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無料VPSはあるかを、Xserverの受付停止・Oracleの常時無料枠・国内のお試し期間に分けて答えます。
結論は、2026年10月25日時点でXserver VPSの無料VPSは申し込みの受付が停止中です。
期限なしで無料なのはOracle Cloudの常時無料枠(Always Free)で、国内の無料は2週間などのお試しです。
WordPressや検証環境を自分で立てたい人向けで、FX(MT4/MT5)用のVPS選びは対象外としました。
| サービス | 無料の種類 | 終わり方 | 申込に要るもの |
|---|---|---|---|
| Xserver VPS 無料VPS | 受付停止(2026年10月25日時点) | 1日ごとに手動更新。更新しないと削除 | クレジットカード |
| Oracle Cloud 無料トライアル | お試し(300米ドル分のクレジット) | クレジット消費か30日経過の早い方で終了 | クレジットカードかデビットカード(本人確認) |
| Oracle Cloud Always Free | 常時無料(容量制限あり) | 期限なし。30日以上の放置は停止・終了の対象になることがある | 同上(トライアルと同じアカウント) |
| さくらのVPS お試し | お試し(2週間) | お試し後に本登録と支払い。最低利用期間3か月 | クレジットカード払いの選択 |
Xserver無料VPSの更新のしかたは別の記事にあり、この記事は「どの無料がいまも使えるか」の比較です。
Xserver VPSの無料VPSは受付停止中
2026年10月25日に公式の無料VPSページをひらくと、「ページ掲載時点では申込受付は停止中」と出ています。
当方の別の記事にも、2026年10月時点で新規の申し込みは受付停止中と書いています。
再開の時期は、公式ページに書かれていません。
無料VPSの内容(受付中だったときの条件)
無料VPSは料金0円・初期費用0円で、プランは2GBと4GBの2つです。
| プラン | vCPU | ストレージ | ネットワーク |
|---|---|---|---|
| 2GB | 2コア | NVMe SSD 30GB | 30Mbps |
| 4GB | 3コア | NVMe SSD 30GB | 30Mbps |
申し込みにはクレジットカードの登録がいります。
サブドメイン(example.xvps.jp の形式)は無料、グローバルIPv4アドレスは1個です。
IPv4は将来IPv6へ移行する可能性があると、公式ページに注記があります。
出典:Xserver VPS 無料VPS(2026年10月25日確認)
1日ごとの手動更新と、当方が使っていたときの手間
無料VPSは、コントロールパネルから1日ごとに手動で契約を更新するルールです。
更新しないとサーバーは消えます。
更新を自動化するスクリプトやボットは、公式が不正行為と明記しています。
当方は2025年7月に無料VPSを使い、契約更新の自動化をためして記事にしました。
公式が自動化を不正行為と明記したため、その手順は撤回しています。
- 当時の更新間隔は、2GB構成が4日ごと、4GB構成が2日ごと
- いまは公式の注記で1日ごと
- 更新はコントロールパネルの「引き続き無料VPSの利用を更新する」ボタン
毎日ログインしてボタンを押す手間を受けいれられるかが、無料VPSを使うかどうかのわかれ目でした。
→ 関連:XServer無料VPS|自動更新手順の撤回と手動更新の注意点
無料VPSの制限と、公式に記載がない項目
無料VPSには、有料プランにはない制限があります。
- 通信の制限あり(過度な負荷や不正行為は自動で検知して制限)
- イメージの保存はできない
- メールの送信はできない
- 電話・メールのサポートは対象外
- プランの変更は対象外
つぎの項目は、公式の無料VPSページに書かれていませんでした。
- 消えるまでの猶予
- 消えたあとのデータの扱い
- 本人確認のやり方
- 1アカウントで持てる台数の上限
- 商用で使えるかどうか
書かれていない点は、Xserver VPS 利用規約でたしかめてください。
Oracle Cloud Free Tierの常時無料枠は期限なし
