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飲食店のホームページに必要なコンテンツ|来店につながる情報設計

飲食店|飲食店のホームページに必要なコンテンツ|来店につながる情報設計

「グルメサイトに掲載しているから、自社サイトはいらない」

飲食店からよくうかがう考え方です。しかし掲載料は年々上がり、同じ商圏の競合と並べて表示され、価格や割引で比較されます。自社サイトは、その比較の外に出るための場所です。

この記事では、飲食店の自社サイトに何を載せるべきか、そして実は最も効果が大きいGoogleビジネスプロフィールとの関係を整理します。

この記事で分かること

  • 自社サイト・グルメサイト・SNS・Googleの役割分担
  • 来店前に必ず確認される4つの情報
  • メニューをPDFや画像で載せてはいけない理由
  • 予約導線の設計と、費用の目安
目次

自社サイトは何のためにあるのか

媒体役割弱点
Googleビジネスプロフィール「近くの店」を探す人に最初に見つかる載せられる情報量に限りがある
グルメサイト予約が取りやすい。比較検討層に届く掲載料。競合と並べられ、価格で比較される
SNS日々の発信、ファンとの接点過去の投稿は流れて見られなくなる
自社サイト店の世界観と、判断に必要な情報を過不足なく伝える単独では見つけてもらいにくい

実際の来店行動はこう進みます。

  1. Googleマップや検索で店を見つける
  2. 写真・口コミ・営業時間をざっと見る
  3. 店名で検索して、公式サイトを確認する
  4. メニューと価格を見て、行くかどうか決める
  5. 予約する/そのまま来店する

3〜4が自社サイトの出番です。ここで情報が足りなければ、候補から外れます。逆にここさえ押さえれば、規模の小さな店でも十分に選ばれます。

来店前に必ず確認される4つのこと

確認されること用意するもの
今日やっているか営業時間、定休日、臨時休業のお知らせ。最も見られる情報
いくらかかるかメニューと価格。予算の目安(ランチ◯円、ディナー◯円)
どこにあるか地図、最寄駅からの経路、駐車場の有無と台数
どんな雰囲気か店内・席・料理の写真。何人で行けるか、個室の有無

加えて、目的別の情報があると選ばれやすくなります。

  • 子連れで行けるか(座敷、ベビーカー、子ども用食器)
  • アレルギー対応の可否
  • 個室・貸切の可否と、対応人数
  • 支払い方法(クレジットカード、電子マネー、QR決済)
  • 喫煙・禁煙の別

これらは「電話で聞かれること」と一致します。サイトに書いておけば、問い合わせ対応の手間がそのまま減ります。

メニューをPDFや画像で載せてはいけない

飲食店サイトで最も多い失敗です。紙のメニューをそのままPDFにして掲載しているケースが本当に多くあります。

PDF・画像で載せるとテキストで載せると
スマートフォンで拡大しないと読めないそのまま読める
検索エンジンが内容を読めない「◯◯市 ◯◯(料理名)」で見つかる
価格改定のたびに作り直しその場で修正できる
読み込みが遅い速い

特に2つ目が大きい。料理名は、そのまま検索されるキーワードです。「〇〇市 もつ鍋」「〇〇駅 ランチ 定食」で探している人に届くかどうかは、メニューがテキストで書かれているかで決まります。

メニューページは、自店で価格を更新できる構成にしてください。原材料費の変動で価格改定が必要になったとき、都度依頼では対応が追いつきません。

写真は全品でなくて構いません。看板料理と、注文数の多い上位10品程度に絞れば十分です。

Googleビジネスプロフィールが最優先

予算が限られる飲食店にとって、サイト制作より先にやるべき施策です。無料で、効果が最も大きい。

  • 営業時間を正確に。祝日・年末年始の特別営業時間も設定する
  • 写真を定期的に追加。料理、店内、外観。外観は「入口が分かる」写真を必ず
  • メニューと価格を登録
  • 口コミに必ず返信する。低評価にも、丁寧に事実を返す
  • 公式サイトのURLを登録
  • 属性(テイクアウト可、子ども連れ歓迎、バリアフリー等)を設定する

特に営業時間の正確さは決定的です。「開いていると思って行ったら閉まっていた」という体験は、低評価の口コミに直結します。臨時休業は必ず反映してください。

自社サイトとGoogleビジネスプロフィールは、営業時間・メニュー・写真を常に一致させることが重要です。両者で情報が食い違っていると、それだけで不信感を与えます。

