この記事にはプロモーションを含みます。
掲載しているスクールや講座の一部は広告です。
ただし紹介の順番や評価は、広告の有無で変えていません。
この判断に唯一の正解はありません。
ただ「どちらが向いているか」の切り分けは、かなりはっきりしています。
制作会社として未経験者の応募を見てきた立場から、判断の材料を書きます。
- 1. 独学で困らないもの、困るもの
- 2. スクールに払う費用で、何を買っているのか
- 3. 制作会社から見た「スクール卒業生」の傾向
- 4. どちらを選ぶかの判断
- 5. スクールを選ぶときに確認すること
- 6. 費用を抑える選択肢
- まとめ
1. 独学で困らないもの、困るもの
まず前提として、Webデザインの学習教材は無料で十分に揃っています。
有料の情報でなければ学べないことは、ほとんどありません。
| 項目 | 独学で足りるか | 理由 |
|---|---|---|
| HTML/CSSの文法 | 足りる | 無料教材と公式ドキュメントで完結する |
| デザインツールの操作 | 足りる | 公式チュートリアルと動画で十分 |
| WordPressの基本 | 足りる | 情報量が多く、詰まっても検索で解決する |
| 作ったものの評価 | 足りない | 自分では判断できない。ここが独学の最大の穴 |
| 続ける仕組み | 人による | 止まる人はここで止まる |
| 転職のときの相談相手 | 足りない | 職務経歴書やポートフォリオの見せ方は独学では分からない |
独学が難しいのは、知識ではなく「自分の作ったものが通用するかどうかを判断できないこと」です。
これは教材では埋まりません。
2. スクールに払う費用で、何を買っているのか
スクールの費用は20万円から60万円ほどが中心です。
この金額で買っているものを整理すると、次のようになります。
- 添削してもらえる環境(独学で最も足りない部分)
- 決められた期限と課題(続ける仕組み)
- 質問できる相手(詰まったときの時間短縮)
- 転職支援(求人紹介と書類の添削)
- Adobe Creative Cloud のライセンス(講座によっては含まれる)
逆に言うと、これらが不要な人には高い買い物になります。
すでに独学で作品を作れていて、周囲に相談できる人がいるなら、スクールに通う必要はありません。
3. 制作会社から見た「スクール卒業生」の傾向
ここは採用する側でないと見えない部分なので、率直に書きます。
スクール卒業生のポートフォリオは、課題として与えられたものが多く、似通う傾向があります。
同じスクールの応募が続くと、作品の構成がほぼ同じで見分けがつかないことがあります。
これは本人の問題というより、課題の性質によるものです。
ただ採用の場では不利に働きます。
数十万円のスクールと独学の中間として、オンライン完結型の安価なスクールもあります。
添削と質問の環境だけを買う、という考え方です。
デイトラ
がこの位置づけにあたります。
差がつくところ
課題の作品に加えて、自分で決めたテーマの作品が1つあると印象が変わります。
実在の店舗を想定する、家族の事業を題材にする、といったもので構いません。
そこに「誰のために、何を解決するために作ったか」の説明が付いていると、話が具体的になります。
デザインの巧拙より、この説明の有無で差がつきます。
4. どちらを選ぶかの判断
次のように考えると整理しやすくなります。
| あなたの状況 | 向いている選択 |
|---|---|
| 独学で3か月続いた経験がある | 独学のまま進めてよい |
| 過去に独学で挫折している | スクール。続ける仕組みにお金を払う価値がある |
| 転職の期限が決まっている | スクール。遠回りする時間がない |
| 費用を抑えたい・時間はある | 独学+Adobe CC付き講座で工具だけ揃える |
| 何から始めるかも分からない | まず無料教材を2週間。それで判断がつく |
| 育児などで時間が細切れ | オンライン型のスクール。通学は続かない |
最後の行に当てはまる場合、通学型を選ぶと通うこと自体が負担になります。
オンラインで完結する形か、ママ向けに設計されたコースのように事情を織り込んだものを見てください。
5. スクールを選ぶときに確認すること
- 受講期間の後に何が残るか教材を見返せるか、期間終了後にサポートが切れるかを確認します。
- ポートフォリオを作る時間が含まれているか学習だけで終わり、作品制作は各自というコースがあります。
これだと就職活動で困ります。 - 質問への回答が何時間以内か「いつでも質問可」でも、返答が翌日だと学習は止まります。
- 転職支援の中身求人紹介まであるのか、書類の添削だけなのかで価値が変わります。
- 受講生の作品を見せてもらえるか見せられないスクールは避けてよいと思います。
無料カウンセリングは、この5つを聞く場として使ってください。
話を聞くだけで契約する義務はありません。
複数校で同じ質問をすると、答えの具体性の差がそのまま運営の質の差として見えます。
6. 費用を抑える選択肢
スクールに数十万円をかけずに、必要なものだけを揃える方法もあります。
Adobe公認スクールの通信講座は、Adobe Creative Cloudのライセンスが講座費用に含まれています。
学習の中心は独学にしつつ、道具だけを安く揃える使い方ができます。
代表的なのは デジハリ・オンラインスクール、ヒューマンアカデミー(たのまな)
、アドバンスクールオンライン です。
誤解しないでほしいこと
これは「Adobeを安く買う裏技」ではありません。
講座の受講が前提の正規の仕組みです。
法人名義では購入できません。
価格と条件は変わるので、申し込み前に公式サイトで最新の内容を確認してください。
まとめ
- 知識は独学で足りる。
足りないのは「評価してもらう環境」と「続ける仕組み」 - 過去に挫折した経験があるなら、スクール代はその対策費と考えてよい
- スクール卒業生は課題作品が似る。
自分でテーマを決めた作品を1つ足す - 無料カウンセリングは、5つの質問をする場として使う
- 道具だけ安く揃えたいなら、Adobe CC付きの通信講座という選択肢がある
この記事を書いた会社
SHIKUMIを運営するMOTOKI合同会社は、WordPressに特化したホームページ制作会社です(埼玉県所沢市)。
ホームページ制作実績 54件/WordPressテーマ「SWELL」での構築 48サイト/自社メディアを月間30万PV規模で運営。
スクール運営会社ではないので、どこかを売る立場にありません。
発注する側・採用する側から見て何が必要かを書いています。
ほかの記事はホームページ制作の発注ガイドまとめからご覧いただけます。

