リサイクルショップ・買取業のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
どんなページをどの並びで用意し、どんな機能を入れ、どんな見た目にすればよいのかを、制作会社に相談する前に把握できるようにまとめました。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
この記事の答え
買取業のホームページの目的は、査定と出張買取の申し込みを受けることです。
売りたい人が知りたいのは、何を買い取るか、いくらになるか、どうやって売るかの3つなので、品目ごとのページと買取価格の実例に時間をかけます。
必要なページ数と費用は、掲載するサービス、原稿・撮影、受付方法、更新の範囲を整理して見積もります。
許可情報の掲載は従業員数だけで判断しません。インターネット取引を行う特定古物商には、小規模事業者の除外規定にかかわらず掲載義務があります。
出張買取では、扱う物品と取引に訪問購入の規制が適用されるか確認し、勧誘・契約・引渡しの運用とサイトの案内をそろえます。
- 1. このサイトで何が決まれば成功か
- 2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
- 3. 必要な機能
- 4. 品目ページと「買取できないもの」ページの書き方
- 5. 見た目・レイアウトの方向性
- 6. 出張買取のページに書くこと
- 7. 公開前に確認したい不一致
- 8. 許可情報・URL・本人確認
- 9. 制作費の見積もり
- 10. 依頼から公開までの流れ
- 11. よくある質問
1. このサイトで何が決まれば成功か
査定・出張買取の申し込みです。
売りたい人が知りたいのは、何を買い取ってくれるか・いくらになるか・どうやって売るかの3つです。
価格を掲載する場合は、品物の状態・査定日・付属品の条件を添え、現在の買取額を保証する表示と区別します。
許可情報は利用者が事業者を確認できる場所に置きます。番号の掲載だけで査定額やサービス品質を保証するものではありません。
どう検索されるか
「品目+買取 相場」(例:ブランドバッグ 買取 相場)「地域名+出張買取」「不用品 引き取り 地域名」。
これらは検索語の候補です。実際の流入クエリと相談内容を確認し、独自の取扱条件や実例を説明できる品目からページを作ります。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
ページ構成とURLの案です。出張・宅配を扱わない場合は該当ページを省き、内容が少ない項目はまとめます。
見積もりを見るときは、この表と照らして「足りないページがないか」を確認してください。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | 取扱品目・買取方法・査定の申込・許可番号 |
| /item/ | 取扱品目(一覧) | ブランド・貴金属・家電・家具・楽器・着物など |
| /item/brand/ | 取扱品目(個別) | 独自の条件・実例がある品目を個別化 |
| /method/ | 買取方法 | 店頭・出張・宅配。それぞれの流れ |
| /price/ | 買取実績・価格例 | 状態・日付を添えた過去の買取価格 |
| /flow/ | ご利用の流れ | 申込・査定・支払い。必要な本人確認書類も |
| /area/ | 出張エリア | 市町村名と出張費の有無 |
| /faq/ | よくある質問 | 査定料・キャンセル料・未成年の売却 |
| /company/ | 会社概要 | 古物商許可番号をここに表示 |
| /contact/ | 査定の申込 | 写真を送れるフォーム |
ここが分かれ目
買取実績のページを作り、実際の買取価格を掲載してください。
実例は、利用者が自分の品物と条件を比べるための資料です。掲載だけで申込みや検索順位が上がるとは限りません。
あわせて、古物商の許可番号をトップページまたはそこからリンクした固定ページに表示してください。
3. 必要な機能の選び方
法令上の表示・確認と、受付を便利にする機能を分けて見積もります。写真フォームや品目別ページの要否は、取扱品と担当者の運用で決めます。
| 項目 | 選び方 | 制作前に決めること |
|---|---|---|
