この記事の管理画面画像は2022年の導入記録です。
2026年10月21日に料金の単位と公式の連携手順を照合しましたが、現在の管理画面操作、画像の移行・復元、表示速度は再検証していません。
CDNという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
CDNはContent Delivery Network(コンテンツデリバリーネットワーク)の略です。
画像や動画などを配信拠点から届ける仕組みで、元のサーバーへの負荷を減らす用途があります。
サイトの表示の高速化は環境により異なります。
ストレージ容量の節約には、キャッシュ配信とは別に、原本の保存先を移すオフロードの設定が必要です。
Cloudinary(クラウディナリー)は画像・動画の管理、変換、CDN配信を提供するサービスです。
ここではWordPressへ導入した際の記録と、利用前に確認したい条件を紹介します。
WordPressでのCloudinary(クラウディナリー)の概要
Cloudinaryで初めに知っておきたいことを簡潔に記載しておきます。
料金
Image and Video APIsには無料プランがあります。
公式料金表では、無料枠は25クレジットとされています(2026年10月21日確認)。
25GBの保存容量と25GBの転送量を別々にもらえるわけではありません。
変換・保存・配信で使ったクレジットを合算して枠と比較します。
無料プランの基本的な換算は次のとおりです。
動画処理や追加機能には別の換算・条件があるため、公式の利用量・課金資料も確認してください。
変換・転送量は直近30日間、ストレージは現在の保存量で集計されます。
月初にすべてゼロへ戻る方式ではありません。
- 1クレジット = 1,000変換(画像の枚数とは異なります)
- 1クレジット = 管理ストレージ1GB
- 1クレジット = 画像配信1GB(通常の換算)
- 1クレジット = 無料プランの動画配信1GB(有料プランとは換算が異なります)

以下は2022年当時の追加クレジットの案内です。
現在も同じ特典を受けられるとは限らないため、見積もりには契約中の管理画面に表示される枠を使ってください。

WordPressでのCloudinary(クラウディナリー)の使い方
公式プラグインを有効化し、Cloudinaryのアカウントと接続します。
下の画像は旧画面なので、現在の設定ウィザードと公式資料を優先してください。
専用プラグイン「Cloudinary」のインストール
WordPressでCloudinaryと検索して、プラグインをインストールしましょう。

Cloudinaryのアカウント作成
プラグインを有効化すると、管理画面にCloudinaryのメニューが追加されます。
まずはSignupのボタンを押して、アカウントを作成しましょう。

登録画面からCloudinaryのサイトへ進みます。
下の画像では右上に登録ボタンがありました。
現行画面では表示される案内に従ってください。

当時はメール、Google、GitHubによる登録が表示されていました。
現在利用できる方法は登録画面で確認します。

当時は登録後に利用目的などの質問が表示されました。
質問数や順序は変わる場合があります。

管理画面が表示されたら、登録完了です。

CloudinaryとWordPressの連携
現在の公式手順では、Cloudinary ConsoleのSettings内にあるAPI Keysで接続文字列の形式を取得し、API keyとAPI secretのプレースホルダーを自分の値に置き換えます。
cloud nameも含む文字列で接続するため、API keyだけでは不十分です。

WordPressの設定ウィザードへ接続文字列を登録します。
API secretを含むため、本文・画像・公開リポジトリへ貼り付けないでください。
2段階認証を使う場合は、先にCloudinary Consoleへログインする必要があります。

最適化や遅延読み込みの設定を選び、ウィザードを完了します。
テーマや別の最適化プラグインとの重複を確認し、検証環境で画像表示と同期状態を確認してください。

以上です。

Cloudinaryの設定
Cloudinaryは様々な設定ができます。

同期・削除の動作はプラグインのバージョンと設定に依存します。
設定名だけからバックアップが確保されているとは判断できません。
メディアを削除する前に、Cloudinary側への削除の連動と原本の保存先を確認してください。
原本の独立したバックアップを確保し、検証用画像で同期と復元を試してから運用設定を決めます。
CDN側だけ画像を保存する
サーバーの保存容量は契約プランにより異なります。
国別の平均値ではなく、契約容量と現在の使用量で判断してください。
画像が容量を圧迫している場合は、原本を外部へ移す運用が候補になります。
ただし配信先をCDNへ変えるだけでは、ローカルの保存容量は減りません。
ストレージの設定変更
公式資料では、General SettingsのMedia Library Sync Settingsで保存先を選択します。
Cloudinary onlyはWordPress側の既存ファイルを除去するため、切り替え前にサイト全体のバックアップを確保してください。

