英会話教室のホームページを、これから作る方や作り直す方に向けた記事です。
体験レッスンの申し込みをどこで受けるか、月謝と教材費をどう載せるかを先に決めると、ページと機能が絞れます。
特定商取引法の特定継続的役務にあたる契約の表示も含め、制作会社へ相談する前に決めておきたいことをまとめます。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
- 1. このサイトで何が決まれば成功か
- 2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
- 3. 必要な機能
- 体験レッスンの申し込み導線
- 月謝・教材費の表示と特定商取引法(継続的役務)
- 4. 見た目・レイアウトの方向性
- 5. よくある失敗
- 6. 費用を見積もる前に決めること
1. このサイトで何が決まれば成功か
学びたい人や保護者が、対象とコース、講師、月謝を確認し、体験レッスンを申し込めることを目指します。
制作の前に、次の3つを決めておきます。
- 子ども向けと大人向けのどちらを主軸にするか、両方なら入口をどう分けるか
- 体験レッスンを無料にするか有料にするか、何回まで受けられるか
- 申し込みをフォーム・LINE・電話のどれで受け、誰が何日以内に返すか
英会話教室の入会は、体験レッスンを経てから決まることが多いです。
そのため、公開後は体験の申込数と、体験後の入会数を分けて数えます。
申込数が増えても入会に結びつかないときは、サイトではなく体験当日の案内を見直します。
ページ名を決めるときの例
「地域名+英会話」「駅名+子ども英会話」「大人の英会話 初心者」などは、ページの内容を考えるときの例です。
対象年齢・1クラスの人数・講師の国籍と在籍人数・オンライン対応の有無など、実際に提供している内容を具体的に書きます。
検索の需要や順位は別に確認し、条件を載せるだけで申し込みが増えるとは断定しません。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
ページ構成とURLの案です。
子ども専門か、大人も受け入れるか、教室が1つか複数かに合わせて選びます。
すべてのページを一律に追加する必要はありません。
既存ページのURLをこの表だけを理由に変えず、原稿の準備と確認の担当、制作の見積もり範囲を照らし合わせてください。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か | 更新の担当 |
|---|---|---|---|
| / | トップ | 教室とレッスンの写真、対象年齢の入口、体験レッスンの申込ボタン | 制作時に決め、教室が年1回見直す |
| /course/ | コース(一覧) | 年齢別・目的別の違い、人数、回数、時間の比較 | 教室(年度の切り替え時) |
| /course/kids/ | コース(個別) | 対象年齢、クラスの人数、回数と時間、月謝と教材費、体験への案内 | 教室 |
| /price/ | 料金 | 入会金・月謝・教材費・施設費を税込で。振替・休会・退会の規定 | 教室(改定のたび、契約書面と照合) |
| /teacher/ | 講師紹介 | 講師の名前、出身、経歴、担当コース、在籍人数 | 教室(入れ替わりのたび) |
| /trial/ | 体験レッスン | 流れ、所要時間、持ち物、保護者の同席、申込フォーム | 制作時に作り、教室が運用 |
| /flow/ | 入会までの流れ | 体験→説明→概要書面→契約書面→初回レッスン | 制作時に決める |
| /voice/ | 生徒・保護者の声 | 本人と保護者の許可を得たもの。期間と年齢を添える | 教室 |
| /faq/ | よくある質問 | 欠席の振替、レベル分け、宿題、オンライン受講 | 教室(問い合わせから追加) |
| /access/ | アクセス | 住所、最寄り駅からの道順、駐車場、送迎の待機場所 | 制作時に作り、変更時のみ |
| /about/ | 教室案内・運営者情報 | 運営者名、所在地、連絡先、特定商取引法に基づく表示 | 教室(契約書面と照合) |
| /news/ | お知らせ | 休講、季節講習、料金改定、更新日 | 教室 |
コースのページは同じ項目を同じ順番で
対象年齢・人数・回数と時間・月謝・教材費・体験の有無を、全コースで同じ順番に並べます。
