制作会社の保守費用を470社で数えた|月額の中央値は7,700円

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ホームページの保守・管理費が「月額いくらなら普通なのか」を知りたい方に向けた記事です。

SHIKUMI編集部が公式サイトを1社ずつ点検した全国の制作会社470社について、保守・運用の月額を公式サイトに載せているかを調べ、載せている会社の金額を数えました。

結論は次の3つです。

  • 保守の月額を公式サイトに載せている会社は67社(14%)。7社に1社です
  • 載せている会社の最低額は中央値7,700円。4分の3が13,200円以下で、1万円未満が57%
  • 東京の会社は中央値1万円、東京以外は6,600円。税込か税別かを書いていない会社が6割

金額はすべて、各社の公式サイトに書いてある「最低のプラン」の月額です。

保守の中身(更新の回数、バックアップ、セキュリティ対応)は会社ごとに違うので、金額だけで比べないでください。

調べ方と数字の限界は記事の最後にまとめています。

目次

保守の月額を載せている会社は7社に1社

470社の料金ページと保守・運用のページを開き、月額の金額が書いてある会社を数えました。

470社のうち保守の月額を公式サイトに載せているのは67社(14.3%)、制作費だけ載せているのは90社、料金を載せていないのは313社(横棒グラフ)
公式サイトの料金の書き方社数割合
保守の月額を載せている67社14.3%
制作費だけ載せている(保守は要相談)90社19.1%
料金を載せていない313社66.6%
470社。編集部が料金・保守のページを開いて確認できた範囲。2026年11月6日時点

制作費を載せている会社は26%ありますが、保守の月額まで載せている会社はその半分ほどです。

保守は「どこまでやるか」で金額が変わるため、見積もりで出す会社が多数です。

月額の中央値は7,700円。1万円未満が57%

載せている67社の、いちばん安いプランの月額を並べました。

保守・管理費の月額の分布。5千〜1万円未満が42%、1〜2万円未満が30%、5千円未満が15%、2万円以上が13%(横棒グラフ)
月額(最低プラン)社数割合
5千円未満10社14.9%
5千〜1万円未満28社41.8%
1〜2万円未満20社29.9%
2〜3万円未満4社6.0%
3〜5万円未満2社3.0%
5万円以上3社4.5%
最小1,100円、25%が5,000円以下、中央値7,700円、75%が13,200円以下、最大20万円

中央値は7,700円です。

87%の会社が2万円未満に最低プランを置いています。

2万円を超えるプランは、更新作業の代行や、アクセス解析をもとにした改善の提案まで含むものが多く、「保守」より「運用代行」に近い内容です。

東京は1万円、東京以外は6,600円

区分社数月額の中央値
東京都の会社16社10,000円
東京以外の会社49社6,600円
実績10〜19件の会社31社6,000円
実績20〜49件の会社18社10,000円
実績50件以上の会社17社10,000円
実績の件数は、公式サイトで社名かURLが分かる他社の制作実績を数えたもの

東京の会社と、実績が20件以上ある会社は、中央値が1万円です。

会社の規模が大きいほど、最低プランに含む作業が多くなる傾向があります。

税込か税別かを書いていない会社が6割

税の表記社数割合
表記なし39社58.2%
税込15社22.4%
税別13社19.4%
67社。金額の近くに「税込」「税別」の表記があるかで分けた

月額の近くに税の表記が無い会社が58%です。

月額7,700円なら税込で8,470円になるので、見積もりでは税込の金額を確かめてください。

事業者向けの見積もりは税込表示の義務の対象外なので、税別のまま書かれていても違反ではありません(財務省「総額表示」の案内)。

月額に何が含まれるかは会社ごとに違う

同じ「保守」でも、載っている内容は会社ごとに次のように分かれていました。

含まれることが多い作業月額の目安(公式サイトの表記から)
WordPress本体・プラグインの更新、バックアップ、障害時の連絡5千円前後から
上に加えて、文章や画像の差し替え(月1〜数件)1万円前後から
上に加えて、アクセス解析をもとにした改善の提案、ページの追加2〜3万円から
記事やバナーの制作、広告やSNSの運用代行まで5万円以上
67社の公式サイトの記載を編集部がまとめたもの。各社の内容は公式サイトで確認してください

