SWELLで子テーマを使うべきかどうか、という質問をよくいただきます。
先に結論を書くと、多くの場合は要りません。
SWELLはテーマファイルを触らずに済む仕組みを持っているためです。
ただし要る場面もあります。
その線引きを整理します。
まず、子テーマが要らないケース
次のような目的であれば、子テーマを入れる必要はありません。
SWELLの標準機能で完結します。
| やりたいこと | 子テーマを使わずに済む方法 |
|---|---|
| CSSを追加したい | カスタマイザーの追加CSS |
| headやbodyにタグを入れたい | SWELL設定のコード出力欄 |
| 解析タグを入れたい | SWELL設定、またはプラグイン |
| ちょっとしたPHPを足したい | Code Snippetsなどのプラグイン |
子テーマを入れると、テーマが2つになるぶん管理の手間が増えます。
目的がCSSの追加だけであれば、割に合いません。
子テーマが必要になるケース
- テンプレートファイル(single.php など)そのものを差し替えたい
- functions.php に長いコードを継続的に置きたい
- テーマ内のフォルダにファイルを追加して読み込ませたい
- 納品先の運用ルールで、テーマファイルへの変更を子テーマに寄せる決まりがある
制作会社として関わる場合、4つ目の理由で入れることが多いです。
あとから誰が触っても、変更箇所が子テーマに集まっているほうが引き継ぎやすいためです。
子テーマの入手先
SWELLの子テーマは公式が配布しています。
会員サイトのマイページからダウンロードできます。
- 料金は無料。
ただし親テーマであるSWELLの購入が前提 - 子テーマに自動更新機能はない
2つ目が実務上のポイントです。
親テーマは管理画面から自動更新できますが、子テーマは対象外です。
配布ファイルが更新されたときは、自分で入れ直す必要があります。
公式の子テーマがどう書かれているか
SWELL公式の子テーマは、2019年12月にfunctions.phpの2箇所が変更されています。
現在配布されているのは変更後の内容です。
/* 子テーマのstyle.css読み込み */
wp_enqueue_style( 'child_style', get_stylesheet_directory_uri() .'/style.css', [], $query );
/* その他の読み込みファイルはこの下に記述 */
}, 11);
変更前は第3引数が array(‘main_style’) で、フックの優先度が 10 でした。
それぞれ [] と 11 に変わっています。
古い記事のコードをコピーしてくると、変更前の状態になります。
読み込み順が変わるため、CSSの当たり方に差が出る可能性があります。
公式のファイルをそのまま使ってください。
入れたあとに確認すること
- 子テーマを有効化したあと、カスタマイザーの設定が引き継がれているか
- ウィジェットの配置が消えていないか
- 追加CSSの内容が残っているか
テーマを切り替えると、ウィジェットやメニューの割り当てが外れることがあります。
本番サイトで切り替える場合は、事前にバックアップを取ってください。
切り替え前後の設定を移したい場合は、カスタマイザー設定のエクスポート・インポートが使えます。
子テーマとブロックテーマは別の話
WordPress 7.1のサイトエディターに関連して「子テーマ」という語を見かけることがありますが、あちらはブロックテーマの話です。
SWELLはクラシックテーマなので、サイトエディターは使いません。
ここで扱っているのは従来型の子テーマです。
カスタマイズ画面でどこまで設定できるかは、全項目の一覧をご覧ください。

まとめ
- CSSの追加だけなら子テーマは要らない。
カスタマイザーの追加CSSで足りる - テンプレートを差し替える、PHPを継続的に置く場合に必要になる
- 公式の子テーマは会員サイトのマイページから無料で入手できる
- 子テーマに自動更新はない。
更新時は手動で入れ替える - 古い記事のコードは2019年12月より前の内容の可能性がある
SWELLのファイル構成を確認したい場合は、テーマファイルの技術構成一覧にまとめています。
この記事は2026年9月7日に、SWELL公式サイトの子テーマに関する記載で確認して書いています。
ほかのカスタマイズはSWELLカスタマイズまとめ|目的別の一覧からご覧いただけます。



