制作会社470社の自社サイトを調べた|料金を載せる会社は26%

制作会社470社の自社サイトを調べた記事のアイキャッチ画像

ホームページ制作会社を探すとき、「料金はいくらが普通か」「どの会社も同じに見える」と迷う方に向けた記事です。

SHIKUMI編集部が公式サイトを1社ずつ点検した全国の制作会社470社について、料金・自社サイトのCMS・実績の数・対応サービスを数えました。

結論は次の4つです。

  • 料金を公式サイトに載せている会社は26%(4社に1社)。載せている会社の最低プランの中央値は30万円
  • 制作会社の自社サイトの80%がWordPress。そのほとんどが独自テーマ
  • 確認できた他社の制作実績は中央値19件。43%の会社が直近1か月に実績を更新している
  • 「原稿作成」を対応サービスに掲げる会社は9%。原稿は発注側が用意する前提で予算と時間を見る

数字はすべて、各社の公式サイトに書いてあることを数えたものです。

アンケートや推計は含みません。

調べ方と数字の限界は記事の最後にまとめています。

目次

470社の数字を1枚で見る

先に全体の表です。

各項目の読み方は、このあとの見出しで1つずつ説明します。

項目数字母数
料金を公式サイトに掲載122社(26.0%)470社
載せている最低プランの中央値30万円(4分の1が19.8万円以下、4分の3が50万円以下)金額が読めた88社
自社サイトがWordPress376社(80.5%)開けた467社
確認できた実績の数中央値19件(最大1,132件)470社
直近1か月(2026年10月以降)に実績を更新203社(43.2%)470社
保守・運用をサービスに掲げる315社(67.0%)470社
原稿作成をサービスに掲げる43社(9.1%)470社
所在地が東京都107社(22.8%)470社
株式会社422社(89.8%)470社
2026年11月6日時点。点検は2026年10月下旬〜11月上旬。SHIKUMI編集部調べ

料金を載せている会社は4社に1社。最低プランの中央値は30万円

470社のうち、公式サイトに料金を書いている会社は122社(26.0%)でした。

残りの348社は「要相談」「お見積もり」だけで、金額が出ていません。

料金を公式サイトに載せているのは122社(26%)。載せている会社の最低プランの分布(横棒グラフ)

載っている金額の分布

料金を載せている122社のうち、金額が読み取れた88社の「最初に出てくる金額」(いちばん安いプランの目安)を並べました。

最低プランの金額社数割合
10万円未満10社11.4%
10〜29万円31社35.2%
30〜49万円25社28.4%
50〜99万円16社18.2%
100万円以上6社6.8%
最小4.5万円、最大150万円。中央値30万円

中央値は30万円です。

半分の会社は19.8万円〜50万円の間に最低プランを置いています。

東京と東京以外で、料金を載せる割合に差はありませんでした(東京25.2%、東京以外26.3%)。

実績が50件以上ある会社のほうが、料金を載せる割合がやや高い結果です(実績50件以上で33%、10〜49件で24%)。

発注者の読み方:載せていない会社が高いわけではない

料金を載せていない会社は、案件ごとに見積もる方針の会社です。

高いからではなく、ページ数や原稿の準備状況で金額が大きく変わるからです。

載っている最低プランは「ページ数が少なく、原稿も写真も発注側が用意する」条件のことが多いので、自社の条件で見積もりを取り直す必要があります。

予算ごとにできることはホームページ制作費用の相場で、見積もりのそろえ方は制作会社の選び方で説明しています。

制作会社の自社サイトは8割がWordPress。ほとんどが独自テーマ

470社の公式サイトを機械で開き、トップページのHTMLに残る痕跡からCMS(更新システム)を判定しました。

開けた467社のうち、WordPressは376社(80.5%)でした。

制作会社の自社サイトのCMS。WordPress 80.5%、判別できず15.2%、Next.jsなど2.1%、Movable Type 1.3%、STUDIO 0.6%(横棒グラフ)
自社サイトのCMS社数割合
WordPress376社80.5%
判別できず(独自構築など)71社15.2%
Next.js・Nuxt・Astro など10社2.1%
Movable Type6社1.3%
STUDIO3社0.6%
Wix・Jimdo・ペライチなど1社0.2%
開けた467社。痕跡を消しているサイトは「判別できず」に入る