月額が安い会社は、更新作業が「別料金」か「時間単価」になっていることが多くあります。

自社で更新する予定なら安いプランで足り、更新を頼みたいなら1万円前後のプランから比べるのが目安です。

保守の見積もりを比べる3つの手順

  1. 自社で何を更新するかを先に決める。お知らせや実績を自社で更新するなら、更新代行は要りません
  2. 「含まれる作業」と「別料金の作業」を書面でそろえる。更新の回数、バックアップの頻度、障害時の対応時間、解約時の引き継ぎを同じ項目で比べます
  3. 税込の月額と、年の合計で比べる。月7,700円と月1万円の差は、年で2万7,600円です

確認する項目はホームページ保守契約のチェックリストに、年間の予算の立て方はホームページの維持費はいくら?にまとめています。

数字を読み違えやすい3つの注意点

載せていない会社が高いとは限りません。保守の中身を決めてから見積もる方針の会社が多数です。

最低プランは「何もしない月」の金額です。更新を頼んだ月は、別料金か上のプランの金額になります。

サーバー代とドメイン代は別です。保守の月額に含む会社と含まない会社があるので、対処として見積もりの内訳に「サーバー」「ドメイン」の行があるかを見てください。

調べ方と数字の限界

470社の出どころと数え方

母数は、SHIKUMIの都道府県別・市区別の制作会社記事の掲載基準を通った470社です(制作会社470社の調査と同じ)。

  • 2026年11月6日に、各社の料金ページと、トップページからたどれる保守・運用・サポートのページを開き、月額の金額が書いてある行を集めた
  • 集めた行を編集部が読み、自社のホームページ保守・運用・更新サポートとして提示している月額の最低額だけを採った。広告やSNSの運用代行、制作費込みの月額、サーバー代だけの行、時間単価、相場の一般論は除いた
  • 税込・税別は、金額の近くに表記があるものだけ分けた

この数字が表していないもの

「載せていない」には、保守のページを見つけられなかった会社も含みます。

金額は公式サイトの表記であり、実際の見積もり額ではありません。

母数は当サイトの掲載基準を通った会社で、全国の制作会社全体の縮図ではありません。

集計データと更新

表の数字は集計データ(CSV)で配布しています。社名を含む一覧は配布していません。

この調査は年1回、同じ方法で数え直す予定です。数字と図は、出典として「SHIKUMI(MOTOKI合同会社)調べ」とこの記事のURLを明記すれば引用していただいてかまいません。

WordPressの更新・保守を任せる先を探している方へ

MOTOKI合同会社は、他社が制作したWordPressの保守・更新・改修に対応しています。バックアップと更新の手順、フォームのテスト送信、改ざんの確認までを定期の作業に含めます。ログイン情報は最初のお問い合わせには書かないでください。

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よくある質問

保守契約は必要ですか?

WordPressのサイトなら、本体とプラグインの更新とバックアップをだれかが続ける必要があります(WordPress公式「WordPress の更新」)。

自社でできるなら契約は要りませんが、できる人がいない場合は最低プランでも契約したほうが安全です。

月額5,000円の保守と1万円の保守は何が違いますか?

多くの会社では、5,000円前後は更新・バックアップ・障害時の連絡まで、1万円前後は文章や画像の差し替えを月に数件含みます。

会社ごとに違うので、含まれる作業の一覧を書面でもらって比べてください。

他社が作ったサイトの保守も頼めますか?

頼めます。

ただし、最初に現状の調査(テーマ・プラグイン・バックアップの有無)を別料金にしている会社があります。

まとめ

制作会社470社のうち、保守の月額を公式サイトに載せているのは67社(14%)で、最低プランの中央値は7,700円でした。

金額の差は「含まれる作業」の差なので、自社で何を更新するかを決めてから、同じ項目で見積もりを比べてください。

次は保守契約のチェックリストで、見積もりに入れる項目を確かめてください。

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