ホームページのリニューアル|目的の決め方・進め方・費用・URL変更の注意点

発注ガイド|なぜホームページのリニューアルが必要なのか?│理由をわかりやすく解説

ホームページのリニューアルは、目的と現在の不都合を整理し、残す情報・変更する機能・移行するURLを決めて進めます。見た目の変更と、構成・CMS・ドメインの変更は別の作業です。同じ条件を依頼先へ伝えることで、見積もりと工程を比較しやすくなります。

この記事では、現状調査から公開後までの8つの工程、URLの対応表、公開確認、お知らせの例を説明します。費用の比較はリニューアル費用の考え方、WordPress固有の移行はWordPressリニューアルの進め方で確認できます。

目次

目的に優先順位を付け、改修の範囲を選ぶ

目的を必ず1つに制限する必要はありません。問い合わせ、採用、更新、情報整理などの優先順位と、公開時に必要な状態を決めます。例えば問い合わせなら、クリックやフォーム操作だけでなく、届いた相談の内容も記録します。

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変更の範囲主な作業最初に確認すること
見た目の刷新構成や本文を活かして表示を見直す必要な説明と機能を維持できるか
構成の組み直しサービス・実績・分類・本文・導線を整理する同じ問いの重複、統合先、変更するURL
CMSの移行更新する仕組みと入力画面を変更するデータ・独自機能・担当者の操作の移行
全面再構築構成・表示・機能を設計し直す既存の情報と事業上必要な機能をどう残すか

実際には複数を組み合わせる場合もあります。「何年たったか」や症状の個数だけで全面改修を決めず、情報の古さ、操作の支障、更新できない箇所、保守上の問題を確認します。重大な1件でも先に対処が必要な場合があります。リニューアル判断チェックリストで部分改修との違いを確認してください。

公開前に、現在のページと管理情報を一覧にする

Search Consoleに行がないことは、読者や用途がないことを意味しません。CMSの一覧、現在のサイトマップ、外部リンクや配布資料、検索実績を合わせて対象を調べます。未取得のデータを0として削除を決めないようにします。

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対象調べる内容残す・変更する判断
ページ・記事・添付URL、本文、画像、ファイル、用途、流入と外部リンク維持、改稿、統合、廃止。各理由を記録する
写真・ロゴ・図元データ、利用許諾、現在の内容との一致利用条件内で流用するか、新しく用意するか
更新機能・外部連携入力欄、一覧・詳細、予約、決済、通知データだけでなく運用操作も引き継ぐ
管理情報ドメイン、サーバー、DNS、メール、CMSの権限と契約移行手続き、担当、メールへの影響を確認する
計測プロパティ、設置元、測定範囲、イベントの定義同じ条件で比較できる設定と権限を残す

依頼先を変える場合は、納品データ、素材の利用条件、受け渡し・改修の可否も確認します。ログインできることだけで、すべてを移せると判断しません。権限や契約先が不明な場合は管理者の調べ方と引き継ぎチェックリストを使えます。

現状調査から公開後までの8つの工程

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工程発注側が決める・確認すること制作側と合意する確認物
1. 現状と目的不都合、優先順位、今の相談と更新の記録調査範囲と、計測できていない項目
2. 対象の棚卸し残す説明・必要な機能・管理権限ページ・機能・素材の一覧
3. 要件の整理必須、後日追加、除外、社内の担当RFPまたは要件メモ、未定事項
4. 比較と契約同じ条件で提案と費用を比べる移行件数、再制作、転送、検収、公開後の範囲
5. 設計・原稿・表示情報の正確さ、構成、素材、更新操作承認した原稿・画面・入力仕様
6. 制作と移行移行した情報と、制作中の追加更新旧新URL表、移行記録、追加分の反映手順
7. 検収と公開残件、公開日、対応体制公開手順、バックアップ、戻す条件と責任者
8. 公開後の確認相談・更新・検索の異常を確認本番の検証結果、対応履歴、次の確認日

期間はページ数、独自機能、素材、移行、承認の予定で変わります。技術調査を制作側に任せる場合も、情報を残す判断には発注側が参加します。工程ごとの開始条件と承認日を含む日程を依頼先と決めてください。

新しいサイトを別の検証環境で作る場合は、制作中も旧サイトへ追加される記事や受付データがあります。移行の基準日、更新を止める範囲と時間、差分を取り込む担当を決めます。復旧も古いバックアップを戻すだけでは新しい受付を失う場合があるため、追加データをどう保つかまで確認します。WordPressでは公式のバックアップ資料も参照してください。

URLを変える場合は、対応先と理由を記録する

変更する理由がなければ、既存URLを維持する方法を検討します。変える場合は、旧URLと関連する新URLを対応させます。統合では固有の情報を先に引き継ぎ、関係のないトップページへ一括転送しません。

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旧URLの扱い対応の例公開後の確認
維持同じURLで必要な情報を掲載するHTTP 200、内容、canonical、内部リンク
移動内容に対応する新URLへ301または308で恒久転送する旧URLから最終URLまでの応答と内容
統合固有情報を統合先へ反映して転送する旧情報の欠落、転送先、残った旧リンク
廃止代わりがない場合は404または410を返す方法を検討する不要な内部リンク、配布資料や顧客案内への影響

