「ドメインパワー」という言葉を見かけて、自分のサイトの数字が気になったことがあるかもしれません。
中古ドメインを買うかどうか迷っていて、そのドメインの過去を知りたいという場面もあります。
公開情報では登録日や過去のページ記録を調べられます。ただし、再取得前の履歴やサイトの公開開始日、継続運用の期間まで確定できるとは限りません。
この記事では、この2つをドメインを入れるだけで調べるツールと、手で確かめる方法を紹介します。
この記事で使うドメイン評価診断は、当サイトと同じMOTOKI合同会社が作った「WEBツール箱」の1つです。
無料で、会員登録なしで使えます。
最終確認日:2026年9月28日
この記事で分かること
- ドメイン年齢と、実際に運用されてきた期間の調べ方
- 「ドメインパワー」と検索順位を区別する
- 中古ドメインや、放置されていたドメインの見分け方
- 点数の内訳と、いま動かせるところ

答え|登録日とアーカイブの最古の記録を比べる
ドメインの年齢は、WHOISに載っている登録日から分かります。
ただし、登録日はドメインを取った日であって、サイトを公開した日ではありません。
Wayback Machineの最古の記録は、保存された時点のページを確認する手がかりです。公開開始日そのものではなく、記録のない期間に休止していたとも限りません。
登録日と保存日の差が大きくても、未保存の期間があるだけかもしれません。休止や中古ドメインの証拠にはならないため、過去の内容などと照合します。
ツールで調べる手順
- ドメイン評価診断を開く
- 調べたいドメインを入れて「診断する」を押す
- ドメイン年齢・公開が確認できる時期・サイトマップのページ数と、100点満点の点数が出る
当社のドメインを調べた結果です。