| 許可情報 | 営業形態に応じて法令を確認 | 許可名義・公安委員会名・許可番号と掲載場所 |
| 品目ページ | 条件や実例が異なる場合に分ける | 独自に説明できる内容と更新担当 |
| 価格実例 | 実データを掲載できる場合に用意 | 掲載許可・状態・日付・価格変更時の扱い |
| 写真査定 | 事前に写真を確認する運用なら検討 | 対応形式・容量・枚数・返信目安・保管先 |
| 買取方法 | 実際に提供する方法を案内 | 店頭・出張・宅配の流れと費用 |
| 本人確認 | 自社の取引に適合する方法を決定 | 受付段階、必要書類、非対面確認の全手順 |
| 出張条件 | 出張を行う場合に記載 | 対象地域・出張費・不成立時の費用 |
| 対象外品 | 条件を申込前に示す | 品目・状態・年齢条件と問い合わせ先 |
4. 品目ページと「買取できないもの」ページの書き方
品目名で検索した人を受け止めるのが品目ページです。
「ブランド名+バッグ+買取相場」などを想定できますが、検索される語はSearch Consoleの実績で確かめます。
個別ページを作る場合は、次の項目で原稿をそろえます。名前だけを変えた薄いページは増やしません。
| 項目 | 書くこと | なぜ要るか |
|---|---|---|
| 対象 | ブランド名、型番、年代、素材など、買い取る範囲の具体例 | 「自分のものが対象か」が最初の疑問 |
| 買取価格の実例 | 品名、状態、付属品の有無、買取日、金額。相場は動くので日付を添える | 自分の品物と条件を比較する資料 |
| 査定で見るところ | 傷、使用感、付属品、保証書、動作 | 査定前に状態を伝えやすくなり、当日の落差が減る |
| 査定前の準備 | 付属品をそろえる、掃除をする、複数点をまとめる | 品物を傷める清掃や修理は勧めず、実際の査定基準を案内する |
| 買取方法と本人確認書類 | 店頭・出張・宅配のどれが使えるか。必要な書類 | 申し込みの前の不安を消す |
| この品目で買い取れないもの | 状態や種類の条件 | 合わない問い合わせを減らす |
買い取れない品物と条件を明示する
品目だけでなく、製造年・故障・付属品・搬出条件など、どこから対象外になるかを書きます。掲載の効果は、対象外の問い合わせや差戻しの件数で確認します。
- 自社で扱わない品目と状態の条件。大型家具や古い家電などを具体化します。
- 年齢や所有者確認の条件。自社方針と適用法令・地域の条例を確認して案内します。
- 買取不可品の相談先。自治体などの公式案内へつなぎ、買取と廃棄物の回収を混同しないようにします。
品目ページと査定フォームの近くから案内を読めるようにします。
仮査定から持込み・発送までの条件をそろえる
制作会社に渡す原稿は、下の項目を埋めながら整理できます。実際に提供する内容と、問い合わせ後に個別確認する内容を分け、受付担当が同じ説明をできる形にそろえます。
表が収まらない場合は横にスクロールできます。
| 整理する項目 | 原稿・仕様に記入する内容 |
|---|---|
| 品物 | 品名・型番・数量・付属品、傷など価格判断に必要な情報 |
| 査定方法 | 店頭・出張・宅配の対象地域と受付可能な品目 |
| 返答 | 概算と現物確認後の価格の違い、返答までの目安 |
| 不成立 | 返送・引取り・出張に関する費用と連絡方法 |
受付と更新を担当者が続けられる形にする
写真で見える状態と実物では査定が変わる場合があります。写真送信を売買成立と扱わず、最終金額を伝えて本人が判断する流れを示します。本人確認書類を最初の自由記入欄へ添付させず、必要な段階の受付方法を別に案内します。
査定相談の記入例
架空の例:「バッグ1点の買取を相談したいです。型番は○○、付属品は保存袋のみで、角に擦れがあります。店頭と宅配の対応可否、概算の返信目安、買取不成立時の返送料を教えてください。」品名・状態・希望方法を先にそろえ、本人確認書類の送信は指定の手順で案内します。
受付担当は対象品かを確認し、追加写真が必要なら箇所を指定します。概算を返すときは現物確認で変わる条件を説明し、持込み・発送の前に費用と確認手順を伝えます。
5. 見た目・レイアウトの方向性
取扱品目・査定方法・申込先の関係を示した構成案です。実際の掲載順は受付内容に合わせます。
取扱品目をカード状に並べ、それぞれに買取価格の目安を添えてください。
