Googleスプレッドシートで複数のキーワードに応じて別の文字列に変換したい場合、SWITCH
関数が非常に便利です。
IF
関数やIF
のネストよりも読みやすく、処理もスッキリ記述できます。

目次
Googleスプレッドシートで複数条件の文字変換を一気に行う方法
Switch関数を使います。
基本構文
=SWITCH(参照セル,
"条件1", "変換後1",
"条件2", "変換後2",
...
)
例:果物名を漢字表記に変換
例えば、以下のような式を用いると、B列の果物名を漢字に変換してC列に出力できます。
=SWITCH(B1,
"りんご", "林檎",
"バナナ", "実芭蕉",
"ごりら", "大猩々",
"メロン", "舐瓜",
"ぶどう", "葡萄"
)
この式では、B1セルにある値が「バナナ」なら「実芭蕉」、「りんご」なら「林檎」と自動で変換されます。
部分一致や一部の文字だけで判定したい場合
SWITCH
の第一引数には、文字列操作関数(LEFT
, RIGHT
, MID
など)を組み込むこともできます。
たとえば、セルの先頭2文字で判断したい場合は以下のようにします。
=SWITCH(LEFT(B1,2),
"ぶど", "葡萄",
"りん", "林檎",
...
)
応用例
- 商品コードの接頭語でカテゴリ分類
- 氏名の漢字⇔かな変換
- 地名の略称→正式名称変換 など
注意点
SWITCH
関数は完全一致で動作します(部分一致には不向き)- 該当しない場合のデフォルト値は最後に追加できます
=SWITCH(B1,
"りんご", "林檎",
"バナナ", "実芭蕉",
"その他"
)
まとめ
大量のIF
をネストせずにスッキリ書きたいときは、SWITCH
関数をぜひ活用してください!
可読性が格段に上がり、メンテナンス性も抜群です。