必要なページ構成

ページ内容優先度
トップ看板料理の写真、営業時間、電話、予約導線、アクセス必須
メニューテキストで。カテゴリ別、価格つき必須
アクセス地図、最寄駅からの徒歩経路、駐車場必須
店内・席の紹介カウンター、テーブル、個室、収容人数
お知らせ臨時休業、季節メニュー、イベント
こだわり・店主紹介食材の産地、調理法、店の成り立ち
宴会・貸切プランコース内容、人数、価格該当店は必須
テイクアウト・デリバリー対応メニュー、注文方法該当店は必須
採用情報ホール・キッチンの募集

ページ数は多くありません。7〜10ページで十分に機能します。むやみに増やすより、メニューと営業情報の精度を上げるほうが効果的です。

予約導線の設計

  • スマートフォンの画面下部に「電話」「予約」を固定表示。飲食店の閲覧はほぼスマートフォンです
  • 電話番号はタップで発信できるように
  • 電話の受付時間を明記(「14:00〜17:00は電話に出られない場合があります」など)
  • Web予約は既存の予約システムやグルメサイトへリンクするだけでも可
  • 当日予約の可否、何名から予約可能かを書く

予約システムを新規に導入する必要は必ずしもありません。まずは電話とフォームで十分です。予約件数が増えてから検討してください。

よくある失敗

  • 営業時間が古いまま:最も多く、最も損失が大きい。変更したら即日直せる仕組みにする
  • メニューがPDF:前述のとおり。テキスト化するだけで検索流入が生まれます
  • 料理写真が暗い:スマートフォン撮影でも、自然光の入る窓際で撮れば大きく改善します
  • 音楽が自動再生される:外出先で見る人が多く、離脱の原因になります
  • お知らせの最終更新が2年前:閉店したと思われます
  • 電話番号が画像:タップで発信できません

費用と進め方

項目目安
制作費用30万〜100万円(7〜10ページ)
制作期間1.5〜3か月
料理・店内撮影5万〜15万円/日
上振れ要因メニュー点数、多店舗展開、予約システム連携

撮影費はケチらないでください。飲食店サイトの成否は写真で決まります。制作費を抑えるなら、ページ数を減らすほうが賢明です。

費用の考え方はホームページ制作費用の相場、飲食店の実績がある制作会社は飲食店のホームページ制作に強いWeb制作会社から探せます。

実例をまとめて見たい場合は、制作者が分かっているサイトだけを集めた飲食店・カフェのウェブサイトデザインをご覧ください。
制作会社とスタッフの名前まで載せています。

よくある質問

Q. グルメサイトへの掲載はやめてよいですか?

いきなりやめるのは危険です。まず予約の何割がどの経路から来ているかを把握してください。来店時に聞き取るだけでも傾向は掴めます。自社サイトとGoogleビジネスプロフィールからの予約が育ってきてから、段階的に見直すのが安全です。

Q. InstagramがあればWebサイトは不要では?

SNSは日々の発信には最適ですが、営業時間・メニュー・アクセスといった「いつでも確認したい情報」を探すのには向きません。過去の投稿は流れてしまいます。両方を持ち、SNSからサイトへ誘導するのが基本形です。

Q. 料理写真は自分で撮ってもよいですか?

日常のSNS投稿は自分で構いません。ただしサイトのトップとメニューの主要品は、プロに依頼する価値があります。1日の撮影で数十カットが揃い、それが数年使えます。

Q. 多店舗展開しています。店舗ごとにサイトを作るべきですか?

1つのサイトに店舗ページを分けて作る構成が効率的です。店舗ごとに営業時間・アクセス・席数を持たせ、メニューは共通化します。Googleビジネスプロフィールは店舗ごとに個別に登録してください。

まとめ

  • 最優先はGoogleビジネスプロフィール。無料で効果が最も大きい
  • 来店前に見られるのは営業時間・価格・場所・雰囲気の4つ
  • メニューは必ずテキストで。PDFと画像は検索にも読者にも不利
  • 営業時間とメニューは自店で更新できる仕組みにする
  • ページ数は7〜10で十分。写真にお金をかける

飲食店サイトは、豪華さより情報の正確さと鮮度で選ばれます。営業時間を今日直せる状態にすることが、何より重要です。

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