SEO診断ツールでサイトをチェックすると、さまざまな警告やエラーが表示されます。
しかし、それぞれの項目が何を意味し、どう対処すべきか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、SEOチェックで頻出する10の問題点について、原因と具体的な改善方法を解説します。
重大度:高(最優先で対応すべき問題)
重要度の高いところから解説していきます。
Noindex Tag Present(noindexタグが存在)
意味 ページにnoindexディレクティブが設定されており、検索エンジンのインデックスから完全にブロックされている状態です。
原因
- WordPressのSEOプラグイン(Yoast SEO、All in One SEOなど)で誤って設定
- テスト環境の設定がそのまま残っている
- テーマやプラグインのデフォルト設定
改善方法 HTMLの<head>内にある以下のようなタグを削除するか、SEOプラグインの設定画面で「インデックスする」に変更します。
<!-- このタグがあるとインデックスされない -->
<meta name="robots" content="noindex">意図的にnoindexを設定している場合(カテゴリページ、タグページ、検索結果ページなど)は問題ありません。
Canonical URL Different(Canonicalが別URLを指定)
意味 ページのcanonical URLが、現在のページとは異なるURLを指しています。
検索エンジンは指定されたcanonical URLを「正規ページ」として認識し、現在のページはインデックスされません。
原因
- SEOプラグインの誤設定
- ページネーションの設定ミス
- サイト移行時の設定漏れ
改善方法 canonical URLが正しいか確認し、現在のページをインデックスさせたい場合は、canonicalを現在のページのURLに修正します。
<!-- canonicalは自身のURLを指定するのが基本 -->
<link rel="canonical" href="https://example.com/current-page/">Missing Meta Description / Meta Description Too Short(メタディスクリプションがない・短すぎる)
意味 メタディスクリプションが設定されていないか、文字数が極端に少ない状態です。
検索結果に表示されるスニペットに影響し、クリック率(CTR)に直結します。
推奨文字数
- 英語:120〜160文字
- 日本語:70〜120文字程度
改善方法 各ページに固有のメタディスクリプションを設定します。
以下のポイントを意識しましょう。
- ページの内容を端的に要約
- ターゲットキーワードを自然に含める
- ユーザーがクリックしたくなる文言にする
- 重要な情報を前半に配置
<meta name="description" content="SEO診断で表示される10の警告項目について、原因と具体的な改善方法を解説。noindex、canonical、メタディスクリプションなど、検索順位に影響する問題を網羅的に紹介します。">重大度:中(コンテンツ品質に関わる問題)
できれば、改善したほうが良い要素になります。
Thin Content(コンテンツが薄い)
意味 ページ内のテキスト量が少なく、検索エンジンが「価値のあるページ」と判断しにくい状態です。
推奨値
- 英語:300語以上
- 日本語:1,000〜2,000文字以上が目安
改善方法 単純に文字数を増やすのではなく、ユーザーにとって価値のある情報を追加します。
- 具体例や事例を追加
- 関連する補足情報を充実
- よくある質問(FAQ)を追加
- 図解や表で情報を補完
ただし、カテゴリページやタグページなど、本来テキストが少ないページタイプの場合は、noindexを設定して対応するのも一つの方法です。
Title Too Short(タイトルが短すぎる)
意味 ページタイトル(titleタグ)の文字数が少なく、検索結果での視認性やキーワードの網羅性が不足しています。
推奨文字数
- 英語:30〜60文字
- 日本語:28〜35文字程度
改善方法 以下のポイントを意識してタイトルを改善します。
- メインキーワードを前方に配置
- ページ内容を具体的に表現
- ユーザーの検索意図に合致させる
- サイト名は末尾に配置(省略可)
<!-- 改善前 -->
<title>SEOチェック項目</title>
<!-- 改善後 -->
<title>SEOチェックで検出される10の問題点と改善方法【2024年版】</title>No Structured Data(構造化データがない)
意味 JSON-LDやSchema.orgマークアップが設定されておらず、リッチリザルト(検索結果の拡張表示)の対象になりません。
改善方法 ページの種類に応じた構造化データを追加します。
| ページ種類 | 推奨スキーマ |
|---|---|
| ブログ記事 | Article, BlogPosting |
| 商品ページ | Product |
| FAQ | FAQPage |
| ハウツー | HowTo |
| イベント | Event |
| 会社情報 | Organization |
| パンくず | BreadcrumbList |
WordPressの場合、SEOプラグインやスキーマ専用プラグイン(Schema Pro、Rank Mathなど)で簡単に追加できます。
Images Without Alt Text(画像のalt属性がない)
意味 画像にalt属性(代替テキスト)が設定されていません。
アクセシビリティとSEOの両面で問題があります。
影響
- スクリーンリーダーで画像の内容が伝わらない
- 画像検索での表示機会を損失
- コンテンツの文脈理解に悪影響
改善方法 すべての画像に適切なalt属性を設定します。
<!-- 悪い例 -->
<img src="seo-diagram.png">
<img src="seo-diagram.png" alt="">
<img src="seo-diagram.png" alt="画像">
<!-- 良い例 -->
<img src="seo-diagram.png" alt="SEO内部対策の構成図">装飾目的の画像はalt=""(空)で問題ありませんが、コンテンツに関係する画像には必ず内容を説明するaltを設定しましょう。
Duplicate Content Detected(重複コンテンツを検出)
意味 同一または類似のコンテンツが複数のページに存在しています。
検索エンジンがどのページを優先すべきか判断できず、評価が分散する可能性があります。
原因
- wwwあり/なし、http/httpsの混在
- パラメータ付きURLの存在
- ページネーションの処理不備
- 類似コンテンツの作成
改善方法
- canonicalタグで正規URLを指定
- 301リダイレクトで統一
- 類似ページの統合または差別化
- パラメータの処理をGoogle Search Consoleで設定
重大度:低(パフォーマンスに関わる問題)
そこまで重要ではない要素になります。
Moderate Response Time(応答時間が遅い)
意味 サーバーの応答時間(TTFB: Time To First Byte)が推奨値を超えています。
推奨値 1,000ms(1秒)未満
改善方法
サーバー側
- サーバーのスペックアップ
- PHPバージョンの更新
- データベースの最適化
WordPress側
- キャッシュプラグインの導入(WP Super Cache、W3 Total Cacheなど)
- 不要なプラグインの削除
- 画像の最適化(WebP変換、遅延読み込み)
- CDNの導入
まとめ
SEOチェックで検出される問題には、それぞれ優先度があります。
最優先で対応
- Noindex Tag Present
- Canonical URL Different
- Missing/Short Meta Description
次に対応 4. Thin Content 5. Title Too Short 6. No Structured Data 7. Images Without Alt Text 8. Duplicate Content
余裕があれば対応 9. Response Time
すべてを一度に改善する必要はありません。
重大度の高い項目から順に対応していくことで、効率的にサイトのSEO品質を向上させることができます。
定期的にSEO診断ツールでチェックを行い、問題が発生していないか監視する習慣をつけましょう。


