美容室・理容室のホームページを、これから作る方に向けた記事です。
どんなページをどの並びで用意し、どんな機能を入れ、どんな見た目にすればよいのかを、制作会社に相談する前に把握できるようにまとめました。
読み終えたときに、見積もりの内容が判断できる状態になることを目指しています。
1. このサイトで何が決まれば成功か
新規予約と、ホットペッパー経由に頼りすぎない集客です。
多くのサロンはホットペッパービューティーに月10万円以上を払っています。
自社サイトを作る目的は、そこからの脱却です。
指名検索(店名で検索)してくれた人を、掲載手数料のかからない自社予約に流すこと。
この一点で設計します。
どう検索されるか
「地域名+美容室」ではポータルサイトに勝てません。
狙うのは「店名」での指名検索と、「地域名+縮毛矯正」「地域名+白髪染め 得意」といった技術での検索です。
スタイリスト個人の名前で探される場合もあります。
2. ディレクトリ構成(ページの一覧)
美容室・理容室のホームページに必要なページと、そのURLの案です。
見積もりを見るときは、この表と照らして「足りないページがないか」を確認してください。
| URL | ページ | 何を置くか・なぜ必要か |
|---|---|---|
| / | トップ | スタイル写真・予約ボタン・営業時間 |
| /style/ | ヘアスタイル(一覧) | 写真が主役。長さ・カテゴリーで絞り込めるように |
| /menu/ | メニュー・料金 | カット・カラー・パーマ。所要時間も併記 |
| /staff/ | スタイリスト紹介 | 得意な施術と、その人の作品写真 |
| /salon/ | 店舗紹介 | 内装写真。席数・個室の有無 |
| /first/ | 初めての方へ | カウンセリングの流れ・所要時間 |
| /reserve/ | 予約 | 自社予約システムへの導線を最も目立たせる |
| /access/ | アクセス | 駐車場・最寄り駅からの道順 |
| /blog/ | ブログ | スタイル紹介やヘアケアの記事 |
ここが分かれ目
ヘアスタイル一覧が心臓部です。
写真を増やせる仕組み(管理画面から自分で投稿できる形)にしておかないと、更新が止まって終わります。
制作会社に依頼しないと写真1枚追加できないサイトは、この業種では作る意味がありません。
3. 必要な機能
「必須」は、無いと集客の仕組みが成立しないものです。
「推奨」は費用対効果が高いもの、「任意」は事業の形によるものです。
| 機能 | 要否 | 理由・補足 |
|---|---|---|
| 自社予約システム | 必須 | ここが目的。外部サービスでも自社ドメイン内に置く |
| スタイル投稿機能 | 必須 | スマートフォンから写真を追加できること |
| Instagram連携 | 必須 | この業種の作品発信はInstagramが主戦場 |
| スタイリスト指名予約 | 推奨 | 指名文化のあるサロンでは必須 |
| LINE公式連携 | 推奨 | リピート予約と再来促進 |
| 料金表 | 必須 | 税込・カット込みか別かを明確に |
4. 見た目・レイアウトの方向性
作品・事例の点数がそのまま信頼になるので、写真の並びを大きく取ります。
写真の見せ方がすべてです。
第一画面は文字を減らし、スタイル写真を大きく。
グリッド状に並べるとInstagramに近い見え方になり、この業種では受け入れられやすい形です。
写真は必ずプロに撮ってもらってください。
ここまでの構成で見積もりを取ると、同じ内容でも会社によって金額が大きく違います。
判断に迷ったら、この記事を書いたMOTOKI合同会社でも見積もりの内容についてのご相談を受け付けています。
5. よくある失敗
美容室・理容室のホームページで、実際に起きやすい失敗です。
- スタイル写真を自分で追加できない作りにしてしまう
- ホットペッパーへのリンクを目立たせてしまい、手数料のかかる予約に流している
- 料金表がなく、ポータルサイトを見に行かせている
- スマートフォンで見たときに写真が小さい
- 写真がスマートフォン撮影で、他店と並べたときに見劣りする
法令上の注意
特にありません。
ただし、他店との比較や「日本一」といった表現は景品表示法に触れる可能性があります。
6. 費用の目安
| 20〜50万円 | テンプレートベース。予約は外部サービスの埋め込み |
|---|---|
| 50〜120万円 | オリジナルデザイン。撮影込み。自社予約システム連携 |
| 120万円〜 | 上記+会員機能・LINE連携・継続的な運用支援 |
撮影費に10〜30万円は見ておいてください。
この業種では制作費より撮影の質のほうが集客に効きます。
金額は制作会社や地域によって幅があります。
同じ内容でも見積もりが2倍違うことは珍しくないので、必ず複数社から取ってください。
この記事を書いた会社
美容室・理容室のホームページについて、制作と改善のご相談を承っています。
この記事を掲載している「SHIKUMI」は、WordPressに特化したホームページ制作会社・MOTOKI合同会社(埼玉県所沢市)が運営しています。
- ホームページ制作実績 54件
- WordPressテーマ「SWELL」での構築 48サイト
- 自社メディアを月間30万PV規模で運営
- WordPressの技術記事を331本公開
- ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」技術顧問
この記事で「必須」とした機能——自社予約システム、スタイル投稿機能、Instagram連携、料金表——は、いずれもWordPressで実装できます。
とくに、公開後にご自身で更新できる状態にしておくことを重視しています。
更新のたびに制作会社へ依頼が必要なサイトは、結局のところ更新が止まるためです。
次のようなご相談をいただいています。
- この記事のディレクトリ構成をそのまま持ち込んでの見積もり相談
- いま検討している他社の見積もりが妥当かどうかのセカンドオピニオン
- 既存サイトを見たうえでの改善点の指摘
相談は無料です。
他社からも相見積もりを取ったうえでご判断ください。
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