サイトを引き継いだものの、ドメインをどこで取ったのか誰も覚えていない、ということがあります。
自分で取ったドメインでも、何年も前だと管理会社を忘れてしまうものです。
取得先が分からないと、更新も移管もネームサーバーの変更もできません。
この記事では、ドメインを入れるだけで管理会社を判定するツールと、分からないときの探し方を紹介します。
この記事で使うWHOIS検索・ドメイン管理元判定は、当サイトと同じMOTOKI合同会社が作った「WEBツール箱」の1つです。
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掲載例の確認日:2026年9月28日
本稿の見直しでは公開説明とICANN・JPRSの資料を照合しました。現在の登録情報と実契約の照合、whoisコマンドの実行、ツールの通信・保存実装、移管操作は行っていません。所要日数、更新期限、公開情報の扱いは契約先とドメインの種類ごとに確認してください。
この記事で分かること
- ドメインの管理会社(レジストラ)を調べる手順
- WHOISの結果で見るべき項目
- .jpドメインで管理会社が出ないときの探し方
- 移管ロックと有効期限の確かめ方

登録情報のレジストラを手掛かりに契約先を探す
ドメインの公開登録情報は、RDAPやWHOISで調べます。.com・.net・.orgなどのgTLDでは、2025年1月28日からRDAPが基準の情報提供方式です。ICANN LookupはRDAPに対応し、.jpはJPRS WHOISで確認できます。
レジストラ欄は登録を担当する会社を示します。販売代理店を通して契約した場合は、料金を払う窓口やログイン先が別の場合もあります。サービス名の表示だけで決めず、更新案内や請求情報と照合してください。
ただし、レジストラ欄には「XServer, Inc.」のように運営会社の英語名が出ます。
そのままでは、どのサービスで契約したのか分かりにくいことがあります。
ツールはレジストラの会社名からサービス名の候補を表示します。同じ会社が複数のサービスを運営したり、販売代理店が窓口になったりするため、実際の契約サービスまで確定する表示ではありません。
ツールで調べる手順
- WHOIS検索・ドメイン管理元判定を開く
- 調べたいドメインを入れて「WHOISを調べる」を押す
- 最上段に管理サービスの名前、その下に有効期限・登録日・状態が出る
お試しに載っている「wp-cocoon.com」を調べた結果です。

管理サービスは「エックスドメイン(エックスサーバー)」と出ました。
WHOIS上のレジストラは「XServer, Inc.」です。
登録日は2018年1月18日、有効期限は2030年1月18日で、2026年9月28日時点で残り1,207日でした。
状態の欄には「移管ロック中」と出ていて、第三者に勝手に移管されない設定になっています。
登録者・組織の欄は「非公開」でした。
結果で見るべき項目
| 項目 | 見る理由 |
|---|---|
| 管理サービス(レジストラ) | 登録を担当するレジストラ。販売代理店や実際の契約・ログイン先が別の場合もあり、請求・更新案内と照合する |
| 有効期限 | 公開情報で取得できた期限を確認する。契約側の更新期限・自動更新・支払状況も管理画面で確認する |
| 状態(ステータス) | 移管ロックの有無や、期限切れ後の猶予期間に入っていないかが分かる |
| ネームサーバー | DNSをどこで管理しているか。管理会社が分からないときの手がかりにもなる |
| 登録日 | いつ取得したドメインか。移管の手続きができる時期の目安になる |
状態の欄に「復旧猶予期間」や「削除予定」と出た場合は、期限切れが進んでいる状態です。
ツールはこれらを問題ありとして表示するので、見つけたらすぐに管理会社へ連絡してください。
.jpドメインで管理会社が出ないとき
.jpドメインのWHOISには、管理会社(指定事業者)の名前が載っていません。
そのためツールは、ネームサーバーから管理会社を推し量り、「推定」と明記して表示します。

