SEO診断の警告は、ページの目的と実際の応答を確認して判断します。
警告を消すためにnoindexやcanonicalを一律に変更すると、意図した検索表示を損なう場合があります。
1.noindexがある
検索に出したいページかを先に確認し、HTMLのrobots指定とHTTPのX-Robots-Tagを調べます。
Googleがnoindexを読み取れることが必要であり、robots.txtのクロール制限と同じ機能ではありません。
2.canonicalが別URLを示す
重複ページの正規化として意図した指定か、誤設定かを確認します。
canonicalは正規URLの判断材料であり、指定しただけでGoogleの選択やインデックス状態が確定するわけではありません。
3.descriptionがない・短い
本文を正確に要約した説明を設定し、検索結果のスニペットと比較します。
固定の文字数だけで合否は決まらず、Googleが本文から別の文章を使う場合もあります。
4.本文が少ない
検索した人の疑問に答えられるか、実装例や操作手順が不足していないかを確認します。
最低文字数を満たすために文章を増やしたり、一覧ページを一律にnoindexへ変えたりしません。
5.タイトルが短い
ページの対象と答えが読み取れるタイトルにし、同じタイトルの別ページがないか確認します。
短いこと自体を不具合とはせず、内容との対応を基準にします。
6.構造化データがない
ページに該当するGoogleの対応機能があるか確認し、実際に表示する情報と一致させます。
HowToのリッチリザルトは廃止されています。FAQリッチリザルトも2026年5月7日からGoogle検索に表示されなくなり、6月にドキュメントが削除されました。Googleの更新履歴を確認してください。FAQPageの記述自体と、Google検索での表示は別の確認です。
7.画像のaltがない
意味を伝える画像には内容や役割を表す代替テキストを付け、純粋な装飾画像には空のaltを使います。
画像リンクはリンク先の目的が伝わる名前になっているかも確認します。
8.重複コンテンツがある
URL違いの同一内容と、目的の異なる類似ページを分けて調べます。
統合、リダイレクト、canonicalを目的に応じて選び、Search Consoleの旧URLパラメーターツールで設定する手順は使いません。
9.応答時間が長い
同じ条件で複数回測定し、サーバー応答、転送量、ブラウザー描画を分けて調べます。
画像の軽量化だけでPHPの処理時間が改善するとは限らず、原因に合わせてキャッシュや処理を確認します。
警告からWordPressの修正箇所を探す
| 確認するもの | 確認・修正する場所 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| noindex | 一般公開するサイトは「設定 → 表示設定」、個別ページは利用中のSEOプラグインのrobots設定 | ページソースのrobotsメタとHTTPヘッダーを両方確認。意図した除外は維持する |
| title / description / canonical | SEO SIMPLE PACKでは投稿編集画面の個別設定。共通設定や追加スニペットも確認 | 設定値と公開HTMLが違う場合は、別の出力元やWP Rocketなどの対象ページのキャッシュを調べる |
| 画像のalt | 意味のある画像の画像ブロックで代替テキストを入力 | 装飾画像の空altと、属性そのものが無い状態を分ける。ロゴリンクではリンク先も伝える |
| 重複 | 2つのURLの本文・最終URL・canonicalを比較 | 1ページの診断だけではサイト全体の重複を検査できない。似た目的の記事と同一内容の別URLを分ける |
| 応答時間 | 同じURL・端末・接続条件で測り、サーバー応答と描画を分ける | WordPressの設定を変える前に原因を絞る。測定のために本番キャッシュを一律に止めない |
本稿の9項目は診断で見かける問題の分類です。内部SEO施策診断の使い方で扱う1ページのHTML検査だけでは、サイト全体の重複やSearch Consoleの登録状況まで分かりません。
SEO SIMPLE PACKの保存場所と空欄の扱いは設定ガイドで、構造化データの実際の出力はSWELLのJSON-LD出力例で確認できます。変更前の値を控え、対象ページを1件ずつ比較してから範囲を広げます。
変更後の確認と戻し方
変更前の設定を控え、対象ページの応答・HTML・表示を比較してから検索側の再処理を待ちます。
誤った対象に適用した場合は元の設定を戻し、再度取得して反映を確認します。
診断結果の点数や警告数の減少だけを、順位・クリック・収益の改善として扱いません。



