Google スプレッドシートで「同じ値が連続している行」を視覚的にわかりやすくしたいことってありませんか?
例えば、以下のように A列にグループが並んでいるとします。
このような「同じ値が連続している行」を グループごとに淡い色で塗り分ける ことで、データが一目で見やすくなります。

目次
条件付き書式では難しい? → GASで解決!
条件付き書式では、「連続している同じ値ごとに色を分ける」という処理は難しいですが、Google Apps Script(GAS) を使えば一発で自動化できます!
ここはあえて条件式書式をつかわず、仕分けたい時にGASで色付けしてしまいます。
実装コード(GAS)
拡張機能 > APP Scriptから下記のコードを入れて実行するだけです。
列は自分で指定してください。
- Google スプレッドシートを開く
- メニュー「拡張機能」→「Apps Script」を選択
- 上記コードを貼り付けて保存
- 「▶ 実行」ボタンでスクリプトを実行
function colorGroupingsInColumnA() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
const range = sheet.getRange("A1:A" + sheet.getLastRow()); //★列は自分で指定する
const values = range.getValues();
const colors = [
"#f0f8ff", // 淡い青
"#f5f5dc", // 淡いベージュ
"#f0fff0", // 淡い緑
"#fffaf0", // 淡いオレンジ
"#f5f5f5", // グレー系
"#ffffe0", // 淡い黄色
"#e6e6fa" // ラベンダー
];
let colorIndex = 0;
let startRow = 1;
for (let i = 1; i < values.length; i++) {
if (values[i][0] !== values[i - 1][0]) {
const numRows = i - startRow + 1;
const groupRange = sheet.getRange(startRow, 1, numRows);
groupRange.setBackground(colors[colorIndex % colors.length]);
startRow = i + 1;
colorIndex++;
}
}
// 最後のグループも色付け
const lastGroupRange = sheet.getRange(startRow, 1, values.length - startRow + 1);
lastGroupRange.setBackground(colors[colorIndex % colors.length]);
}
最後に確認しましょう。

まとめ
このGASスクリプトを使えば、連続した同じ値のグループごとに交互の淡い色を付けることができます。
大量データでも一目でグループを視覚的に認識でき、作業効率がグッとアップします!