さくらのドメインで管理しているドメインで、サブドメインだけ海外のレンタルサーバーに接続するようにしてみました。
DNSで接続先を指定する作業と、接続先サーバーにホスト名を登録する作業を分けて説明します。
さくらのドメインでサブドメインを海外のレンタルサーバーに接続する方法
以下は2023年12月の設定記録を基にした例です。現在の画面は公式ガイドで確認し、次の条件を満たす場合に進めます。
- 対象ドメインの権威DNSをさくらで管理しており、そのゾーンを編集できる
- 海外または他のレンタルサーバーを借りている
DNSの管理先とWebサイトの設置先は別に設定できます。
権威DNSをさくらで管理している場合は、さくらのゾーンにサブドメインのAレコードなどを追加し、接続先サーバーにも同じホスト名を登録します。
海外のレンタルサーバーの設定をする
- 表示したいドメイン(今回はサブドメイン)を登録する。
- WordPressを構築する
今回はHOSTINGERのレンタルサーバーを借りました。
表示したいサブドメインを登録するとAレコードに記載するべきIPアドレス(Website IP address)が提供されますので、メモしておきましょう。

WordPressの構築も先にインストールだけしておいても良いでしょう。
DNS変更後には、接続先の公開フォルダー、WordPressのURL、対象ホスト名のHTTPS証明書も確認します。ホスト名の登録だけでHTTPSまで完了するとは限りません。
ドメインのDNSの設定をする
さくらの会員メニューからドメインコントロールパネルを開きます。登録事業者がさくらでも、権威DNSが別事業者ならその管理画面で編集します。サブドメイン1件の接続のために、ドメイン全体のネームサーバーを変更する必要はありません。

ドメインコントロールパネルが開かれるので、対象のドメインに右側のゾーンを選択しましょう。

対象ゾーンを編集し、接続先指定のIPv4アドレスをサブドメインのAレコードへ設定します。同じ名前の既存A・AAAA・CNAMEを先に照合し、旧接続先のレコードが混在しないようにします。親ドメインのWebやメール用レコードは維持してください。

| エントリ名 | タイプ | データ | DNSチェック | TTL |
|---|---|---|---|---|
| canada(example.comのゾーン内) | A | IPアドレス | チェックをいれる | 既定値を確認・変更前のTTLを記録 |
| www.canada(必要な場合のみ) | CNAME | canada.example.com.(末尾のドットを含む) | チェックをいれる | 既定値を確認・変更前のTTLを記録 |
表の値は説明用です。TTLの単位は秒で、3600は1時間です。www.canada.example.comも使う場合は、接続先のホスト登録と証明書がその名前に対応していることが必要です。現行Hostinger公式ガイドはWeb・Cloud・Agencyで2段階のサブドメインを非対応としています。今回のwww.canadaのCNAME例を、そのまま登録できると判断しないでください。
入力後は保存内容とゾーンの反映操作を確認し、DNSの応答とWebサイトの表示を別々に確認します。
ポイントとしては
- レンタルサーバー側でサブドメインを登録する(ドメイン側ではない)
- レンタルサーバーからIPアドレスを知る。そしてAレコードで設定
反映までの時間は変更前のTTLやリゾルバーのキャッシュに左右されるため、数分で切り替わるとは限りません。
数十分で接続できないことだけでは、設定ミスとは判断できません。権威DNSの応答、利用中リゾルバーの応答、接続先のホスト登録、HTTPS証明書の順に切り分けます。HostingerのAレコード案内も、DNS変更後の反映には時間がかかると説明しています。
DNSのチェック方法
DNS Checkerへ実際のサブドメインを入力し、A・AAAA・CNAMEなど確認したい種類を選ぶと、複数の観測地点の応答を比較できます。これは全利用者の状態を保証する確認ではなく、HTTPSやWordPressの表示も別途確認します。


まとめ
さくらのドメインを初めて触る&接続先のレンタルサーバーを初めて触って、色々と苦戦しました。
ヘルプに確認しまくって、ようやくDNSの方向の向け方を理解した感じです。
バックエンドの作業は経験も大事ですね。
もし海外のサーバー等でドメインの設定に困ったら、参考にしてみてください。
同じ名前のCNAMEとA・AAAAなどを共存させず、変更前のレコードとTTLを控えてから対象サブドメインだけを変更してください。
接続先の指定値とさくら公式のゾーン編集手順を確認し、DNSの名前解決後は接続先でHTTPS証明書と表示も確認します。
よくある質問:さくらのドメインでサブドメインを海外のレンタルサーバーに接続するとき
この記事では、何を接続していますか?
記事では、さくらのドメインで管理しているドメインのサブドメインだけを、海外のレンタルサーバーに接続しています。DNSで接続先を指定する作業と、接続先サーバーにホスト名を登録する作業を分けて説明しています。
DNSの管理先と、Webサイトの設置先は同じでなければいけませんか?
いいえ。記事では、DNSの管理先とWebサイトの設置先は別に設定できます。権威DNSをさくらで管理している場合は、さくらのゾーンにサブドメインのAレコードなどを追加し、接続先サーバーにも同じホスト名を登録します。
先に、レンタルサーバー側で何をしますか?
記事では、表示したいサブドメインをレンタルサーバー側に登録します(ドメイン側ではありません)。登録するとAレコードに記載するべきIPアドレス(Website IP address)が提供されるので、メモします。WordPressの構築も先にインストールだけしておいても良いとしています。
さくらのドメインでは、どのレコードを追加しますか?
権威DNSがさくらの場合は、会員メニューからドメインコントロールパネルを開き、対象のドメインのゾーンを選んで、編集ボタンからAレコードを追加します。記事の表では、エントリ名にサブドメイン、タイプにA、データにIPアドレスを入れ、www付きの名前は接続先が対応する場合だけ検討します。現行HostingerのWeb・Cloud・Agencyでは、例のwww.canadaのような2段階サブドメインの制限に注意してください。
DNSのレコードを変更する前に、何をしておきますか?
記事では、変更前のレコードとTTLを控えてから、対象サブドメインだけを変更します。同じ名前のCNAMEとA・AAAAなどを共存させません。
設定してから、どのくらいで反映されますか?
数分で切り替わるとは限りません。記事では、反映までの時間は変更前のTTLやリゾルバーのキャッシュに左右されるとしています。TTLを3600と入れると1時間です。数十分で接続できないだけでは設定ミスとは断定できません。DNSの応答と接続先サーバー・証明書を分けて確認します。
DNSの設定が反映されたか確認するには?
記事では、DNS Checkerというサイトでドメインを入れると、複数の観測地点で返されるDNSレコードが確認できます。DNSの名前解決後は、接続先でHTTPS証明書と表示も確認します。
設定するとき、公式の情報も確認すべきですか?
記事では、接続先の指定値とさくら公式のゾーン編集手順を確認するよう案内しています。画面の項目や手順は変わる場合があるため、最新は公式で確認してください。



