SEO SIMPLE PACKは、WordPressのメタタグまわりを設定するためのプラグインです。
SWELLと同じLOOSが開発していて、有効インストール数は10万件を超えています。
名前のとおり機能を絞ってあるので、入れてから迷う場面は多くありません。
ただし初期状態のままだと惜しい部分があるので、そこを中心にまとめます。
入れただけで何が出るのか
公式の説明では、インストール後に何もしなくても最低限のメタタグは出力されます。
初期設定は次のとおりです。
| 項目 | 初期状態の出力 |
|---|---|
| 投稿・固定ページの title | ページタイトル | サイト名 |
| 投稿一覧ページの title | サイト名 | キャッチフレーズ |
| ホームの description | キャッチフレーズ |
| 投稿・固定ページの description | そのページの内容から自動生成 |
| noindex | 著者・日付・投稿タイプアーカイブ・検索結果・404など。カテゴリーとタグは初期値ではnoindexにしない(3.7.0) |
注目したいのは投稿・固定ページのdescriptionです。
未設定の場合はページ内容からdescriptionが自動生成されます。本文の冒頭と、実際に出力されたメタタグの両方を確認してください。
Googleの検索結果の説明文は、本文やmeta descriptionなどから検索内容に応じて生成されます。設定したdescriptionがそのまま表示されるとは限りません。
descriptionには、そのページで何が分かるかを具体的に書きます。クリック率への影響はSearch Consoleで観測し、文面だけで改善を断定しないようにします。
最初に設定しておきたい4つ
公式が設定を勧めている項目は4つです。
- フロントページのdescription
- og:imageの画像
- 各ページ種別のnoindex設定
- 著者アーカイブの停止設定(著者ページを見せる必要がない場合)
著者アーカイブは、運営人数だけで停止を判断しません。著者紹介や執筆記事への入口として使っているかを確認します。
投稿一覧と重複し、独立した用途がない場合は停止を検討します。既存の内部リンクや検索流入、停止後のアクセス先を確認してから変更してください。
設定画面の場所
管理画面の左メニューに「SEO PACK」という項目が追加されます。
- 一般設定:タイトルやdescriptionの基本形、noindexの設定、アナリティクスや認証コード
- OGP設定:SNSでシェアされたときの表示
ページごとに個別に設定する
投稿・固定ページ・カテゴリーやタグなどのタームページでは、それぞれ個別に上書きできます。
- meta robots
- title
- meta description
- og:image
編集画面を下にスクロールすると入力欄があります。
全記事に手を入れる必要はありません。
検索で表示はされているのにクリックされていないページから優先して埋めるのが効率的です。
SWELLと組み合わせて使う場合
SWELLにもSEO向けの設定がありますが、メタタグの出力はSEO SIMPLE PACKに任せる形が想定されています。
SWELLと併用する場合も、子テーマの追加コードや他プラグインが同じメタタグを出力していないか確認します。開発元が同じことだけでは、サイト全体の競合がないとは判断できません。
他社のSEOプラグインと併用すると、titleタグが二重に出力されることがあります。
公式のFAQにもこの項目が用意されています。
乗り換え前にデータベースと設定をバックアップし、既存のタイトル・description・OGP・robots設定の移行方法を検証環境で確認します。旧プラグインの停止だけでは設定が自動移行されるとは限りません。切り替え後に代表ページの出力を比較し、不具合があればバックアップと元の構成へ戻します。
まとめて設定したい場合
記事数が多いサイトでは、管理画面から1件ずつ入力するのは現実的ではありません。
カスタムフィールドに保存されていても、すべてのキーをREST APIから読み書きできるわけではありません。REST公開の登録、対象投稿タイプの対応、認証と編集権限が必要です。公開レスポンスに不要な情報を追加しないよう、対象キーを絞ります。
方法はメタ情報をREST APIから設定する方法にまとめています。
保存先のキー名はカスタムフィールド一覧にあります。
プログラムからまとめて設定する場合は、カスタムフィールドのキー一覧をご覧ください。

保存した設定が残ったかを確かめる