テーマは市販品より独自テーマ

WordPressのテーマ名が読めたのは348社です。

そのうち市販テーマと分かる名前は約40社(1割強)で、Lightning 9社、SWELL 8社、Arkhe 6社、Snow Monkey 3社、Astra 3社の順でした。

残りの約9割は、自社名などを付けた独自テーマです。

制作会社は自社サイトを「作例」として見せるので、独自テーマで作り込む会社が多いと考えられます。

発注者の読み方:WordPressの提案は標準。確かめるのは更新のしやすさ

制作会社自身が8割の確率でWordPressを選んでいるので、WordPressでの提案は特別なものではありません。

確かめるべきなのは「どのテーマで、どこまで自社で更新できるか」です。

独自テーマは見た目の自由度が高い反面、更新できる場所が限られることがあります。

市販テーマとの違いは有料WordPressテーマ比較、更新できない原因はWordPressなのに自社で更新できない原因にまとめています。

実績は中央値19件。4割の会社が直近1か月に更新している

公式サイトの実績ページで、取引先の社名かサイトURLが分かるものだけを数えました。

「業種だけ」「お客様の声だけ」は数えていません。

公式サイトで確認できた他社の制作実績の数。10〜19件が51%、20〜49件が29%、50〜99件が12%、100件以上が8%(横棒グラフ)
確認できた実績社数割合
10〜19件241社51.3%
20〜49件138社29.4%
50〜99件55社11.7%
100件以上36社7.7%
470社。10件未満の会社は点検の段階で外しているため含まない

中央値は19件です。

100件以上を社名つきで公開している会社は36社(7.7%)で、最多は1,132件でした。

実績の日付は「直近1か月」が最多

実績ページやお知らせで確認できた、いちばん新しい日付の分布です。

実績ページの最新の日付。2026年10月以降が43%、7〜9月が32%、4〜6月が14%、1〜3月が7%、2025年以前が3%(横棒グラフ)
最新の実績・更新社数割合
2026年10月以降203社43.2%
2026年7〜9月152社32.3%
2026年4〜6月65社13.8%
2026年1〜3月34社7.2%
2025年以前12社2.6%
不明4社0.9%
点検時点(2026年10月下旬〜11月上旬)から見た最新の月

4分の3の会社は、点検から3か月以内に実績かお知らせを更新していました。

半年以上前で止まっている会社は1割ほどです。

発注者の読み方:件数より「自社に近い実績の日付」を見る

実績が20件あれば、この470社の中では平均的です。

件数の多さより、自社と同じ業種・同じ規模の実績が、いつ公開されたかを見てください。

実績ページの最新が1年以上前なら、現在の体制を問い合わせで確かめる価値があります。

対応サービス:保守は67%、原稿作成は9%

公式サイトのサービス案内に書いてある項目を数えました(複数回答)。

公式サイトに書いてある対応サービス。デザイン88%、企画・設計68%、保守・運用67%、CMS構築57%、EC構築49%、SEO45%ほか(横棒グラフ)
対応サービス社数割合
デザイン412社87.7%
企画・設計319社67.9%
保守・運用315社67.0%
CMS構築269社57.2%
EC構築232社49.4%
SEO213社45.3%
撮影・動画184社39.1%
システム開発181社38.5%
LP制作178社37.9%
採用サイト164社34.9%
広告運用133社28.3%
コーディング131社27.9%
アクセス解析・改善102社21.7%
原稿作成43社9.1%
多言語対応35社7.4%
470社・複数回答。公式サイトに書いていない対応は数えていない