Oracle Cloud Free Tierには、無料トライアルとAlways Free(常時無料)の2つの無料があります。
期限なしで使えるのはAlways Freeで、容量制限の範囲なら30日のトライアルが終わったあともつづく仕組みです。
無料トライアル(300米ドル・最大30日)とAlways Freeの違い
| 区分 | 使える期間 | 使える量 | 終わり方 |
|---|---|---|---|
| 無料トライアル | 最大30日 | 300米ドル分のクレジット(対象サービスで最大8インスタンス・最大5TBストレージが目安) | クレジット消費か30日経過の早い方で終了 |
| Always Free | 期限なし | 容量制限あり(各サービスの記載を確認) | アップグレードしなければ、超えた分の料金は発生しない |
公式ページには「Always Freeを超えるサービスを利用した場合にのみ料金が発生」とあります。
「一部の国では300米ドル」「Free Tierで利用可能なリージョンはサインアップ中に異なる場合がある」という注記もあります。
出典:Oracle Cloud Free Tier(2026年10月25日確認)
Always Freeで使えるサービス
公式ページの一覧にあるAlways Freeの対象は、つぎのとおりです。
- AMDベースのコンピュート
- ArmベースのAmpere A1 Compute
- Block Volumes・Object Storage・Archive Storage
- ロードバランサー
- Autonomous Database(Data Warehouse・Transaction Processing・JSON)
- HeatWave・APEX
- Monitoring・Logging・Vault・Bastions・Email Delivery など
OCPU数・メモリ・容量のくわしい値はこのページにないため、各サービスの記載でたしかめてください。
VPSのかわりに使うなら、コンピュート(AMDかArm)とBlock Volumesの組みあわせが候補になります。
申込の条件と、30日放置で停止になる注意点
- 無料トライアルは1人1回、Always Freeアカウントは1人1つ
- アカウントを複数つくるのは禁止
- サインアップにクレジットカードかデビットカードがいる(本人確認のため。請求はされない)
- 一時的な認証保留は3〜5日で解除
- PIN付きデビットカード・バーチャルカード・プリペイドカードは使えない
注意点は、30日以上アイドル状態のアカウントが停止・終了の対象になることがある点です。
検証が終わって使う予定がないなら、データを手もとに取りだしておくのが対処になります。
当方はOracle Cloudの無料枠をこの記事のためにためしていないので、この節は公式ページに書いてあることにもとづきます。
国内VPSの無料はお試し期間(さくらのVPSの例)
国内のVPSで「無料」とあるのは、期間を区切ったお試しが中心です。
公式ページで条件をたしかめられたさくらのVPSを例にします。
さくらのVPSは2週間無料、お試し後に本登録
さくらのVPSは、支払いにクレジットカード払いを選ぶと全プランが2週間無料です。
お試し期間が終わると、本登録と支払いに移ります。
無料のまま使いつづける仕組みではないので、2週間で検証を終える計画を先に立てておきましょう。
最安プランの料金と最低利用期間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最安プラン | 512MB(石狩)月額643円(税込) |
| 年額一括 | 年額7,078円(月換算590円) |
| 最低利用期間 | 3か月 |
| メール送信 | サービス開始後約72時間は外向き25番ポートを閉じた設定(OP25B) |
最低利用期間が3か月あるため、お試し後に本登録すると3か月分の利用が前提になります。
外向きの25番ポートは開始から約72時間閉じているので、メール送信の動作確認は3日目より後にまわします。
→ 関連:さくらのVPS for Windows Server を使った記事
無料枠で足りない人の有料の選択肢
無料の条件があわないなら、有料の最安プランで始めるのが近道です。
Xserver VPSの有料プラン
| プラン | 月額(税込・1か月契約) |
|---|---|
| 2GB | 1,265円〜 |
