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ブロックごとの余白をPC・スマホ別に調整する|Motoki Spacing Controllerの使い方

ブロックの上下の余白だけを、PCとスマホで別々に変えたい。

ブロックエディタの標準機能では、ここが届きません。

結局CSSを書いて、更新して、確認して、という往復になります。

その往復を無くすために作ったのが「Motoki Spacing Controller」です。

サイドバーのボタンを押すだけで、上下の余白をPC・スマホ別に指定できます。

WordPress公式のプラグインディレクトリで配布しています。

目次

著者

WEB制作をしているデジタルノマド
WordPressのカスタマイズが好きで、色々と自作しています。

WordPressのカスタマイズに困ったらご相談ください!

できること

スクロールできます
項目内容
調整できるもの内側の余白(padding)と外側の余白(margin)
方向上下のみ。左右には対応していません
画面幅PCとスマホで別々に指定できる
対象のブロック種類を問いません。段落でも見出しでもグループでも使えます
0 / 10 / 20 / 30 / 40 の5段階
やり方サイドバーのボタンを押すだけ。CSSは書きません

「セクションの下だけ詰めたい」「スマホのときだけ余白を減らしたい」という調整に向いています。

入れ方

  1. 管理画面のプラグイン → 新規プラグインを追加を開く
  2. 検索欄に Motoki Spacing Controller と入れる
  3. 今すぐインストールを押して、有効化する

無料です。

ライセンスはGPLv2以降です。

スクロールできます
条件必要なもの
WordPress6.0 以上
PHP7.4 以上
動作確認済みWordPress 6.8.8 まで

動作確認は6.8.8までです。

それより新しいWordPressで使う場合は、テスト環境で先に確かめてください。

使い方

有効化すると、ブロックを選んだときのサイドバーに2つのパネルが増えます。

スクロールできます
パネル名何を変えるか
Padding Adjustment内側の余白。背景色や枠線の内側が広がります
Margin Adjustment外側の余白。隣のブロックとの距離が変わります

それぞれのパネルに、4つの指定欄があります。

スクロールできます
指定欄効く場所
Top … Amount (PC)上の余白・PC
Bottom … Amount (PC)下の余白・PC
Top … Amount (SP)上の余白・スマホ
Bottom … Amount (SP)下の余白・スマホ

0・10・20・30・40 のボタンを押すと、その場で反映されます。

取り消すときは右側の Clear を押してください。

0とClearは違います。

0は「余白を0にする」指定で、Clearは「何も指定しない」状態に戻すものです。

使う前に知っておくこと5つ

ここを知らないと、思ったとおりにならない場面があります。

1. 数字はピクセルではありません

ボタンの「10」は10pxではなく 1em です。

スクロールできます
ボタン実際の値
00
101em
202em
303em
404em

emはその要素の文字サイズが基準です。

文字が大きいブロックでは、同じ「20」でも余白が広くなります。

見出しと段落に同じ値を入れても、見た目の余白は揃いません。

2. すべて !important が付きます

テーマ側の余白指定を上書きします。

テーマの指定に勝てるので確実に効きます。

その代わり、あとから別のCSSで上書きするのが難しくなります。

細かく詰めたい箇所は、このプラグインではなくCSSで書いたほうが素直です。

3. スマホの境目は960pxです

画面幅960px未満がスマホ扱いです。

タブレットの横向きはPC側に入ることがあります。

この値は固定で、設定では変えられません。

4. PCの指定は、スマホにも効きます

ここが一番つまずくところです。

PC側の指定には画面幅の条件が付いていません。

そのため、PCだけに値を入れると、スマホでも同じ余白になります。

スクロールできます
指定のしかたPCでの見え方スマホでの見え方
PCだけ 20 を指定2em2em(PCの指定がそのまま効く)
PCに20、SPに10を指定2em1em(SPが上書きする)
SPだけ 10 を指定指定なし1em
スマホだけ余白を変えたいときは、PCとSPの両方に値を入れる

「スマホだけ詰めたい」ときは、PCにも値を入れてください。

5. 余白はクラス名として保存されます

プラグインがやっているのは、ブロックにクラス名を足すことだけです。

<p class="pc-pt-20 sp-pt-10">本文</p>

見た目を作っているのはプラグイン側のCSSです。

そのためプラグインを止めると、クラスは残ったまま余白だけが消えます。

対処は次の章に書きました。

クラス名の一覧

覚え方は「画面 – 種類と方向 – 値」です。

pc-pt-20
│  │  └ 値(0 / 10 / 20 / 30 / 40)
│  └ p=padding m=margin / t=上 b=下
└ pc=パソコン sp=スマホ(960px未満)