第一画面は品目一覧への入口と、査定申込のボタンです。
実際の商品写真を使ってください。
過去の買取品かイメージ画像かを区別し、人物・住所・伝票などの個人情報が写っていないか確認します。
ここまでの構成で見積もりを取ると、同じ内容でも会社によって金額が大きく違います。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
6. 出張買取のページに書くこと|訪問購入の対象を確認する
訪問購入の規制には、対象外の物品や適用除外の取引があります。出張買取という名称だけで全件同じ扱いにせず、消費者庁の訪問購入ガイドで対象を確認します。以下は規制が適用される場合の主な確認点です。
| 確認点 | サイトと現場でそろえる内容 |
|---|---|
| 勧誘 | 査定だけの依頼を売買の勧誘の要請と扱わない。勧誘を断られた場合の対応も決める |
| 契約 | 必要な説明・法定書面の交付を行う。サイトの説明だけで代用しない |
| クーリング・オフ | 法定書面を受け取った日から数えて8日以内の撤回・解除と連絡先を案内する。妨害などの例外にも留意する |
| 引渡し | クーリング・オフ期間中に引渡しを拒めることを案内し、現場の告知にも反映する |
| 出張条件 | 市区町村・品目・出張費・査定不成立時の費用を明示する |
申込フォームでは、査定の希望と依頼品目を確認します。サイトの方針は、担当者の訪問・契約の手順と一致させてください。
7. 公開前に確認したい不一致
- 従業員数だけを理由に許可情報を省いている
- 過去の価格を、誰でも受け取れる現在の査定額のように見せている
- 査定フォームと店舗で案内する費用・対象品が異なる
- 写真の受付先・保存期間・担当者が決まっていない
- 本人確認を免許証画像の受取りだけで終えている
テスト用の品物情報で申込から返信まで確認し、対象外の品物、添付エラー、査定不成立の場合も案内が途切れないか見ます。
8. 許可情報・URL・本人確認の設計
小規模でもインターネット取引の表示義務を確認する
警視庁の2024年改正の説明では、小規模事業者等の除外規定がある一方、インターネット取引を行う特定古物商には除外規定にかかわらず掲載義務があるとしています。許可名義、公安委員会名、許可番号を見つけやすく明瞭に表示します。
個人許可では、店名だけを許可名義の代わりにしません。販売も行う場合は、通信販売に必要な表示も別に確認します。根拠は警視庁の古物商許可申請者向け案内で確認できます。
URL変更と本人確認を公開工程に入れる
| 項目 | 制作時に決めること |
|---|---|
| 表示場所 | トップから分かりやすく到達できる会社概要等に掲載し、スマートフォンでも読めるか確認する |
| URLの届出 | 新規申請・開設・変更のどれに当たるか、必要資料と期限を管轄警察署に確認する |
| 本人確認 | 店頭・出張・宅配ごとに適用される確認と記録の方法を決める |
| 非対面取引 | 画像の送信だけで完結させず、採用する法定の確認方法を全手順で実装する |
| 営業所 | ウェブ表示とは別に、営業所の標識も確認する |
URLに関する変更は、すべて「公開前の届出」と一括りにしません。警視庁の書換申請・変更届出では、ホームページ等の開設を事後届出の項目として案内しています。変更内容に応じて期限・添付資料を確かめます。
1万円未満でも確認・記録の対象になる物品があります。2025年10月には室外機等も追加されました。古い品目一覧を使わず、警視庁の改正案内と自社の取扱品を照合してください。
宅配買取では、免許証等のコピーを受け取るだけでは不十分です。非対面取引の確認方法から自社が採用する方式を選び、必要な到達確認や振込等の条件を一部だけ省略しないようにします。制作会社には、確定した運用と書類の安全な受付・保存方法を渡します。
上記の公式案内は2026年10月21日に確認しました。品目・取引形態に応じた判断は管轄の窓口へ確認し、原稿の更新担当を決めてください。
9. 制作費の見積もりをそろえる
ページ数だけでは費用を比較できません。同じ要件表を渡し、初期制作・追加機能・継続費用を分けて見積もります。
| 見積項目 | 範囲をそろえる質問 |
|---|---|
| 原稿・写真 | 品目別原稿と実例は何件か。撮影・取材・原稿作成は誰が担当するか |