ドメインの登録日は2021年3月24日で、取得から5.5年と出ました。
掲載画像では2021年10月24日の保存記録を確認できます。その日以降ずっと運用されていたことや、公開開始日を証明するものではありません。
掲載例では登録日と最古の保存日に約7か月の差があります。3年という注意表示の境界はツール独自の基準で、公開開始日やドメインの良否を確定するものではありません。
サイトマップに登録されているページは71件でした。
比べるために、ツールのお試しにあるwordpress.orgも調べました。
掲載画像では登録日が2003年3月28日、最古の保存記録が2003年6月18日です。約3か月の差は登録日と保存日の差であり、公開までにかかった期間ではありません。
点数は100点でした。
点数の内訳
点数は表示項目をまとめたツール独自の指標です。Googleの評価や検索順位との関係を検証した値ではありません。
配点と、当社のドメインの内訳は次のとおりです。
| 項目 | 配点 | 当社のドメイン |
|---|---|---|
| ドメイン年齢 | 1年ごとに3.5点(最大35点) | 5.5年で19点 |
| 運用実績(アーカイブの記録) | 1年ごとに2.5点(最大25点) | 約4.9年で12点 |
| サイト規模(サイトマップのページ数) | 500件以上で25点、100件以上で20点、30件以上で14点など | 71件で14点 |
| 技術的な土台 | 常時SSL6点、モバイル対応6点、構造化データ3点 | すべて対応で15点 |
| 合計 | 100点 | 60点(C:育成の途中段階です) |
インターネットアーカイブが応答せず記録の有無が分からなかったときは、運用実績の25点を点数から外します。
残りの75点満点を100点に換算するので、記録がないものとして低く出ることはありません。
年齢と運用実績は、時間がたてば増えていきます。
いま動かせるのは、サイト規模と技術的な土台の2つです。
常時SSL化・モバイル対応・構造化データは、WordPressならテーマやプラグインの設定で対応できます。
記事数を増やす前に、既存記事で読者の疑問に答えられるかを確認します。同じ内容の記事を増やす必要はありません。
この点数はあくまで土台の目安なので、点数を上げること自体を目的にしないでください。
「ドメインパワー」と検索順位を区別する
いわゆる「ドメインパワー」(DA・DRなど)は、ほかのサイトからどれだけリンクされているかを元にした数字です。
これを出すには、世界中のリンクを集めた大きなデータベースが必要です。
各サービスの指標は独自の計算による推定値で、Googleの評価そのものではありません。無料・有料の違いだけで正確さを判断できません。
このツールは取得できた公開情報を表示し、被リンクの評価は含めていません。情報の欠落や取得失敗があり、検索順位を予測するものではありません。
被リンクを調べたいときは、Ahrefs・Moz・Semrushなどの専用のツールを使ってください。
また、Googleはドメインの年齢そのものは検索順位の要因ではないと説明しています。
長く運用されているサイトが強く見えるのは、その間にリンクやコンテンツが積み上がっているからです。
新しいドメインでも、中身を積み上げれば追いつけます。
中古ドメインを見分ける
中古ドメインとは、以前に誰かが使っていて手放したドメインのことです。
過去のスパム利用が疑われる場合は、ページの履歴や被リンクなどを追加確認します。ドメイン年齢やアーカイブだけで、現在の検索評価や購入後の結果は断定できません。
購入を考えているドメインは、次の点を確かめてください。
| 見るところ | 疑うべき状態 |
|---|---|
| 登録日とアーカイブの最古の記録 | 開きが大きい(ツールでは3年を超えると注意が出る) |
| アーカイブに残る過去のページ | 今の用途とまったく違う内容や、外国語の大量のページが残っている |
| アーカイブの記録の途切れ | 何年も記録がない期間があり、その前後で内容が変わっている |
ツールの結果に「ドメイン取得時期と公開時期に〇年の開きがあります」と出た場合は、アーカイブで過去の中身を確かめてから判断してください。
結果の表にある「当時のページを見る」から、最古の記録を開けます。
ツールを使わずに調べる方法
登録日はWHOISで見る
.comなどはICANN Lookup(lookup.icann.org)、.jpはJPRSのWHOIS(whois.jprs.jp)で登録日が分かります。
WHOISの読み方は「ドメインをどこで取得したか調べる方法」で解説しています。
運用の記録はインターネットアーカイブで見る
インターネットアーカイブのWayback Machineで、次の形のURLを開きます。
https://web.archive.org/web/*/example.com「example.com」の部分を調べたいドメインに置き換えます。
年ごとの記録の数と、日付ごとの保存されたページが出るので、いつ頃からどんな内容で公開されていたかを確かめられます。
ページ数はサイトマップで見る
WordPressのサイトなら、ドメインの後ろに「/wp-sitemap.xml」を付けて開くと、標準のサイトマップが出ます。
SEOプラグインを使っている場合は、「/sitemap.xml」や「/sitemap_index.xml」のこともあります。
この診断の限界
- 被リンクの評価は含まない
- インターネットアーカイブへの保存を断っているサイトや、公開して間もないサイトは「記録が見つかりませんでした」と出る
- アーカイブが応答しなかったときは「記録を取得できませんでした」と出て、運用実績を点数から外す
- 登録日を公開していない種類のドメインでは、年齢が出ない
- ページ数は、ドメインの直下にあるサイトマップの件数だけを数える
「記録を取得できませんでした」と出た場合は、少し時間をおいて調べ直すか、Wayback Machineで直接確かめてください。
「記録が見つかりませんでした」と出た場合も、念のためWayback Machineで直接確かめてください。
よくある質問
Q. ドメイン年齢は古いほど有利ですか?
年齢そのものが効くわけではありません。
長く運用する間に積み上がったコンテンツとリンクが効きます。
Q. 中古ドメインを買えば有利になりますか?
おすすめしません。
過去の使われ方によっては評価を引き継ぐうえ、その影響は外から確かめきれません。
Q. 調べたことは相手に通知されますか?
通知は届きません。
公開されている登録情報とアーカイブの記録、トップページとサイトマップを読むだけです。
まとめ
- ドメイン年齢と運用の記録はドメイン評価診断にドメインを入れるだけで調べられる
- 登録日は取った日で、公開した日はインターネットアーカイブの最古の記録で見当をつける
- 「ドメインパワー」はサービス独自の指標で、Googleの評価そのものではない
- 登録日と保存日の差だけで、中古・休止・公開開始日を判断しない
- いま動かせるのは、ページ数と技術的な土台の2つ

ほかの項目もまとめて点検するなら、「WordPressサイトを自分で点検する手順」で順番と使い分けを解説しています。
ツールの一覧はWEBツール箱にあります。