発注者の読み方:原稿と写真は自社で用意する前提で予算を組む

原稿作成を掲げる会社は43社(9.1%)、撮影・動画は184社(39.1%)です。

つまり、文章と写真は発注側が用意する前提の会社が多数です。

原稿が遅れると公開も遅れるので、依頼の前に原稿・写真素材の準備を先に進めてください。

SEO・広告運用を頼める会社は半数以下

「SEO」を掲げる会社は45%ですが、何が含まれるかは会社ごとに違います。

内訳の確かめ方は「SEO対策込み」に何が入っているかで説明しています。

広告運用を掲げる会社は133社(28.3%)、アクセス解析・改善は102社(21.7%)です。

公開後の集客まで同じ会社に頼みたい場合は、候補が3割ほどに絞られます。

実績に多い業種:製造業46%、医療36%、自治体36%

各社の実績ページで、目立って多い業種を点検担当が記録したものです(複数回答)。

実績に多い業種社数割合
製造業218社46.4%
医療・クリニック170社36.2%
自治体・団体168社35.7%
学校・教育155社33.0%
士業96社20.4%
飲食81社17.2%
不動産68社14.5%
IT・SaaS50社10.6%
採用41社8.7%
美容41社8.7%
470社・複数回答。建設は「建設・不動産」「建築・不動産」など表記が分かれるため合算していない

製造業・医療・自治体・学校は、どの地域の制作会社でも実績が集まりやすい業種です。

逆に、飲食や美容を得意とする会社は2割以下なので、業種で絞ると候補は一気に減ります。

業種で探す場合は、製造業・クリニック・飲食店の制作会社の記事を用意しています。

所在地:東京が23%、残りは全国に分散

公式サイトの会社概要にある本社所在地で数えました。

都道府県社数割合
東京都107社22.8%
神奈川県19社4.0%
大阪府16社3.4%
埼玉県・福島県各12社各2.6%
岡山県・静岡県各11社各2.3%
10社の道県(10か所)北海道・茨城・栃木・群馬・長野・富山・兵庫・広島・愛媛・福岡各2.1%
470社。都道府県が特定できたのは467社

東京都が107社で最多ですが、全体の4分の3は東京以外の会社です。

この470社は当サイトの都道府県・市区別の記事に、点検結果つきで載せています。

地域で探す場合は制作会社を探すから都道府県を選んでください。

自社サイトの作り:計測タグ92%、動きのある表現は16%

公式サイトのHTMLから読み取れた技術の採用率です(開けた467社)。

項目社数割合
Googleアナリティクス・タグマネージャー430社92.1%
jQuery383社82.0%
構造化データ(JSON-LD)351社75.2%
Google Fonts261社55.9%
スライダー(Swiper)138社29.6%
Adobe Fonts67社14.3%
動きのある表現(GSAP・WebGL・Lenisのいずれか)74社15.8%
https で開ける466社99.8%
フッターの©年が2026年115社24.6%
フッターに©年の表記なし251社53.7%
2026年11月6日に機械で取得。トップページのHTMLの中央値は73KB

アニメーション用のライブラリ(GSAPなど)を使う会社は16%で、少数派です。

自社サイトに「動き」を見せる会社は、提案でも動きのある表現を得意とする傾向があるので、好みの判断材料になります。

©年を書かない会社が半数を超えているため、©年だけで更新の有無は判断できません。

この数字を発注に使う3つの手順

  1. 予算の目安を持つ。最低プランの中央値は30万円。原稿と写真を自社で用意しない場合は、その分が上乗せになると考える
  2. 候補を2〜3社に絞る。自社と同じ業種の実績があり、実績ページが1年以内に更新されている会社を選ぶ
  3. 同じ条件で見積もりを取る。ページ数・原稿の分担・公開後の更新方法をそろえて依頼する

数字を読み違えやすい3つの注意点

最低プランが安い会社がお得とは限りません。最低プランは「5ページまで」「原稿と写真は支給」「テンプレート使用」などの条件つきが多く、自社の条件では別の金額になります。

