メタキーワード(meta keywords)を設定したほうがいいのか、という質問をよくいただきます。
結論から書くと、Googleの検索順位には影響しません。
Google自身がそう明言しています。
この記事では、その根拠と、それでも設定したい場合の考え方を整理します。
メタキーワード(meta keywords)とは
HTMLの head 内に書く meta タグのひとつで、そのページの内容を表す単語を並べるものです。
<meta name="keywords" content="WordPress,SWELL,カスタマイズ">ページのテーマを補足するためのタグですが、現在のGoogle検索での扱いは、本文やタイトルと異なります。
Googleは検索順位に使っていない
Googleは2009年9月21日の公式ブログで、keywords meta タグをランキングに使っていないと発表しています。
Google のウェブ検索(Google.com からアクセスできる、日々数多くのユーザーが使用する検索)では、keywords meta タグは完全に無視されます。
Google Search Central Blog(2009年9月21日)
この記事は現在も公開されていて、冒頭に「Google が keywords meta タグをサポートしていないという点は現在も変わりません」という注記が追加されています。
また、現在のGoogle検索セントラルのドキュメントにも、インデックスとランキングのどちらにも影響しないと書かれています。
2009年の話が今も生きている、という点がこの話のポイントです。
なぜ使われなくなったのか
Googleは同じ記事のなかで、理由も説明しています。
メタキーワードは訪問者の目に触れない場所です。
そのため、ページの内容と関係のないキーワードを詰め込む場所になってしまいました。
悪用が多かったため、Googleは何年も前から無視するようになった、という経緯です。
description メタタグとの違い
同じ meta タグでも、description は扱いが違います。
- keywords:Googleではインデックスにもランキングにも使われない
- description:検索結果のスニペットに使われることがある。
ただしランキングには使われない
descriptionもランキングには効きませんが、検索結果の見え方には関わります。
検索結果での見え方を見直すなら、手を入れる候補はこちらです。
それでもメタキーワードを設定したい場合
Googleの順位に効かないとしても、設定したい場面はあります。
- サイト内検索や社内システムが meta keywords を参照している
- 納品先の仕様書で設定が求められている
- 利用している外部サービスが参照すると仕様で確認できている
入力欄の有無はプラグインによって異なります。欄がないことだけでSEO設定の不足とは判断しません。
SEO SIMPLE PACKの入力場所と空欄時の扱いは、後半の確認表に整理しています。
入力欄がないプラグインを使っていて、それでも出力したい場合は、WordPressにメタキーワードを追加するカスタマイズにコードをまとめています。
Google以外の検索エンジンはどうか
「Googleが使わないだけで、ほかは使っているのでは」と思われることがあります。
検索エンジンごとに扱いを分けて確認します。
| 検索エンジン | メタキーワードの扱い |
|---|---|
| ランキングにもインデックスにも使わない(2009年に公式発表、現在も同じ) | |
| Bing | 2014年の公式ブログで検索順位を上げる目的の有用性を否定。過去の説明として参照 |
| Yahoo! JAPAN | 2010年の公式発表でGoogle検索技術の採用を案内。各タグの現在の扱いや検索結果の一致を、この発表だけでは断定しない |
Yahoo! JAPANによるGoogle検索技術の採用は、過去の公式発表に基づく説明です。
この発表を、現在の全検索サービスや全結果の仕様を保証する根拠としては扱いません。
日本語のサイトでも、Google向けの判断はGoogleの現行資料を根拠にできます。Googleの順位改善だけを目的にメタキーワードを追加する必要はありません。
自分のサイトに入っているか確かめる
昔に作ったサイトや、他社から引き継いだサイトには入っていることがあります。
ブラウザでページを開いて、ソースを表示すれば確認できます。
- ページ上で右クリックして「ページのソースを表示」を選ぶ(WindowsならCtrl+U)
- Ctrl+F で
keywordsを検索する - head内に
