リサイクルショップ・買取業のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
どんなページをどの並びで用意し、どんな機能を入れ、どんな見た目にすればよいのかを、制作会社に相談する前に把握できるようにまとめました。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
1. このサイトで何が決まれば成功か
査定・出張買取の申し込みです。
売りたい人が知りたいのは、何を買い取ってくれるか・いくらになるか・どうやって売るかの3つです。
特に買取価格の目安を出しているかどうかが分かれ目になります。
加えて、2024年4月から古物商の許可番号等をウェブサイトに表示することが原則義務化されており、これは同時に「正規の業者である」という証明にもなります。
どう検索されるか
「品目+買取 相場」(例:ブランドバッグ 買取 相場)「地域名+出張買取」「不用品 引き取り 地域名」。
品目名での検索が中心なので、扱う品目ごとにページを持つことが集客の基本です。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
リサイクルショップ・買取業のホームページに必要なページと、そのURLの案です。
見積もりを見るときは、この表と照らして「足りないページがないか」を確認してください。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | 取扱品目・買取方法・査定の申込・許可番号 |
| /item/ | 取扱品目(一覧) | ブランド・貴金属・家電・家具・楽器・着物など |
| /item/brand/ | 取扱品目(個別) | 1品目1ページ。買取価格の目安 |
| /method/ | 買取方法 | 店頭・出張・宅配。それぞれの流れ |
| /price/ | 買取実績・価格例 | 実際の買取価格。最も見られる情報 |
| /flow/ | ご利用の流れ | 申込・査定・支払い。必要な本人確認書類も |
| /area/ | 出張エリア | 市町村名と出張費の有無 |
| /faq/ | よくある質問 | 査定料・キャンセル料・未成年の売却 |
| /company/ | 会社概要 | 古物商許可番号をここに表示 |
| /contact/ | 査定の申込 | 写真を送れるフォーム |
ここが分かれ目
買取実績のページを作り、実際の買取価格を掲載してください。
「高価買取」と書くだけの業者が大半なので、具体的な金額が並んでいるだけで選ばれます。
あわせて、古物商の許可番号をトップページまたはそこからリンクした固定ページに表示してください。
3. 必要な機能
「必須」は、無いと集客の仕組みが成立しないものです。
「推奨」は費用対効果が高いもの、「任意」は事業の形によるものです。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 古物商許可番号の表示 | 必須 | 公安委員会名・許可証番号・氏名または名称の3点 |
| 取扱品目ごとのページ | 必須 | 検索の受け皿 |
| 買取価格の実例 | 必須 | この業種で最も見られる情報 |
| 写真を送れる査定フォーム | 必須 | 事前査定ができると申込が増える |
| 買取方法の説明 | 必須 | 店頭・出張・宅配の違いと流れ |
| 本人確認書類の案内 | 必須 | 古物営業法上、確認が必要 |
| 出張エリアと出張費 | 必須 | 無料の範囲を明示 |
| 買取不可品の明示 | 推奨 | 問い合わせの手間を減らす |
4. 見た目・レイアウトの方向性
カタログを上に出し、その手前に説明文を挟まないのが要点です。
取扱品目をカード状に並べ、それぞれに買取価格の目安を添えてください。
第一画面は品目一覧への入口と、査定申込のボタンです。
実際の商品写真を使ってください。
フリー素材のブランド品画像は、目の肥えた利用者にはすぐ分かります。
ここまでの構成で見積もりを取ると、同じ内容でも会社によって金額が大きく違います。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
リサイクルショップ・買取業のホームページで、実際に起きやすい失敗です。
- 古物商許可番号をウェブサイトに表示していない
- 「高価買取」と書くだけで、価格の実例がない
- 品目ごとのページがなく、品目名の検索に届かない
- 出張エリアと出張費が不明
- 本人確認書類について案内していない
法令上の注意
古物営業法により、古物商はウェブサイトを利用して取引を行う場合、「許可を受けた公安委員会名」「許可証番号」「氏名または名称」を表示する必要があります。
2024年4月の改正で、この表示は原則としてすべての古物商が対象となりました。
トップページに表示するか、トップページからリンクした別ページに表示する方法が認められています。
ウェブサイトのURLを公安委員会へ届け出る必要もあります。
また、取引時の本人確認義務があります。
6. 費用の目安
| 25〜60万円 | 10ページ程度。品目別ページと査定フォーム |
|---|---|
| 60〜130万円 | オリジナルデザイン。買取実績の掲載機能。品目別を作り込む |
| 130万円〜 | 上記+在庫連動のECサイト・複数店舗対応 |
買取と販売の両方を行う場合、ECサイトを兼ねるかどうかで費用が大きく変わります。
最初は買取に特化し、販売は既存のプラットフォームを使うほうが立ち上がりは早いです。
金額は制作会社や地域によって幅があります。
同じ内容でも見積もりが2倍違うことは珍しくないので、必ず複数社から取ってください。
この記事を書いた会社
リサイクルショップ・買取業のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- ホームページ制作実績 54件
- WordPressテーマ「SWELL」での構築 48サイト
- 自社メディアを月間30万PV規模で運営
- WordPressの技術記事を331本公開
- ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」技術顧問
この記事で「必須」とした機能——古物商許可番号の表示、取扱品目ごとのページ、買取価格の実例、写真を送れる査定フォーム——は、いずれもWordPressで実装できます。
とくに、公開後にご自身で更新できる状態にしておくことを重視しています。
更新のたびに制作会社へ依頼が必要なサイトは、結局のところ更新が止まるためです。
次のようなご相談をいただいています。
- この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
相談は無料です。
他社からも相見積もりを取ったうえでご判断ください。
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