コースごとに書き方が違うと、保護者は比べられず、問い合わせで聞き直すことになります。
原稿の準備はホームページの原稿・写真素材の準備も参考にしてください。
3. 必要な機能
基本の案内と、運用に応じて選ぶ機能を分けます。
予約カレンダーやLINEでの受付は、体験の枠を誰が管理し、返信を誰がするかを確認して選びます。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 体験レッスンの申込フォーム | 必須 | 全ページから同じフォームへ。公開前にテスト送信で届くか確認する |
| 体験枠の予約カレンダー | 運用で選択 | 枠が少ない教室は、希望の曜日と時間を3つ書いてもらう形で足りる |
| 料金表 | 基本の案内 | 入会金・月謝・教材費・施設費を税込で別の行に。契約書面と同じ金額にする |
| 講師紹介 | 基本の案内 | 名前・出身・経歴・担当コース。「ネイティブ」だけで済ませず在籍人数も書く |
| 振替・休会・退会の規定 | 基本の案内 | 欠席時の扱い、休会の手続き、退会の申し出期限と返金の条件 |
| LINEでの問い合わせ | 運用で選択 | 保護者には使いやすい。返信の担当と時間帯を決めてから載せる |
| レッスン動画 | 運用で選択 | 雰囲気は伝わるが、映る生徒の許可と撮影の手間が要る |
| オンライン受講の案内 | 選択 | 対応するなら必要な機材、対面との料金の違い、振替の可否を書く |
| お知らせの更新 | 基本の案内 | 休講と季節講習。古い案内が残らないよう更新日を出す |
体験レッスンの申し込み導線
英会話教室のサイトで最も大切な行き先は、体験レッスンの申込フォームです。
ボタンの文言、フォームの項目、申し込み後の流れの3つをそろえます。
ボタンは1種類、行き先は1つにする
「体験レッスンを申し込む」のように、何が起きるかがわかる文言を全ページで同じにします。
ページによって「お問い合わせ」「見学予約」「資料請求」と変わると、保護者はどれを押せばよいか迷います。
コースのページには、そのコースを選んだ状態で開くフォームへのリンクを置きます。
フォームの項目は、氏名・年齢または学年・希望の曜日と時間・英語の経験・連絡手段の5つを軸に10個以内に収めます。
住所や生年月日など、体験の前に要らない項目は入会時に聞きます。
申し込み後に何が起きるかを先に書く
返信までの日数・当日の所要時間・持ち物・保護者の同席の可否を、フォームの上に書きます。
体験後に入会を強く勧めないと決めているなら、そのことも書くと申し込みの心理的な負担が下がります。
自動返信メールには、受け付けた内容と、教室からの連絡予定日を入れます。
公開前に、携帯のメールアドレスでもテスト送信し、迷惑メールに入らないかを確かめます。
| 段階 | サイトで書くこと | 教室で決めること |
|---|---|---|
| 申し込み前 | 無料か有料か、回数、所要時間、持ち物、同席の可否 | 体験の枠を週に何回用意するか |
| 申し込み直後 | 自動返信の内容と、教室からの連絡予定日 | 返信する担当者と期限 |
| 体験当日 | 当日の流れ、レベル確認の方法 | 説明する人、概要書面を渡す時期 |
| 体験後 | 入会手続きの流れと初回レッスンまでの日数 | フォローの連絡をするかどうか |
申込数と入会数を分けて数える
フォームの送信完了ページを別のURLにしておくと、申込数をアクセス解析で数えられます。
体験の実施数と入会数は、教室側の台帳で月ごとに記録します。
この3つの数字がそろうと、サイトを直すべきか、体験の中身を直すべきかがわかります。
月謝・教材費の表示と特定商取引法(継続的役務)
英会話教室の料金表示には、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の決まりが関わることがあります。
自分の教室の契約がどちらにあたるかを確かめてから、料金ページの書き方を決めます。
特定継続的役務にあたる契約と、サイトに関わる義務
語学の教授は、特定継続的役務の7つの役務の1つです。
期間が2か月を超え、入学金・受講料・教材費などの合計が5万円を超える契約が対象になります。
消費者庁の特定商取引法ガイド「特定継続的役務提供」に、対象の要件と事業者の義務が載っています。
対象になると、契約前に概要書面を渡し、契約後に契約書面を遅滞なく渡す義務があります。