自社サイトがWordPressでも、提案がWordPressとは限りません。作例が独自テーマで作り込まれていても、納品されるサイトで自社が更新できる範囲は別に確かめる必要があります。

実績の件数が多い会社が良いとは限りません。下請けで作ったものや自社サービスの画面が混ざることがあるので、自社と近い案件を1〜2件開いて中身を見てください。

迷ったときの対処は、候補の会社に「この数字と比べて御社はどうか」と聞くことです。

見積もりの比べ方はホームページ制作会社の選び方に、依頼先の種類ごとの違いは依頼先の比較にまとめています。

調べ方と数字の限界

470社の出どころ

SHIKUMIの都道府県別・市区別の制作会社記事(93本)を作るときに、編集部が公式サイトを1社ずつ点検して掲載基準を通った会社です。

掲載基準は、法人であること、番地まで分かる所在地、Web制作が主な事業、他社の制作実績が10件以上、2025年11月以降の更新があること、連絡窓口があることです。

点検は2026年10月下旬〜11月上旬に行いました。

数え方

  • 料金・実績の数・最新の日付・対応サービス・業種は、点検担当が公式サイトを読んで記録した値
  • 料金の金額は、料金ページで最初に出てくる金額(最低プラン)。税込・税別の表記はそのまま。上位プランは含まない
  • CMS・技術・©年・httpsは、2026年11月6日にトップページのHTMLを機械で取得して判定。470社のうち467社が開けた
  • CMSの判定はHTMLに残る痕跡(WordPressの読み込みパスなど)による。痕跡を消しているサイトは「判別できず」に入る

この数字が表していないもの

母数は「当サイトの掲載基準を通った470社」であり、全国の制作会社すべての縮図ではありません。

実績が10件未満の会社、個人事業の制作者、所在地を公開していない会社は含んでいません。

候補の集め方の都合で、東京都と、当サイトが市区別の記事を作った地域の会社が多めに入っています。

料金は公式サイトに書いてある金額であり、実際の見積もり額ではありません。

集計データ

この記事の表の数字は、集計データ(CSV)としてまとめて配布しています。

社名を含む一覧は配布していません。各社の点検結果は都道府県・市区別の記事に載せています。

更新と引用について

この調査は年1回、同じ方法で数え直す予定です(次回は2027年11月)。

数字と図は、出典として「SHIKUMI(MOTOKI合同会社)調べ」とこの記事のURLを明記すれば、引用していただいてかまいません。

保守・管理費の月額は制作会社の保守費用を470社で数えたで別にまとめています。

よくある質問

料金を載せていない会社に頼んでも大丈夫ですか?

大丈夫です。

4社に3社は載せていないので、載せていないこと自体は珍しくありません。

そのかわり、見積もりの内訳(ページ数・原稿・写真・公開後の保守)が書面で出るかを確かめてください。

WordPress以外を提案されたら、どう考えればいいですか?

理由を聞いてください。

更新の頻度が低い、表示速度を重視する、といった理由があれば静的サイトやSTUDIOにも合理性があります。

確かめるのは、公開後に自社で直せる範囲と、別の会社に引き継げるかの2点です。

実績は何件あれば十分ですか?

件数に正解はありません。

この470社の中央値は19件なので、20件前後なら平均的です。

自社と同じ業種・規模の実績が1〜2件あり、それが1年以内に公開されているかのほうが大切です。

まとめ

全国の制作会社470社を公式サイトで数えると、料金を載せる会社は26%、自社サイトの8割はWordPress、実績の中央値は19件でした。

原稿作成を掲げる会社は9%なので、文章と写真は自社で用意する前提で動き始めるのが近道です。

次にやることは、自社と同じ業種の実績がある会社を2〜3社選び、同じ条件で見積もりを取ることです。

候補は制作会社を探すの都道府県別・業種別の記事から選べます。

CONTACT

お問い合わせ

成果を出すホームページ制作は私たちにおまかせください。
まずはお気軽にご相談を!

目次