保存先の選択と、メディア削除の連動は別に確認します。
設定を変えたことだけを根拠に、WordPressの原本を削除しないでください。
Cloudinaryの同期
Cloudinaryの同期、アップロードが完了していれば、メディアのファイルURLがCloudinaryに変更されています。

CloudinaryのURLで表示できても、ローカル原本が不要になったとは限りません。
FTPからuploadsを手作業で削除する方法は使用せず、利用中の公式プラグインが提供するオフロード手順と復元手順を確認します。

以下は、当時Cloudinary onlyを選んで新規画像をアップロードした際の記録です。
ほかの保存先設定にも当てはまる動作ではありません。
FTPで画像を確認してもuploadsの中に新規画像はありませんでした。
Cloudinaryの注意点
実際に使ってみての注意点です。
画像ファイルを元に戻したい時
Cloudinaryを停止する場合、ローカルの画像がないと停止時に画像が表示されなくなります。
Cloudinary and WordPressへ戻し、メディアをWordPressへ手動で同期してから停止します。
設定変更だけで復元完了とはせず、原本が戻ったことを確認してください。
復元後に原本と派生画像のファイル・URLを確認し、検証環境でCloudinaryを停止して代表ページの画像が表示されることを確認します。
欠損があれば停止を進めず、バックアップから復元してください。
無料枠の25クレジットを超えるとどうなるのか?
2022年の検証では、使用量が165%と表示された際に警告メールが届きました。
これは当時の記録であり、165%まで使えるという保証ではありません。
公式資料では上限に近づくと通知され、超過への対応をしないまま複数回の通知を受けると、最終的にアカウントが停止されると説明されています。
管理画面で使用量を確認し、削減または適切なプランへの変更を検討してください。

まとめ
CDN「Cloudinary」の月の無料枠を利用すると、ストレージ容量の圧迫を解消できるかもしれません。
導入当時はSearch Consoleで改善を感じましたが、この記事には比較条件や測定値を掲載していません。
Cloudinary単独の効果を示す検証結果としては扱えません。
気になった方は是非ためしてみてください。
CloudflareのCDNも配信方法の候補ですが、Cloudinaryの画像管理・変換・保存機能をそのまま置き換えるサービスではありません。
必要な機能と使用量を分けて比較してください。
Cloudflareの標準キャッシュ仕様では、HTMLは既定でキャッシュされません。
ページ全体をキャッシュするには追加設定が必要で、ログイン中の画面や購入手続きなどを誤って共有しない設計も必要です。

現在の操作と制約はCloudinary公式のWordPressプラグイン資料を参照してください。
今回、本番でのオフロード、原本削除、復元、プラグイン停止は実行していません。
よくある質問:WordPressでCDN(Cloudinary)を使うとき
Cloudinaryとは、どんなCDNですか?
画像・動画の管理、変換、CDN配信を行うサービスです。
WordPressの保存容量を減らすには、配信だけでなく保存先を移す設定が必要です。
料金は、いくらですか?
Image and Video APIsには25クレジットの無料プランがあります。
変換・保存・配信を合算する枠なので、無料で25GBを保存しながら別枠で配信できるという意味ではありません。
最新の条件は公式料金表を確認してください。
WordPressでの使い方を教えてください。
公式プラグインのウィザードに、API key・API secret・cloud nameを含む接続文字列を登録します。
API keyだけでは接続できません。
旧画面の画像ではなく現行の公式手順を参照し、秘密情報を公開しないでください。
CDN側だけに画像を保存できますか?
Cloudinary onlyを選ぶとWordPress側のファイルが除去されます。
切り替え前に独立したバックアップを取り、検証用画像で同期と復元の手順を確かめてください。
WordPressの原本画像を、FTPで削除してもよいですか?
手作業でuploadsを削除しないでください。
Cloudinaryで表示できることだけでは復元可能と判断できません。
利用中の公式プラグインのオフロード手順に従います。
Cloudinaryを停止するときは、どうしますか?
Cloudinary and WordPressへ戻して手動同期し、ローカルの原本と派生画像を確認してから、検証環境で停止後の表示を確かめます。
設定を切り替えただけでは復元完了と判断しません。
無料枠を超えると、どうなりますか?
公式資料では通知後も超過を解消しなければ最終的に停止されるとされています。
当時の165%という記録は現在の猶予を保証しません。
使用量を減らすか、利用量に合うプランを検討してください。
日本のサイトでも、速くなりますか?
保証できません。
この記事の過去の所感には比較条件や測定値がないため、効果の根拠にはできません。
導入前後に同じページ・条件で表示速度と画像品質を比較してください。
今回、実機での速度測定や移行・復元操作は行っていません。