<meta name="keywords"があれば設定されている(引用符や属性の順序が違う場合もある)
<meta name="keywords" content="WordPress,SWELL,カスタマイズ">属性の順序、大文字・小文字、引用符の種類が違う場合もあります。掲載例と同じ文字列が見つからないことだけで未出力とは判断せず、head内のmeta要素のnameとcontentを確認します。
すでに入っている場合、外すべきか
急いで外す必要はありません。
Googleはこのタグをインデックスやランキングに使いません。ただし、削除の前後にサイトの順位がまったく変動しないという保証ではありません。ほかの変更や検索状況による変動と区別します。
ただし、次の場合は外しておくほうが無難です。
- 独自の業務情報など、公開HTMLに出す必要のない情報が入っている(keywordsは秘密の保存場所ではない)
- ページの内容と関係のない語が大量に入っている
- テーマの引き継ぎで、前のサイトの語が残ったままになっている
メタキーワードの代わりに手を入れるところ
ページの内容を検索エンジンと読者に伝えるなら、見直す場所は別にあります。
| 場所 | 効くところ | 優先度 |
|---|---|---|
| タイトル(title) | 検索結果のタイトルリンクの材料になる(そのまま表示されるとは限らない) | 高い |
| 説明文(description) | 検索結果のスニペットに採用される場合がある | 高い |
| 見出し(h1〜h3) | ページの構造と話題を伝える | 中 |
| 本文 | 読者の疑問に実際に答えているか | 高い |
| 画像の代替テキスト | 画像検索とアクセシビリティ | 中 |
| メタキーワード | Googleのインデックス/ランキングには使われない | — |
まず本文が読者の疑問に答えているかを確認し、内容に合うタイトルと説明文へ整えます。
説明文はページの内容に合わせて書き、Googleが本文から別のスニペットを使う場合も確認します。クリック率が改善するかは表示回数・検索語・順位・比較期間をそろえて判断します。
インデックスされないときの見方は、こちらにまとめています。

SEO SIMPLE PACKで確認する場所
| 確認するもの | 見る場所 | 空欄の場合 |
|---|---|---|
| 個別ページのkeywords | 投稿・固定ページ編集画面のSEO SIMPLE PACK設定 | 共通キーワードを使う設定の有無も確認する |
| 共通キーワード | SEO SIMPLE PACKの一般設定 | 共通値と個別値を混同しない |
| 公開HTML | ログアウトした対象ページのhead | 設定の保存と公開出力を比較する |
SEO SIMPLE PACK 3.7の一般設定には、個別のkeywordsが空欄なら共通値を出力する設定があります。個別欄を空にしただけで公開HTMLのkeywordsが消えるとは限りません。
入力場所や空欄の扱いはSEO SIMPLE PACKの設定ガイドを参照してください。独自スニペットが出力している場合は、その処理を別に確認します。
確認するタグを取り違えない
meta keywordsとmeta robotsは別の設定です。
不要なキーワードを整理するときに、noindexなどのインデックス制御やサイト所有権確認タグを一緒に削除しないでください。
削除前後のHTMLを保存し、独自検索などの参照処理がないか確認してから、キーワードを出力している設定だけを変更します。
説明文の書き換えによるクリック率や順位の改善は保証できません。
現在の仕様はGoogleがサポートするmetaタグで確認できます。
まとめ
- メタキーワードはGoogleの検索順位に影響しない
- Googleは2009年からそう明言していて、現在のドキュメントでも同じ
- 理由は、読者から見えない場所でキーワードの詰め込みに悪用されたため
- Google、Bing、Yahoo! JAPANの根拠は分けて確認する。検索技術の採用だけで個々の検索結果が同じとは判断しない
- すでに入っていても急いで外す必要はない。独自処理の参照と公開情報の範囲を先に確認する
- 本文で疑問に答えたうえで、タイトルと説明文を整える。説明文がスニペットに採用される場合がある
- それでも出力したい場合は、SEO SIMPLE PACKかカスタマイズで入れられる
2026年10月20日にGoogleの現行資料と、Bing・Yahoo! JAPANの過去の公式発表を照合しました。今回、SEO SIMPLE PACKの設定操作と各検索エンジンでの効果測定は行っていません。



