30GBほどのデータを転送した際、FTPで完了できなかった環境でSFTPを使うとダウンロードできた経験を記録します。
SFTPが常に速い、Wi-Fiで切れないという意味ではなく、今回の環境で結果が変わった事例です。
この記録は特定の契約サーバーとFTPクライアントでの1件の事例です。サーバーの仕様やクライアントの設定で結果は変わるため、同じ手順で同じ結果になるとは限りません。
FTPとSFTPで異なる通信
FTPは制御用とデータ転送用の接続を分けるため、能動・受動モードやファイアウォール設定の影響を受けます。
SFTPはSSHの暗号化通信を利用し、通常は22番ポートですが契約先の指定を確認します。
FTP over TLSを使うFTPSと、SSHを使うSFTPは別の方式です。
WordPressのファイルを転送する手順
契約サーバーの案内でSFTPの対応プラン、接続先、ポート、認証方式を確認します。FTPを使わずに管理画面側から消せるファイルもあるため、目的が不要ファイルの削除ならFTPを使わずにBackWPupのバックアップを削除する方法も確認してください。
クライアントでSFTPを選び、初回接続時はホスト鍵の指紋をサーバーの案内と照合します。
まず小さいファイルをダウンロードし、保存先と内容を確認してから本来の転送を始めます。
大容量ファイルの再開機能はクライアントと転送元の対応を確認し、同名でも変更されたファイルへ無条件に継ぎ足さないでください。
完了後はサイズを比較し、可能なら転送元と保存先のチェックサムも照合します。
止まる場合の切り分け
切断時刻、転送量、クライアントのエラーを記録し、回線断・セッション制限・容量不足を分けて確認します。
SFTPでも回線断やサーバーの制限は残るため、方式の変更だけで解決すると断定しません。
今回のアップロードは深夜帯に完了しましたが、混雑以外の条件を統制していないため原因や再現性は未確認です。
失敗時の戻し方
アップロード前に対象ファイルをバックアップし、途中で壊れた場合は不完全なファイルをそのまま本番で使用せず、元のファイルへ戻します。
ダウンロードしたコピーは、内容と復元可能性を確認するまでは唯一のバックアップとして扱わないでください。
今回は実サーバーへの接続設定変更や30GBの再転送は行っていません。
転送の前に取るバックアップと復元の手順はWordPressのバックアップ・復元方法、容量の大きいサイトを移す場合はサイト容量が大きい時のサイト移転方法を参照してください。
本体の更新に失敗して管理画面から直せない場合の手順はWordPress本体の更新失敗から復旧する方法、SSH接続そのものの位置づけはアプリケーションパスワード・MCP・SSHの違いにまとめています。