書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフができ、その後も中途解約ができます。
語学教室の中途解約で請求できる額には上限があり、開始前は1万5千円です。
開始後は、提供済みの対価に加えて、5万円か契約残額の20%のいずれか低い額までと定められています。
サイトに書くべき決まりではありませんが、料金ページの「退会時の精算」は、この上限と矛盾しない内容にします。
広告については、著しく事実に相違する表示や、著しく優良・有利だと誤認させる表示が禁止されています。
同ガイドのQ&Aでは、1か月単位で更新される月謝制は原則として対象外とされています。
ただし、教材の販売などで実態として2か月を超えて契約に拘束されると判断されると、対象になることがあると書かれています。
月謝制でも、年間教材をまとめて売る教室は、この点を消費生活センターや専門家に確認してください。
料金ページの書き方
入会金・月謝・教材費・施設費・年会費を、それぞれ別の行に分けて税込で書きます。
消費者に価格を示すときは税込価格で表示することが求められ、国税庁の「総額表示」の義務付けに認められる表示の例が載っています。
「月々○○円」だけを大きく見せ、入会金と教材費が小さな注記にある表示は、申し込み後の不信につながります。
初年度にかかる合計の例を、コースごとに1つ書いておくと、保護者は比べやすくなります。
入会金無料などのキャンペーンは、期間と条件を同じ場所に書きます。
価格や内容を実際より良く見せる表示は、景品表示法でも規制されています。
「TOEIC○点アップ」「ネイティブ講師が全クラス担当」などの表現は、根拠を示せる範囲で書きます。
| 費目 | 書き方 | 確認すること |
|---|---|---|
| 入会金 | 税込の金額と、免除の条件 | 契約書面と同じか |
| 月謝 | コースごとに税込で。回数と時間を横に添える | 振替できない回の扱い |
| 教材費 | いつ、いくら、何を買うか。年度ごとか入会時か | 買わないと受講できないかどうか |
| 施設費・年会費 | 月額か年額か、徴収の時期 | 休会中もかかるか |
| 退会時の精算 | 申し出の期限と、返金の有無 | 特定継続的役務の上限と矛盾しないか |
サイトと契約書面を同じにする
サイトの料金・回数・振替の規定と、概要書面・契約書面の内容は、同じ人が同じ時期に更新します。
料金を改定したときは、サイト、申込フォームの自動返信、書面の3か所を同じ日に直します。
古い料金のページが検索に残らないよう、改定日をページに書き、旧ページは消すか転送します。
4. 見た目・レイアウトの方向性
最初の画面には、実際の教室とレッスン風景の写真を置き、体験レッスンの申込ボタンを近くに置きます。
年齢別の入口を写真の下に並べ、保護者と大人の学習者がそれぞれ自分のコースへ進めるようにします。
生徒の顔が写る写真は、本人と保護者の掲載許可を書面で取り、退会後の扱いも決めておきます。
素材集の外国人の写真を講師のように見せる使い方は避けます。
子ども向けの色づかいでも、料金と規定の文字は保護者が読める大きさを保ちます。
英語の見出しを飾りに使う場合も、日本語を主にして英語は補助にします。
公開中の教育機関のサイトは、学校・大学のWebデザイン事例で制作者がわかるものだけを集めています。
ページ、原稿、写真、申込フォームと公開後の更新範囲をそろえると、見積もりを比べやすくなります。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
公開前は、保護者や学習者が条件と申込先を確認できるかを、次の観点で点検します。
- 月謝しか書いておらず、入会金と教材費が申し込み後に分かる
- ボタンの文言と行き先がページごとに違い、どこから申し込むか迷う
- 講師が「ネイティブ」とだけ書かれ、人数や担当コースがわからない
- 振替・休会・退会の条件が書いていない
- 生徒の写真の掲載許可を取っていない
- サイトの料金と契約書面の金額が違う
法令上の注意
特定継続的役務提供の書面と広告
期間2か月超・合計5万円超の語学教室の契約は、概要書面と契約書面の交付が義務です。
消費者庁の特定商取引法ガイドを参考に、書面の内容と、サイトの料金・退会規定が食い違わないようにします。
教材などの関連商品は、書面に書いていないと中途解約の対象から外れ、書面不備として処分の対象になることがあります。