| 確認項目 | 確認結果・判断 |
|---|---|
| 一般設定 | 検証環境の実際の保存処理で、投稿のnoindexを有効、カテゴリーを無効にしてDBに保存されたことを確認 |
| 個別タイトル・description | 有効なnonceを渡す保存処理で個別値が残ることと、タイトル内のHTMLが除去されることを確認 |
| descriptionを空にする | 送信したdescriptionのメタだけが削除され、送信していない個別タイトルは保持された。空欄後の自動生成文は公開HTMLで確認する |
| 保存されないとき | 検証では不正なnonceで設定が変わらなかった。権限、編集対象、保存操作の完了を確認し、何度も同じ送信を繰り返さない |
| 著者ページの初期値 | 3.7.0はauthor_noindexが有効、author_disable(著者ページの無効化)は無効。検索対象から外す設定と転送させる設定は別 |
2026年10月2日のPHP・DBでの保存確認に加え、10月3日に隔離環境の管理画面からホーム専用のタイトル・説明文と投稿固有のタイトル・説明文を保存し、再表示された入力値と実ページのHTMLが一致することを確認しました。移行作業とすべてのページ種別の組合せは未検証です。
変更前の設定と個別値を控え、保存後に画面の値と公開HTMLを比較してください。保存値が正しく公開HTMLだけ古い場合は、WP Rocketなどの対象ページのキャッシュを確認します。公開ページに誤ったnoindexが付いた場合は先に元の設定へ戻し、原因を調べます。
管理画面で保存して実ページまで確認する
「SEO PACK → 一般設定」でホーム専用のタイトルと説明文を入力し、設定を保存します。再表示された入力欄に値が残り、ホームのHTMLのtitleとmeta descriptionへ反映されていることを確認します。
個別記事は投稿編集画面のSEO SIMPLE PACK設定へ入力して「更新」します。一般設定の保存ボタンだけでは、記事の個別値は保存されません。記事を再読み込みし、入力値と公開URLのHTMLをそれぞれ確認してください。
タイトルの確認は本文の見出しではなくブラウザーのtitle、説明文はmeta descriptionが対象です。固定トップや分類ページの扱いは保存キーと画像の優先順位も参照してください。

まとめ
- 入れるだけで最低限のメタタグは出る
- 主要ページのdescriptionは内容を要約し、出力されたメタタグを確認する。検索結果での採用は保証されない
- 最初に設定するのはフロントページのdescription、og:image、noindex、著者アーカイブの4つ
- 設定画面は左メニューの「SEO PACK」
- SWELLとは開発元が同じで併用が前提。
他社のSEOプラグインとは併用しない - REST APIでまとめて変更する場合は、対象キーの登録・権限・バックアップを先に確認する
この記事は2026年9月6日に、WordPress.orgのプラグインページ(バージョン3.7.0)の記載で確認して書いています。
変更後に確認すること
フロントページ・投稿・固定ページ・アーカイブを各1件選び、ページソースのtitle、description、robots、og:imageを変更前と比較します。noindexを付けたくないページへの誤適用と重複出力を確認してください。設定画面で保存できたことと、検索結果へ反映されたことは別です。本稿の修正で実サイトの設定は変更していません。
根拠:Googleのスニペット解説、WordPress REST APIのメタフィールド登録、SEO SIMPLE PACK公式ページ。管理画面の保存から出力までの確認範囲は上の手順に記載しています。
多言語ページは本文と個別SEO値を別々に翻訳する
Bogoなどで翻訳用の記事を複製すると、元記事の個別SEO設定が引き継がれる場合があります。
Bogo 3.9.3では、本文とWordPressの投稿タイトルだけを英訳しても、個別指定したSEOタイトル・説明文・canonicalは元の値を保持しました。
全体設定を保存する操作だけでは、コピーされた個別値を翻訳できません。
翻訳先の記事IDを確認し、個別title・descriptionとcanonicalを公開前に照合します。
Bogoで複製後に確認する項目に、コピーされる値と戻し方をまとめています。
2026年10月4日に隔離環境のPHP生成処理で確認した条件であり、翻訳ボタンの実操作や全多言語プラグインの共通仕様を確認したものではありません。