この表は対応方法の整理で、特定ページの削除を勧めるものではありません。旧記事の原稿と処置理由を残し、必要なら復元できるようにします。

転送一覧の作成、実装、全件確認、内部リンク・canonical・XMLサイトマップの更新を誰が行うか、見積もりで確認します。別の項目へ含まれている場合もあるため、転送の記載がないだけで発注側の負担と決めつけません。

Googleの移転資料で確認すること

Googleのサイト移転ガイドと転送方式の説明を2026年10月3日に確認しました。恒久的な転送を最終的な対応先へ設定し、できるだけ長く、一般的には1年以上維持することが案内されています。

維持すべきなのは旧URLからの転送です。旧サーバーの契約が必ず1年以上必要とは限らず、新環境で転送を提供できるかを確認します。旧ドメイン、DNS、メール等の解約条件を合わせて判断してください。同じドメイン内のパス変更と、別ドメインへの変更でも必要な手続きが異なります。

サイトマップの送信や転送は、順位維持と回復時期を保証しません。移転後の変動を見ながら、転送だけでなく登録設定、欠けた本文、内部リンク、表示・操作の不具合も確認します。

公開前と公開直後の確認を分ける

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確認対象公開前公開直後
本文・表・画像合意した版と移行結果をPC・スマホで照合本番の表示、欠落、キャッシュを確認
更新機能担当者の権限で編集・追加・表示を試す本番の権限と入力画面を確認
フォーム・予約承認した方法で正常処理・エラー・通知を確認送信先や連携先の本番設定を確認
URL全対応表をテストするHTTP、転送先、canonical、旧リンクの残り
検索設定検証環境と公開用の設定を分ける必要な公開ページのnoindex・robots等を確認
計測タグとイベントの条件を確認重複や取得漏れ、対象範囲の変化

公開前の検証では、公開してはいけないページまで検索対象にしません。問い合わせ等のテストは関係者が承認した手順を使い、テストと顧客の受付を区別します。

お知らせの例文と公開後の運用

お知らせには、確認できた変更点、URL変更の有無、読者に必要な操作を記載します。次の2例はひな形です。実際の変更と異なる説明は書き換え、転送とメールの動作を確認してから公開してください。

URLが変わらない場合

ホームページをリニューアルしました

このたび、当社のホームページを全面的にリニューアルしました。
サービスの内容と事例を見つけやすくし、スマートフォンからも読みやすい構成にしています。
今後も情報を更新してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

2026年〇月〇日
株式会社〇〇

URLが変わる場合

ホームページ移転のお知らせ

このたび、当社のホームページを下記のアドレスに移転しました。

新しいアドレス:https://www.example.co.jp/

旧アドレスからは自動的に新しいページへ移動しますが、ブックマークやリンクをご登録の方は、お手数ですが新しいアドレスへの変更をお願いいたします。
メールアドレスに変更はありません。

2026年〇月〇日
株式会社〇〇

公開直後は運用に必要な動作を確認し、その後はSearch Consoleの登録と検索実績、GA4の取得、実際の相談を同じ条件で比較します。「1か月後に見る」だけで異常の対応を待たず、問題があれば先に修正します。通常の記録はGA4・Search Consoleの設定と指標で整理できます。

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症状先に調べること判断に残す記録
特定ページが見つからないURLの対応、HTTP、転送、登録設定、内容旧新URLと検証結果
サイト全体の検索流入が変わった期間・検索語・対象範囲、公開設定、内容の変更同条件の実績と変更履歴
閲覧はあるが相談が減ったフォーム・受信・導線、計測の定義、相談内容テスト結果と実受信を分ける
表示や更新が使いにくい画像・表・入力画面・機能の変更再現する端末と操作、修正担当

費用と期間を相談するときの条件

作業の型だけで市場全体の価格や納期は決まりません。対象ページと画面の型、記事・実績の移行件数、原稿・撮影、独自機能、URLとメールの扱い、承認予定を伝えます。同じ「既存30ページ」でも、流用・個別修正・再制作で作業は変わります。

費用記事には、当社の公開料金と見積もり条件の記入例を掲載しています。MOTOKIのリニューアル対応範囲で最新の料金・条件も確認できます。

リニューアルでよくある質問

記事はすべて移す必要がありますか

一律ではありません。検索実績だけでなく、顧客への案内、外部リンク、事業上の必要性、残すべき記録、重複を確認します。統合する場合は固有情報と旧URLの扱いを先に決めます。

ドメインや制作会社を変えてもよいですか

変更はできますが、権限、契約、データ、メール、URLへの影響を調べて日程を決めます。制作会社の変更だけならドメインも変更する必要があるとは限りません。

元データがありません。公開ページから復元できますか

公開された本文や画像を確認できる場合はありますが、CMSの設定、機能、非公開情報、画像の原本、利用権限までは揃いません。現行の管理者と契約を確認し、後任に復元できる範囲を調査してもらいます。

公開日はいつがよいですか

利用への影響と、発注側・制作側が異常に対応できる時間を合わせて決めます。検収の残件、切り替え、復旧、メールや外部連携を含む手順を確認してから公開を承認します。相談時は、現在のURL、困っていること、残したい情報、管理権限の状態を整理して伝えてください。

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