サイトで案内する教材は、書面に載せる関連商品と同じ名前にそろえます。
価格の表示
消費者向けの価格は、消費税を含む総額で表示します。
国税庁の「総額表示」の義務付けの例に沿って、「11,000円(税込)」のように書きます。
実際より有利に見せる価格やキャンペーンの表示は、消費者庁の景品表示法の案内を参考に、条件と期間を同じ場所に書きます。
上記は2026年11月6日に確認した一次資料に基づく制作時の確認事項です。
個別の教室の契約が対象になるかどうかは、消費生活センターや専門家へ確認してください。
6. 費用を見積もる前に決めること
| 基本の制作範囲 | ページ数・原稿・写真・料金と規定の確認担当、更新する仕組み |
|---|---|
| 撮影と申込フォーム | 撮影する教室と時期・生徒の掲載許可、フォームの項目と自動返信の内容 |
| 追加機能と運用 | 予約カレンダー・複数教室・オンライン受講、保守・更新代行の継続費用 |
制作費は、ページ数だけでなく、原稿と写真を誰が準備するか、申込フォームと予約の仕組みをどこまで持つかで変わります。
全国470社の制作会社を調べた2026年の調査では、料金を公式サイトに載せる会社は26%、最低プランの中央値は30万円でした。
原稿作成を対応サービスに掲げる会社は9%にとどまるため、コースと料金の文章は教室で用意する前提で考えます。
撮影はレッスン中に行うか、休講日に講師だけで行うかで、許可の手間と点数が変わります。
初期の制作費と、サーバー・保守・更新代行などの継続費用を分けて比べます。
複数の会社へ相談する場合も同じ範囲を伝え、税込総額、追加作業、公開後の引き継ぎと解約時の条件を確認してください。
相談の前に決めることは発注前に決める5つのことにもまとめています。
英会話教室のサイトを頼める制作会社を探す
都道府県別の制作会社一覧は、相談先と対応範囲を調べる参考にできます。
現在の実績・料金と、申込フォームや教室の撮影に対応するかは、各社の公式情報と見積もりで確認してください。
この記事を書いた会社
英会話教室のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- 約60件ホームページ制作実績
- 約53サイトSWELL構築実績
- 単一の自社メディアで月間30万PVを達成した過去の実績(現在の月間PVではありません)
- 技術メディアWAZAでWordPressの実装・運用方法を公開
制作・構築の件数は非公開案件を含む概数です。
上記は当社公式サイトと会社紹介の2026年10月21日時点の記載に基づきます。
コース・料金・講師・お知らせの案内はWordPressで更新できる形を検討します。
体験レッスンの申込フォームは、項目と自動返信、送信先の担当を決めてから作ります。
公開後に、料金、講師、休講、規定を確認し更新する担当を決めます。
自社更新と代行の範囲、申込情報を管理する場所と担当、個人情報の取扱い、保守の費用を相談してください。
ご相談いただける内容の例です。
- この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
当社では相談・見積もりを無料で受け付けています。
当社の新規サイト制作では、企業サイト・オウンドメディア制作を55万円(税込)からで案内しています。
これは業界共通の相場や予約機能・撮影をすべて含む固定価格ではありません。
教室のページ数、原稿・写真、申込と運用の範囲に応じて個別に見積もります。
他社の提案も同じ範囲と費用条件で比較してください。
実際に公開されている教育機関のサイトを見て決めたい場合は、制作者が分かっているものだけを集めた学校・大学のWebデザイン事例をご覧ください。
制作会社とスタッフの名前まで載せています。
この業種のホームページ制作を相談したい方へ
MOTOKI合同会社(埼玉・所沢)は、WordPressの企業サイト制作を主な事業としています。公開中の制作実績は46件で、業種ごとの必要なページと問い合わせの導線から設計します。この記事の構成をそのまま相談の材料にしていただけます。
近い業種の作り方はダンススクールのホームページの作り方でも説明しています。
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次の関連記事は、教室や習い事など近い業態のガイドです。
対象年齢や契約の形の違いを分けて参考にしてください。