当社のドメインでは、WHOIS上のレジストラが「非公開」でした。
ネームサーバーがwpx.ne.jpのものなので、管理サービスは「シンレンタルサーバー または wpX Speed(エックスサーバー社)」と推定されています。
この2つのサービスはネームサーバーが共通で、外からはどちらか区別できません。
当社が実際に使っているのは、シンレンタルサーバーです。
サーバーとドメインを同じ会社でまとめて契約していることが多いので、ネームサーバーが手がかりになります。
ただし、ネームサーバーだけを別の会社に向けている場合は外れます。
推定で見つからなかったときは、次の順で探すのが現実的です。
- ネームサーバーの提供元にログインしてみる(同じ会社でまとめて契約していることが多い)
- メールを「ドメイン 更新」などで検索し、更新案内を探す
- クレジットカードの明細で、毎年同じ時期の引き落としを探す
それでも見つからない場合は、ドメインを取った当時の担当者や制作会社に確認します。
契約先を順番に洗い出す方法は、ドメイン・サーバーの管理情報が分からないときの調べ方にもまとめています。
ツールを使わずに調べる方法
公開登録情報は、下表のWebサービスでも確認できます。gTLDはRDAPに対応するICANN Lookup、JPドメインはJPRS WHOISを使います。後述のwhoisコマンドは、問い合わせ先がWHOISを提供している場合の方法です。結果が得られないgTLDはICANN Lookupで確認してください。
| ドメインの種類 | 調べる先 |
|---|---|
| .com・.net・.orgなど | ICANNの「ICANN Lookup」(lookup.icann.org) |
| .jp・.co.jpなど | JPRSのWHOIS(whois.jprs.jp) |
MacやLinuxなら、ターミナルで次のコマンドも使えます。
whois example.comWindowsには標準のwhoisコマンドが入っていないので、上のWebサイトを使うのが手軽です。
結果の「Registrar」の行が管理会社の英語名です。
.jpドメインでは、この行自体がありません。
移管ロックと移管の時期
「移管ロック中」は、第三者にドメインを持っていかれるのを防ぐ設定です。
移管の予定がないなら、ロックしたままが安全です。
別の会社へ移管するときだけ、管理画面で一時的に解除します。
移管の制限はドメインの種類と適用ポリシーによって異なります。多くのgTLDには新規登録・移管後などの60日制限がありますが、JPドメインへ一律に当てはめないでください。現在の管理会社と移管先で条件を確認します。
所要日数や期限直前の受付条件は管理会社・ドメインの種類によって異なります。2週間あれば必ず間に合うとは限らないため、余裕を持って条件を確認してください。
よくある質問
Q. 調べたことは相手に通知されますか?
通知は届きません。
WHOISは公開されている登録情報を読むだけの仕組みです。
Q. WHOISに自分の住所や電話番号が出ています
公開される登録情報の項目は、ドメインの種類、登録ポリシー、プライバシー保護の扱いによって異なります。WHOIS/RDAPの結果に住所や電話番号が必ず出るわけではありません。
個人で取得している場合は、管理会社の「Whois情報公開代行」を設定すると、管理会社の情報に置き換わります。
JPドメインは種類ごとに登録資格と公開項目のルールがあります。gTLDのWhois情報公開代行と同じ扱いとは限らないため、JPRSの公開規則と契約先のサービス条件を確認してください。登録者情報を別名義へ変える操作とは区別します。
Q. 移管の手順を知りたい
一般的な流れは「ドメイン移管の流れと手順」で解説しています。
.co.jpドメインの場合は「co.jpドメインを移管する方法」も参考にしてください。
まとめ
- WHOIS検索・ドメイン管理元判定は、公開登録情報から管理会社や契約サービスの候補を調べる手掛かりになる
- gTLDはRDAPのレジストラ情報を見る。レジストラと実際の契約窓口が違う場合がある
- .jpのWHOISで指定事業者が分からない場合、ネームサーバーは候補を探す手掛かりとして使う
- 実際の契約先は、更新案内・請求情報・管理画面で照合する
- 移管の予定がないなら移管ロックを保ち、移管時はドメインの種類と契約先の条件を確認する

ほかの項目もまとめて点検するなら、「WordPressサイトを自分で点検する手順」で順番と使い分けを解説しています。
ツールの一覧はWEBツール箱にあります。