| 更新機能 | 品名・状態・日付・金額を担当者が登録できるか。入力例と操作説明を含むか |
| 査定受付 | 写真添付・容量制限・通知・保存・削除・本人確認との接続はどこまで含むか |
| 販売との連携 | 在庫・決済・配送・返品のどこまでを自社サイトで扱うか |
| 継続費用 | サーバー・ドメイン・保守・有料サービス・更新代行を分け、契約期間と解約条件を確認する |
最初は買取受付だけを作る案と、販売も含める案を分けると、初期費用と運用負担を比較できます。販売を既存サービスへ任せる場合も、手数料や在庫管理の作業を確認します。
見積書の読み方はホームページ制作費用の考え方、既存サイトの改修はリニューアル費用の考え方を参照してください。
10. 依頼から公開までの流れと、発注側で用意するもの
公開日は、原稿・写真・受付運用の確定日と、制作・確認に必要な期間を見積もって決めます。
品目原稿、買取実例、本人確認方法、必要な届出の担当と期限を一覧にして、公開工程へ組み込みます。
| 用意するもの | 内容 | 使う場所 |
|---|---|---|
| 古物商許可証の写し | 氏名または名称、公安委員会名、許可証番号。届け出ているURL | 会社概要、トップからのリンク先 |
| 品目の一覧と線引き | 扱う品目、扱わない品目、品目ごとの条件 | 取扱品目、買取できないもの |
| 買取実例のデータ | 品名、状態、付属品、買取日、金額を1件1行で。写真つき | 買取実績・価格例、品目ページ |
| 本人確認の運用 | 店頭・出張・宅配それぞれで受け付ける書類と方法 | ご利用の流れ、査定フォーム |
| 出張買取の条件 | エリア、出張費、訪問の方針、クーリングオフの案内文 | 買取方法、出張エリア |
| 店舗と商品の写真 | 実際の買取品と店内。掲載許可と個人情報の写り込みを確認 | トップ、品目ページ |
| いまあるサイトの管理情報 | ドメインとサーバーの契約者、ログイン情報の所在 | 制作の前提 |
制作の流れは、要件の整理と見積もり、ページ構成とデザインの確認、制作、社内確認、公開の順です。
見積もりの前に、この記事のディレクトリ構成の表を制作会社に見せて、品目ページの数と買取実績の投稿機能が含まれているかを確かめてください。
他社が作ったサイトを作り直す場合は、先にWebサイトの引き継ぎチェックリストで、ドメインとサーバーの名義を確かめてください。
複数の会社に同じ条件で見積もりを頼むなら、RFP(提案依頼書)の書き方にテンプレートがあります。
11. よくある質問
制作費と期間は何で変わりますか
品目原稿・実例の件数、写真査定、本人確認の接続、販売機能、資料の準備状況で変わります。初期費用と継続費用を分け、原稿確定・実装・受付テストの日程を確認してください。
従業員が少なければ、許可番号を省けますか
従業員数だけでは判断できません。インターネット取引を行う特定古物商は、小規模事業者等の除外規定にかかわらず許可情報の掲載が必要です。詳しくは表示と確認の設計を参照してください。
買取価格の実例はどう掲載しますか
実際の品名・状態・付属品・査定日・金額をそろえ、個人情報を除いて掲載します。過去の実例と現在の保証価格を区別し、写真からの概算は現物確認後に変わる場合があることを示します。
出張査定の申込みがあれば、そのまま売買を勧められますか
訪問購入の規制が適用される場合、査定だけの依頼は売買の勧誘を求めたことにはなりません。依頼品目と希望内容を確認し、訪問購入の案内と現場の手順をそろえます。
通販サイトも同時に作るべきですか
販売を担当できる人員と在庫管理の方法から決めます。買取受付のみの案と、在庫・決済・配送・返品まで扱う案を比較し、運用できる範囲を先に作ります。
リサイクルショップ・買取業のサイトを頼める制作会社を探す
制作会社を探す際の参考として、都道府県別の記事をまとめています。各社の対応範囲や条件は公式サイトで確かめてください。
この記事を書いた会社
リサイクルショップ・買取業のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- 担当範囲と制作例はMOTOKIの制作実績一覧でご覧いただけます
- WordPressテーマ「SWELL」を使った企業サイト・オウンドメディアの構築に対応
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