All-in-One WP Migrationのインポートが94%付近で止まっても、数字だけでは原因を特定できません。画面に表示されている処理名、エラーの時刻とログ、移行元・移行先のバージョンを照合して切り分けます。
インポート前に、移行先を戻せる状態にする
インポートは閲覧操作ではなく、移行先のデータベースやファイルを書き換える処理です。既存の投稿・ユーザー・メディアが残ることを前提にせず、移行先のデータベースとファイルのバックアップ、および復元方法を確認します。まず本番とは別の検証環境で試してください。
移行元と移行先のWordPress、PHP、テーマ、All-in-One WP Migrationと追加拡張のバージョンを記録します。エクスポート時に除外した項目があれば、それも控えます。バックアップは個人情報や認証に関わるデータを含み得るため、公開ディレクトリに放置しません。
進捗の割合と、実行中の処理を分けて見る
インポートにはバックアップの受け取り、データの復元、URLの調整などの処理があります。ただし、表示される割合と工程を全バージョン共通の表で対応させることはできません。ファイル数やデータベースの大きさも異なるため、残り時間の比例計算にも使わないでください。
止まったように見えたら、表示中の処理名と時刻を記録します。数字が動かないことだけで失敗と判断して、同じインポートを重ねて開始しないでください。別タブで管理画面が開くことも、復元全体の完了を意味しません。
エラーが出たときに確認する順番
まず画面のエラーメッセージを控え、同じ時刻のサーバーのPHPエラーログを確認します。ServMaskの案内では、プラグインのログの確認先としてwp-content/plugins/all-in-one-wp-migration/storage/error.logが示されています。ログが存在しない場合や保存先が異なる場合は、利用バージョンの案内とサーバー側のログを確認します。
メモリ不足、書き込み権限、空き容量、タイムアウトなどは、実際のメッセージに応じて調べます。PHP設定値を一律に大きくすれば直るとは限りません。ホスティング側の上限も確認し、一度に複数の設定を変えずに検証します。
ログに関数未定義や特定のプラグイン・テーマのパスが出た場合は、該当製品の対応WordPress・PHPバージョンを照合します。Contact Form 7などの製品名や94%という表示だけで、原因を決めつけないでください。互換性を確保した検証環境で再現を確認し、変更前の状態へ戻せる手順を用意します。
ログをサポートへ渡す際は、認証情報・個人情報・非公開のパスなどを必要に応じて伏せ、発生時刻、処理名、製品のバージョンと該当部分を伝えます。本番画面に詳細エラーを公開する設定は避けます。
完了後は表示と操作を確認する
移行後のログインには、通常は取り込んだサイト側のユーザー情報を使います。自分が管理権限を持つ認証情報を事前に確保してください。エクスポートで除外した項目は復元されないため、元の条件も照合します。
トップページだけでなく、記事の個別URL、画像、管理画面、フォーム、ログインと権限、HTTPS、内部リンクを確認します。フォームや外部連携は検証用の送信先を使い、実際の利用者へ誤送信しない構成で試します。失敗時はバックアップから復元し、部分的な取り込み状態にインポートを繰り返さないようにします。
参照先と検証範囲
ServMaskのトラブルシューティングと移行手順を参照しています。古い案内の設定例をそのまま採用せず、現在利用するバージョンとサーバーの条件を確認してください。
特定バージョンでのインポート再現、94%での停止原因、復元成功は実測していません。実作業前の準備はプラグイン選定と保守の確認も参照してください。