| 4GB | 2,035円〜 |
| 8GB | 3,850円〜 |
| VPSクラウド(4GB〜) | 2,480円〜 |
有料プランはNVMe SSD 50GB/150GB・100Mbpsで、イメージ保存50GB・メール送信・サポート・自動更新がつきます。
無料VPSで制限のあった項目は、有料プランでは使えます。
さくらのVPSとConoHa VPS
国内で安く始めるなら、さくらのVPSの512MBプランが月額643円(税込)です。
2週間のお試しから本登録に進めるので、無料でたしかめたあとそのまま使えます。
お試しの申し込みの流れは、公式ページで見てから始めてください。
ConoHa VPSも有料VPSの候補ですが、無料枠やお試しの条件は当方で未確認です。
プランと料金は、公式ページでたしかめてください。
無料VPSが向かない人とデメリットの対処
向かない人
- WordPressを公開して運用しつづけたい人(Xserver無料VPSはメール送信もイメージ保存もできず、Oracleはほうっておくと停止の対象)
- 毎日ログインして更新する手間をさけたい人(Xserver無料VPSは1日ごとの手動更新)
- カードを登録せずに始めたい人(3社とも申し込みにカードがいる)
- FX(MT4/MT5)を動かしたい人(この記事の対象外)
デメリットの対処
| デメリット | 対処 |
|---|---|
| 更新を忘れると削除(Xserver) | いまは受付停止中。再開しても、消えて困るデータはおかない |
| 放置すると停止・終了の対象(Oracle) | 検証が終わったらデータを手もとに取りだす |
| お試し後に支払いが始まる(さくら) | 2週間の検証計画を先に立てる。つづけない場合の手続きは公式ページでたしかめる |
| メール送信ができない(Xserver無料VPS) | 問い合わせフォームがいるサイトは、有料プランかレンタルサーバーにする |
WordPressを動かす目的なら、VPSを使わずにレンタルサーバーで足りることがあります。
→ 関連:WordPress向けレンタルサーバーの比較(VPSが要らない人へ)
→ 関連:WordPressとShifterの違い(静的ホスティングという選択肢)
無料枠の終わり方で選ぶ
無料VPSを選ぶときに見るのは、無料の種類より「どう終わるか」です。
終わり方は3つ
| 終わり方 | 該当するもの | 起きること |
|---|---|---|
| 更新しないと削除 | Xserver 無料VPS | 1日ごとの手動更新を忘れるとサーバーごと削除 |
| お試し後に本登録 | さくらのVPS | 2週間後に支払いが始まる。最低利用期間3か月 |
| クレジット消費か30日 | Oracle 無料トライアル | 早い方で終了。Always Free分は期限なしでつづく |
終わり方がわかれば、無料のあいだに何をどこまでためすかを決めやすくなります。
迷ったらこれ(用途別)
- 期限なしで検証環境を持ちたい → Oracle Cloud Always Free(容量制限の範囲で)
- 国内のサービスで、2週間のうちに判断したい → さくらのVPSのお試し
- Xserver無料VPSを待ちたい → 受付停止中なので、再開を公式ページでたしかめてから
- WordPressを公開して運用したい → 無料VPSではなく有料VPSかレンタルサーバー(前の節)
まとめ:無料VPSはあるか
- Xserver VPSの無料VPSは、2026年10月25日時点で申し込みの受付が止まっている
- 期限なしで無料なのはOracle Cloud Always Free(容量に制限あり。30日以上ほうっておくと停止の対象)
- 国内VPSの無料は2週間などのお試しで、終わると本登録と支払いがはじまる
- 3社とも申し込みにカードがいる
つぎにやることは、用途を「期限なしの検証」「2週間で判断」「公開運用」のどれかに決めることです。
期限なしの検証ならOracle Cloudのサインアップ条件を、2週間で判断するならさくらのVPSのお試し条件を公式ページでたしかめてください。
公開運用なら有料VPSか、レンタルサーバー・静的ホスティングの比較記事へ進みます。
→ 関連:WordPressを静的サイトに変換するサービス比較
この記事の条件は2026年10月25日に各公式ページでたしかめたもので、料金や無料枠は変わることがあります。



