寺院・神社のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
どんなページをどの並びで用意し、どんな機能を入れ、どんな見た目にすればよいのかを、制作会社に相談する前に把握できるようにまとめました。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
1. このサイトで何が決まれば成功か
参拝・行事の案内と、実際に受け付ける相談への入口づくりです。
初めて参拝する人、檀家・氏子、行事の参加者、法要や祈祷を相談する人では、必要な情報が異なります。寺院と神社の活動を一括りにせず、通常の参拝時間、行事、個別の相談を分けます。供養や墓地・納骨堂を扱う場合は、その条件を別に案内してください。
どう検索されるか
検索語は「寺社名+参拝時間」「地域名+祈祷」などが候補です。現在の問い合わせや検索流入を確認し、実際に案内する活動に合わせて選びます。行事ごとに日程や受付条件が異なる場合は詳細ページを用意できますが、検索語だけを替えたページを増やす必要はありません。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
ページとURLの構成例です。すべてを作るのではなく、参拝案内を基本に、実際に行う活動のページを選びます。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | 参拝時間・行事・受け付ける相談・連絡先 |
| /kuyo/ | 永代供養・納骨 | 扱う場合に用意。供養方法・受入条件・費用・管理の範囲 |
| /jumokuso/ | 樹木葬 | 取り扱う場合のみ。区画・管理方法・費用・写真 |
| /hakajimai/ | 墓じまい | 相談を受ける場合の担当範囲と手続きの確認先 |
| /kito/ | ご祈祷・法要 | 種類・初穂料や布施の目安・予約方法 |
| /about/ | 寺院・神社について | 由緒・歴史・境内の様子 |
| /priest/ | 住職・宮司紹介 | 人柄が伝わること |
| /access/ | アクセス | 駐車場・バリアフリー・最寄り駅 |
| /news/ | お知らせ | 年中行事・法要の案内 |
| /faq/ | よくある質問 | 参拝・行事の質問。供養を扱う場合は宗派・檀家の条件 |
ここが分かれ目
供養・納骨を案内する場合は、宗旨・宗派、檀家になる必要の有無、受け入れ条件を実際の規程に合わせて示します。費用は金額だけでなく、含まれる内容、管理料等の継続費用、個別見積もりになる条件を整理してください。神社の祈祷や通常の参拝にも同じ条件があるように扱わないことが大切です。
3. 必要な機能
必要なページと機能は、寺社の活動と受付体制によって選びます。参拝時間・交通案内・連絡先を分かりやすくし、個別相談やオンライン受付は対応できる範囲で用意します。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 供養の種類ごとのページ | 活動に応じて用意 | 扱う活動のみ掲載。条件が異なる場合に詳細を分ける |
| 費用の明示 | 活動に応じて用意 | 対象となる相談・祈祷・供養の費用と含まれる内容を示す |
| 檀家要否・宗派の可否 | 活動に応じて用意 | 供養・納骨を扱う場合に受入条件を明示 |
| 境内・区画の写真 | 活動に応じて用意 | 現地に行く前の判断材料 |
| 問い合わせフォーム | 活動に応じて用意 | オンライン受付を行う場合。電話のみなら受付時間を明示 |
| 年中行事のお知らせ | 推奨 | 檀家・氏子向けの機能 |
| 資料請求 | 推奨 | すぐ決めない層の受け皿 |
参拝案内と祈祷・行事の申込みを分ける
制作会社に渡す原稿は、下の項目を埋めながら整理できます。実際に提供する内容と、問い合わせ後に個別確認する内容を分け、受付担当が同じ説明をできる形にそろえます。
表が収まらない場合は横にスクロールできます。
| 整理する項目 | 原稿・仕様に記入する内容 |
|---|---|
| 通常の参拝 | 拝観・受付時間、境内へのアクセス、駐車の案内 |
| 個別の申込み | 祈祷・法要等の対象、予約方法、確認が必要な条件 |
| 行事 | 開催日、受付期間、参加方法、変更・中止の連絡先 |
| 更新 | 通常案内、季節行事、臨時変更を確認する担当者 |
予約の確定と供養の条件を明確にする
祈祷・法要・行事は、申込送信だけで予約が確定するのか、担当者の返信後に確定するのかを示します。連絡の目安、変更・取消の連絡先、当日の受付場所、持参するものを活動ごとに案内してください。
供養・納骨では、個別に安置する期間、合祀への移行の有無と時期、移行後の遺骨返還の可否、追加費用を運営規程で確認します。「永代」の語だけで管理方法を説明せず、見学・相談で確認できる内容を示します。
受付と更新を担当者が続けられる形にする
行事ごとに日付を画像へ埋め込むだけでなく、本文にも開催年と受付期間を表示します。終了後は過去の記録として残すページと現在の申込みページを区別し、受付先へ迷わず進めるようにします。
4. 見た目・レイアウトの方向性
寺社名と参拝案内を示し、行事・個別相談への入口を置く構成例です。
文字の大きさと背景との見分けやすさを確保し、参拝時間・交通案内・連絡先を写真の上でも読めるようにします。写真は現在の境内の様子が伝わるものを選び、季節限定の景色には撮影時期を添えます。相談を急かす表現を避け、スマートフォンで予定と受付条件を確認できる構成にしてください。
見積もりでは、原稿確認・撮影・受付・保守の範囲もそろえて比較します。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
公開前に確認したい項目です。
- 費用を一切書いていない
- 檀家になる必要があるかどうかが分からない
- 供養・納骨の方法や受入条件の違いが分からない
- 境内や区画の写真がなく、現地の様子が分からない
- 受付時間や返信方法が分からない
法令上の注意
墓地・納骨堂を扱う場合は、墓地、埋葬等に関する法律と所在地の自治体の案内を確認します。同法第4条は、埋葬や焼骨の埋蔵を墓地以外で行うことを禁止し、第10条は墓地・納骨堂等の経営に許可を求めています。「埋蔵」と「収蔵」を一括りにせず、施設の許可と運営規程に沿って説明してください。寺社のすべての活動に同じ規定がかかるという意味ではありません。
6. 制作費と見積もりの確認項目
| ページ・原稿 | 参拝、行事、相談、由緒、対象施設の案内と原稿確認 |
|---|---|
| 写真・更新 | 撮影、掲載許可、季節の案内、行事終了後の更新 |
| 受付・保守 | フォーム、通知、予約管理、保守、操作説明の範囲 |
境内の撮影は季節を選びます。
桜や紅葉の時期に撮っておくと、長く使える素材になります。
制作費は撮影・原稿・受付機能・移行・保守の範囲で変わります。同じ要件を制作会社へ渡し、初期費用と継続費用、追加更新の費用を分けて比較します。
この記事を書いた会社
寺院・神社のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- 担当範囲と制作例はMOTOKIの制作実績一覧でご覧いただけます
- WordPressテーマ「SWELL」を使った企業サイト・オウンドメディアの構築に対応
- 単一の自社メディアで月間30万PVを達成した過去の実績があります(現在の月間PVではありません)
- 技術メディアWAZAでWordPressの実装・運用方法を公開
- ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」技術顧問
参拝案内や行事のお知らせ、相談ページはWordPressで用意できます。寺社の活動に合わせて掲載項目を選び、原稿を確認する人と、公開後に更新する人を決めます。
とくに、公開後にご自身で更新できる状態にしておくことを重視しています。
制作会社へ更新を依頼する場合も、行事の変更や臨時休止を反映する連絡先と期限を決めます。
次のようなご相談をいただいています。
- この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
相談は無料です。
他社からも相見積もりを取ったうえでご判断ください。
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