ホームページのバックアップは誰が取っているか|3つの所在と、復元できるかの確かめ方

ホームページのバックアップは、「取っているはず」がいちばん危ない状態です。

所在は3つしかありません。

サーバー会社の自動バックアップ、WordPress のプラグイン、保守会社。

このどれも無い会社が少なくありません。

この記事では、3つの所在の違い、自社のバックアップがどこにあるかを5つの手順で確かめる方法、復元できるかの試し方を説明します。

バックアップで保存するのは、ファイル(テーマ・プラグイン・画像)とデータベース(記事・設定)の両方です(WordPress 公式のバックアップの解説)。

片方だけでは戻せません。

目次

結論|3つの所在と、それぞれの限界

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所在何が保存されるか保存の期間復元を誰がやるか費用
サーバー会社の自動バックアップサーバー上のファイルとデータベース(契約による)7〜14日程度が多い。古い状態には戻れない自社が管理画面で。有料のことがある契約に含まれるか、復元ごとに料金
WordPress のプラグイン設定した範囲(ファイル・データベース)。保存先を外部(Google Drive など)にできる設定した世代数自社か保守会社。プラグインが動かないと復元できない無料〜年額
保守会社契約に書いた範囲と頻度契約に書いた世代数保守会社。契約に復元が入っているか月額に含むか別料金

サーバーの自動バックアップだけだと、改ざんに2週間気づかなかったとき、きれいな状態が残っていません。

保守会社に任せているつもりでも、契約書に「バックアップ」の語が無いことがあります。

自社のバックアップの所在を確かめる5つの手順

  1. 制作・保守の契約書で「バックアップ」「復元」「世代」の語を探す。無ければ契約上は誰も取っていない
  2. WordPress の管理画面でバックアップのプラグインが入っているか、最後に動いた日付、保存先を見る
  3. サーバーの管理画面で自動バックアップの有無、保存期間、復元の料金を見る
  4. 保存先がサーバーと同じ場所だけなら、サーバーが壊れると一緒に消える。外部の保存先があるかを見る
  5. 分かったことを「所在・頻度・世代・復元する人・費用」の表に書いて残す

管理画面に入れない、契約書が見つからないときは、先にドメイン・サーバーの管理情報が分からないときの調査手順を進めてください。

復元できるかを試す

バックアップがあることと、戻せることは別です。

年に1回は復元を試します。

  • 本番とは別の場所(ステージング環境や、サーバーの別ディレクトリ)に復元する
  • トップページ、記事、画像、問い合わせフォームが動くかを見る
  • 復元にかかった時間と、詰まった所を記録する
  • 本番に戻す手順を、担当者以外も読める形で残す

試したことが無いバックアップは、無いものとして数えてください。

改ざんされたときに最初に探すのもこのバックアップです。

流れは改ざんされたときの初動対応にあります。

誰が取るべきか|契約での決め方

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体制向いている会社決めておくこと
保守会社が取る更新も任せている。社内に担当者がいない頻度・世代・保存先・復元の有無と費用を契約書に書く
自社がプラグインで取る月1回の作業ができる担当者がいる保存先を外部にする。復元の試験を年1回する
サーバーの自動バックアップだけ更新頻度が低く、止まっても困らないサイト保存期間と復元料金を知っておく。改ざんの発見を早くする

当社の保守・運用改善(月額 ¥11,000〜)は、定期バックアップの取得と復元の確認を月額に含めています。

保守を自社に戻す場合の決め方は保守を解約して自社運用に戻す条件にあります。

つまずきやすい所と対処

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つまずき起きること対処
保存先がサーバーと同じ場所だけサーバーの障害や乗っ取りでバックアップも一緒に消える外部(クラウドストレージなど)にも1世代以上置く
世代が短い改ざんに気づいたときには、きれいな状態が残っていない30日ぶん以上を目安に世代を増やす。容量はデータベースとファイルの頻度を分けて抑える
プラグインが止まっていた最後のバックアップが半年前。通知を誰も見ていなかった月1回、最後に動いた日付を見る習慣を担当者に割り当てる
復元を試したことが無いいざ戻すときに手順が分からず、復元に別料金と日数がかかる年1回、本番とは別の場所に復元して記録を残す

デメリットとして、世代を増やし外部に置くと保存の費用がかかります。

それでも、戻せなかったときの作り直しの費用より小さいです。

よくある質問:ホームページのバックアップ

サーバー会社のバックアップがあれば十分ですか?

足りないことが多いです。

保存期間が短く、気づくのが遅い改ざんには対応できません。

復元に料金がかかることもあります。

制作会社が納品時のデータを持っているはずです

納品時の状態に戻せても、その後に追加した記事と画像は戻りません。

公開後のバックアップは別に必要です。

どのくらいの頻度で取りますか?

更新の頻度に合わせます。

週1回以上更新するなら毎日、月1回程度なら週1回が目安です。

世代は30日ぶん以上あると、気づくのが遅れた改ざんにも戻せます。

バックアップの容量が大きくて困ります

画像の多いサイトはファイルが大きくなります。

データベースは毎日、ファイルは週1回のように分けると減らせます。

まとめ

所在は、サーバー会社・プラグイン・保守会社の3つです。

契約書と管理画面で、どこにあるかを今日確かめてください。

ファイルとデータベースの両方、外部の保存先、年1回の復元試験の3つがそろって、はじめて戻せます。

誰が取るかを契約書に書き、当社を含めて複数の会社に同じ区分で見積もりを聞いてください。

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