組み合わせは全部で40個あります。

スクロールできます
上(padding)下(padding)上(margin)下(margin)
PCpc-pt-0〜40pc-pb-0〜40pc-mt-0〜40pc-mb-0〜40
スマホsp-pt-0〜40sp-pb-0〜40sp-mt-0〜40sp-mb-0〜40
0 / 10 / 20 / 30 / 40 の5段階を8種類ぶん。合わせて40クラス

クラス名を直接書いても効きます。

カスタムHTMLブロックや、テーマのテンプレートの中でも使えます。

プラグインを止めても余白を残したい場合

クラスを足しているだけなので、同じCSSを自分で持てば維持できます。

カスタマイザーの「追加CSS」に貼り付けてください。

そのあとプラグインを止めても、余白はそのままになります。

長い記事で使ったあとに乗り換えるときや、納品先で余計なプラグインを増やしたくないときに使えます。

/* Padding for PC */
.pc-pt-0 { padding-top: 0!important; }
.pc-pb-0 { padding-bottom: 0!important; }
.pc-pt-10 { padding-top: 1em!important; }
.pc-pb-10 { padding-bottom: 1em!important; }
.pc-pt-20 { padding-top: 2em!important; }
.pc-pb-20 { padding-bottom: 2em!important; }
.pc-pt-30 { padding-top: 3em!important; }
.pc-pb-30 { padding-bottom: 3em!important; }
.pc-pt-40 { padding-top: 4em!important; }
.pc-pb-40 { padding-bottom: 4em!important; }

/* Margin for PC */
.pc-mt-0 { margin-top: 0!important; }
.pc-mb-0 { margin-bottom: 0!important; }
.pc-mt-10 { margin-top: 1em!important; }
.pc-mb-10 { margin-bottom: 1em!important; }
.pc-mt-20 { margin-top: 2em!important; }
.pc-mb-20 { margin-bottom: 2em!important; }
.pc-mt-30 { margin-top: 3em!important; }
.pc-mb-30 { margin-bottom: 3em!important; }
.pc-mt-40 { margin-top: 4em!important; }
.pc-mb-40 { margin-bottom: 4em!important; }

/* Padding for SP */
@media not all and (min-width: 960px) {
  .sp-pt-0 { padding-top: 0!important; }
  .sp-pb-0 { padding-bottom: 0!important; }
  .sp-pt-10 { padding-top: 1em!important; }
  .sp-pb-10 { padding-bottom: 1em!important; }
  .sp-pt-20 { padding-top: 2em!important; }
  .sp-pb-20 { padding-bottom: 2em!important; }
  .sp-pt-30 { padding-top: 3em!important; }
  .sp-pb-30 { padding-bottom: 3em!important; }
  .sp-pt-40 { padding-top: 4em!important; }
  .sp-pb-40 { padding-bottom: 4em!important; }
}

/* Margin for SP */
@media not all and (min-width: 960px) {
  .sp-mt-0 { margin-top: 0!important; }
  .sp-mb-0 { margin-bottom: 0!important; }
  .sp-mt-10 { margin-top: 1em!important; }
  .sp-mb-10 { margin-bottom: 1em!important; }
  .sp-mt-20 { margin-top: 2em!important; }
  .sp-mb-20 { margin-bottom: 2em!important; }
  .sp-mt-30 { margin-top: 3em!important; }
  .sp-mb-30 { margin-bottom: 3em!important; }
  .sp-mt-40 { margin-top: 4em!important; }
  .sp-mb-40 { margin-bottom: 4em!important; }
}

プラグインが読み込んでいるCSSと同じ中身です。

向いている場面と、向かない場面

スクロールできます
場面向き不向き
セクションの上下だけ詰めたい・広げたい向いている
スマホのときだけ余白を変えたい向いている
クライアントに触ってもらう画面にしたい向いている。ボタンだけなので説明が短く済む
左右の余白を変えたい向かない。上下のみ
1em刻みより細かく決めたい向かない。値は5段階で固定
サイト全体の余白を統一したい向かない。テーマ側かCSSで決める話

「ここだけ直したい」に向いた道具です。

全体の設計を担うものではありません。

SWELLのフルワイドブロックの余白を、CSSで上下別々に調整する方法は別にまとめています。

まとめ

  • ブロックの上下の余白を、PCとスマホで別々に指定できる
  • WordPress公式ディレクトリで無料配布。GPLv2以降
  • 数字はpxではなくem。101em
  • スマホの境目は960px固定
  • PCの指定はスマホにも効く。スマホだけ変えたいときは両方に入れる
  • やっているのはクラス名の付与だけ。同じCSSを持てば止めても維持できる
  • 上下のみ。値は5段階で固定

この記事は2026年9月15日時点の ver.1.0.0 で確認しています。

配布ページはこちらです。

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