さくらのドメインで管理しているドメインで、サブドメインだけ海外のレンタルサーバーに接続するようにしてみました。
結構、苦戦(さくらのドメイン側でサブドメインを作ってしまったミスが原因)したので、その備忘録です。
さくらのドメインでサブドメインを海外のレンタルサーバーに接続する方法
まず、前提条件として
- さくらのレンタルサーバーでさくらのドメインを所持している
- 海外または他のレンタルサーバーを借りている
さくらのドメインでサブドメインを作るのはNGです。
作成してしまうと別のサーバーへDNSが向けられません!
※サブドメインの設定をするのはあくまでレンタルサーバー側です。
海外のレンタルサーバーの設定をする
- 表示したいドメイン(今回はサブドメイン)を登録する。
- WordPressを構築する
今回はHOSTINGERというカナダのレンタルサーバーを借りました。
表示したいサブドメインを登録するとAレコードに記載するべきIPアドレス(Website IP address)が提供されますので、メモしておきましょう。
WordPressの構築も先にインストールだけしておいても良いでしょう。
レンタルサーバー側でやることは以上です。
ドメインのDNSの設定をする
さくらレンタルサーバーのネームサーバー設定を選択します。
ドメインコントロールパネルが開かれるので、対象のドメインに右側のゾーンを選択しましょう。
あとは編集ボタンから、Aレコードを追加してあげます。
エントリ名 | タイプ | データ | DNSチェック | TTL |
---|---|---|---|---|
サブドメイン名(canada.example.com) | A | IPアドレス | チェックをいれる | チェックをなし |
サブドメイン名(www.canada.example.com) | A(CANME) | IPアドレス(またはCANMEの場合はサブドメイン名を入力 canada.example.com) | チェックをいれる | チェックをなし |
ちなみにTTLを3600と入れると1時間です。
以上で設定が完了です。
ポイントとしては
- レンタルサーバー側でサブドメインを登録する(ドメイン側ではない)
- レンタルサーバーからIPアドレスを知る。そしてAレコードで設定
これだけです、DNSの浸透は24時間から48時間待てと言われますが、通常は数分で接続してサイトを立ち上げることができるケースが多いです。
何十分も待って、繋がらない時は設定がまずいことが多いです。
DNSのチェック方法
DNS Checkerというサイトでドメインを入れると、現在のDNSの浸透状態が確認できます。
まとめ
さくらのドメインを初めて触る&カナダのレンタルサーバーを初めて触って、色々と苦戦しました。
ヘルプに確認しまくって、ようやくDNSの方向の向け方を理解した感じです。
バックエンドの作業は経験も大事ですね。
もし海外のサーバー等でドメインの設定に困ったら、参考にしてみてください。