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SWELLのライセンス・利用規約について

普段、ホームページの管理・CMSの選定において、WordPressを採用しております。

そしてWordPressテーマですが、自作のテーマではなくSWELLというテーマを採用して制作しております。

ここ数年、日本国内WordPressテーマで圧倒的トップをキープしているので、詳しい説明は不要かもしれませんが、使いやすさ、機能、ビジュアルすべてを兼ね備えた最高のWordPressテーマの一つです。

そのSWELLですが有料テーマでもあるので、ホームページ制作をする場合は特に利用規約を知っておく必要があります。

本記事では、SWELLのライセンス・利用規約についての情報をまとめてみました。

目次

SWELLのライセンスと概要

WordPressテーマ SWELLはGPL(GNU General Public License)100%の有料テーマです。

GPLライセンスはコードに対して適用され、商標権は「SWELL」という名称に関する規制です。

商品名WordPressテーマ SWELL
販売価格¥17,600(税込)
(※ お支払いは一度限りです。月額や年額ではありません。)
販売元株式会社LOOS
動作必須環境PHP 7.3 以上。

WordPress 5.9 以上。 (推奨:6.1 ~)

※ 「必須」環境を満たしていない場合はエラーが発生します。推奨バージョン未満では、ブロック機能が一部使えません。
※ WordPress.comでの動作保証はいたしません。SWELLはインストール型WordPress.org向け商品です。
対応ブラウザEdge / Chrome / Firefox / Safari (各最新版)
決済方法クレジットカード ( VISA / Master / AMEX / JCB )
※ 銀行振り込みでの購入は対応できません。
ライセンスSWELLはGPL100%テーマです。
ライセンス制限はなく、複数サイトでご自由にご利用頂けます。
SWELLのライセンスと概要

SWELLの利用規約を超わかりやすく解説

法的な文章は分かりづらいので、簡単に訳してみました。

あくまで要約なので、かならずオリジナルの利用規約も目を通しておきましょう。

利用者の定義

SWELLを購入した本人(個人/法人)が利用者となります。

代理で購入する場合、以下の規約に従う必要があります。

利用条件

  1. カスタマイズ自由
    利用者の責任で改変・加工が可能です。
  2. 利用範囲自由
    どのジャンルのサイトでも利用可能。
  3. ユーザー認証
    購入時のメールアドレスで会員登録が必要です。
    利用は購入者が管理・運営するサイトのみ。
  4. 代理制作
    他人のサイト制作にSWELLを使用する場合、
    • サイト所有者にSWELLを購入させる
    • 購入代行する場合は、正しい手続きでアカウントを譲渡が必須です。

禁止事項

以下は一切禁止されています。

  • ライセンス情報やダウンロードURLを第三者に開示
  • SWELLの名を使った誤解を招く活動
  • 規約違反により損害が発生した場合、損害賠償請求の対象となります。

サポートについて

  • 提供方法: 会員サイト内フォーラムで無料サポート
  • 対応範囲: SWELL固有の設定のみ。プラグインやカスタマイズは対象外。
  • 禁止行為: サポートの強要や不適切な要求

GPLライセンスの適用

SWELLはGPL(GNU General Public License)に基づき提供されています。

テーマファイルは自由に利用可能ですが、規約の条件を守る必要があります。

免責事項

  • 不具合の修正努力はしますが、すべてを保証するものではありません。
  • バージョンアップやプラグインとの相性による不具合には責任を負いません。
  • デジタル商品のため返品・返金は不可。

アフィリエイトプログラム

会員専用の「もしもアフィリエイト」利用が可能ですが、以下は禁止です。

  • 誇大表現や嘘の情報での誘導
  • 購入者への特典提供(例: キャッシュバック)
  • SWELLを含むリスティング広告の配信

その他

  • 領収書: Stripe経由で自動発行
  • 規約変更: 利用者に事前通知のうえ変更可能

注意: 利用規約に違反するとサポート停止や法的措置が取られる可能性があります。利用前に必ず規約を確認してください。

SWELLののライセンス・利用規約に関するよくある質問(FAQ)

SWELLのフォーラムで質問されている内容をまとめました。

もちろんオリジナルの利用規約が一番正しい回答になりますが、参考になると思います。

SWELLを複数サイトで使用できますか?

SWELLは購入者が管理・運営する複数のサイトで使用可能です。

ただし、第三者が管理・運営するサイトに使用する場合は、代理購入や代理制作の規定に従う必要があります。

第三者にSWELLを使ったサイトを提供できますか?

可能ですが、以下を守る必要があります:

  • 代理購入: サイト所有者のメールアドレスでSWELLを購入し、アカウントを譲渡。
  • 代理認証: 自身のアカウントで認証を代行する場合、クライアントに認証の重要性を説明し、更新環境を提供。
SWELLのテーマファイルをカスタマイズしても問題ありませんか?

