府県別のホームページ制作会社一覧を見る

この記事を書いた会社

訪問介護事業所のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。

この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。

  • 約60件ホームページ制作実績
  • 約53サイトSWELL構築実績
  • 単一の自社メディアで月間30万PVを達成した過去の実績(現在の月間PVではありません)
  • 技術メディアWAZAでWordPressの実装・運用方法を公開

制作・構築の件数は非公開案件を含む概数です。

上記は当社公式サイトと会社紹介の2026年11月6日時点の記載に基づきます。

サービス内容、対応地域、空き状況、採用情報はWordPressで更新できる形を検討します。

重要事項説明書と運営規程の掲載は、PDFの置き場所と差し替えの方法まで含めて相談します。

公開後に、空き状況、対応地域、募集の有無を確認し更新する担当が要ります。

自社更新と代行の範囲、問い合わせの振り分け、個人情報の取扱い、保守の費用を相談してください。

ご相談いただける内容の例です。

  • この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
  • いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
  • 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘

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当社では相談・見積もりを無料で受け付けています。

当社の新規サイト制作では、企業サイト・オウンドメディア制作を55万円(税込)からで案内しています。

これは業界共通の相場や撮影・外部サービスの連携をすべて含む固定価格ではありません。

ページ数、原稿・写真、機能と運用の範囲に応じて個別に見積もります。

他社の提案も同じ範囲と費用条件で比較してください。

実際に公開されている介護・福祉のサイトを見て決めたい場合は、制作者が分かっているものだけを集めた介護・福祉のホームページデザイン事例をご覧ください。

制作会社とスタッフの名前まで載せています。

この業種のホームページ制作を相談したい方へ

MOTOKI合同会社(埼玉・所沢)は、WordPressの企業サイト制作を主な事業としています。公開中の制作実績は46件で、業種ごとの必要なページと問い合わせの導線から設計します。この記事の構成をそのまま相談の材料にしていただけます。

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