問題ありません。

SWELLはGPLライセンスで提供されており、自由に改変・加工が可能です。ただし、カスタマイズによる不具合はサポート対象外です。

SWELLをWordPress.comで使えますか?

SWELLはインストール型WordPress(WordPress.org)専用です。

WordPress.comでの動作保証はありません。

SWELLのライセンスキーは必要ですか?

SWELLのインストール後、ライセンスキーの入力は不要ですが、ユーザー認証が必須となっています。

これは、SWELL会員サイトへの登録を通じて行います。

ユーザー認証を完了しないと、テーマのアップデートが管理画面から実行できなくなります。

ただし、認証が未完了でも、既存のSWELLの機能は引き続き利用可能です。

SWELLの開発・保守体制はどのようになっていますか?

主要な開発はSWELLの開発者である了氏が担当しています。

数名の開発者が関わり継続的な保守・改善が行われています。

SWELLを利用した代理制作で気をつけることは?

保守契約を結び、SWELLの更新・管理体制を明確にする。

クラウドソーシングなど短期契約の場合、必ずクライアントにSWELLを購入してもらうか代理購入する。

作成したサイトを譲渡できますか?

譲渡可能ですが、譲渡後は所有者(クライアント)がSWELLを購入してユーザ認証を行う必要があります。

SWELLを成果報酬型のビジネスに利用できますか?

利用可能です。

ただし、サイト所有権や契約内容を明確化し、必要に応じてSWELLの購入をクライアントに依頼することを推奨します。

クラウドソーシングでSWELLを使った制作代行は可能ですか?

クラウドソーシングで、制作者がライセンスを保持したままSWELLを利用するのは基本的にはNG

※短期契約が主流で、保守契約を結ぶのが難しく、認証や更新が放置される可能性が高いため

クライアントがライセンスを持つ場合:

  • クライアントがSWELLを直接購入し、自分のアカウントで認証する場合、ライセンスの所有権もクライアントにあります。
  • この場合、制作者(制作代行者)がライセンスや認証に関与し続ける必要がないため、問題ありません。

制作者がライセンスを保持し、クライアントに提供する場合:

  • 制作者が自分のライセンスで認証を行い、その状態でクライアントにサイトを提供する場合、保守契約が必須となります。
  • 保守契約をしっかりと書面で結び、「サイトを適法に管理する権限を与えられている」状態であれば、代理認証が可能です。
  • この契約がないと、クライアントがSWELLの更新やサポートを受けられないため、ライセンス違反に該当します。

クラウドソーシングでの単発依頼の場合:

この場合、クライアントがSWELLを購入するか、制作者が代理購入して認証情報を譲渡する必要があります。

クラウドソーシングでは短期契約が一般的で、保守契約を別途結ぶことが難しいため、制作者がライセンスを保持したままSWELLを利用するのはNGとされています。

SWELLの商標権による制限は?

SWELLは100%GPLですが、商標権で守られる範囲(「SWELL」という名称やその商標的な利用)には制限があります。

不正利用を防ぐための措置です。

SWELLの規約違反をするとどうなりますか?

以下の措置が取られる可能性があります。

  • サポートの打ち切り
  • 会員サイトやアフィリエイトプログラムの利用停止
  • 必要に応じた損害賠償請求
サポート対象外の内容は何ですか?

サーバー設定、プラグイン設定カスタマイズ(HTML、CSS、PHPなど)子テーマの改変に関する質問

フランチャイズや複数店舗のサイト制作でSWELLを利用する場合のライセンスは?

制作側がサイト所有権を持つ場合: 追加ライセンス不要。1つのライセンスで複数サイトが作成可能です。

クライアントが所有権を持つ場合: クライアントごとにSWELLを購入する必要があります。

SWELLの利用規約改定後、制作代行業務に影響はありますか?

制作代行業務自体は引き続き可能ですが、規約の明文化により以下が重要になりました。

  • 保守契約の締結
  • クライアントへのライセンス説明
  • 商標権の適正な利用
制作者自身のライセンスでSWELLを使用する際の条件は?

保守契約を結び、サイトの更新を責任を持って管理する。

クライアントがSWELLを購入していない場合、認証切れのリスクを説明する。

SWELLのライセンス・利用規約についてのまとめ

SWELLは自由度の高いテーマですが、制作代行や第三者利用には利用規約に基づいたルールがあります。

クライアントがSWELLを購入することで、ライセンスや更新リスクを回避し、よりスムーズな運用が可能になります。

制作前には必ず利用規約を確認し、誠実な運用を心がけましょう!

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