営業日ベースでの進捗管理や労働日数の把握をしたいときに便利なのが、営業日数と経過営業日数の算出です。
この記事では、スプレッドシートで月初から月末までの営業日数、そして本日時点までに何営業日が経過したかを簡単に求める方法を紹介します。

目次
その月の初日と最終日を取得する
まずは、現在の月の開始日・終了日を関数で自動取得します。
セル | 内容 | 数式 |
---|---|---|
A2 | 今月の初日 | =EOMONTH(TODAY(), -1) + 1 |
B2 | 今月の最終日 | =EOMONTH(TODAY(), 0) |
営業日数を求める
スプレッドシートには営業日をカウントする便利な関数 NETWORKDAYS
が用意されています。
=NETWORKDAYS(A2, B2, D2:D)
A2
: 月初日B2
: 月末日D2:D
: 祝日などの除外日(お盆、年末年始など)
例:今月にお盆(8月14日〜16日)などの特別休暇がある場合は、D列にその日付を入力しておきましょう。
祝日を調べる方法
たとえば2025年の場合は以下をD2:Dに貼ります。
2025/01/01 | 元日 |
---|---|
2025/01/13 | 成人の日 |
2025/02/11 | 建国記念の日 |
2025/02/23 | 天皇誕生日 |
2025/02/24 | 振替休日(天皇誕生日) |
2025/03/20 | 春分の日 |
2025/04/29 | 昭和の日 |
2025/05/03 | 憲法記念日 |
2025/05/04 | みどりの日 |
2025/05/05 | こどもの日 |
2025/05/06 | 振替休日(みどりの日) |
2025/07/21 | 海の日 |
2025/08/11 | 山の日 |
2025/09/15 | 敬老の日 |
2025/09/23 | 秋分の日 |
2025/10/13 | スポーツの日 |
2025/11/03 | 文化の日 |
2025/11/23 | 勤労感謝の日 |
2025/11/24 | 振替休日(勤労感謝の日) |
2026年の場合
2026/01/01 | 元日 |
---|---|
2026/01/12 | 成人の日 |
2026/02/11 | 建国記念の日 |
2026/02/23 | 天皇誕生日 |
2026/03/20 | 春分の日 |
2026/04/29 | 昭和の日 |
2026/05/03 | 憲法記念日 |
2026/05/04 | みどりの日 |
2026/05/05 | こどもの日 |
2026/05/06 | 振替休日(憲法記念日) |
2026/07/20 | 海の日 |
2026/08/11 | 山の日 |
2026/09/21 | 敬老の日 |
2026/09/22 | 国民の休日(敬老と秋分の間) |
2026/09/23 | 秋分の日 |
2026/10/12 | スポーツの日 |
2026/11/03 | 文化の日 |
2026/11/23 | 勤労感謝の日 |
経過営業日数を求める
今日までに何営業日経過したかを知りたい場合はこちら
=NETWORKDAYS(A2, TODAY(), D2:D)
今までの関数をまとめると以下のような表示になります。

活用ポイント
- 今月の 営業日数 を基準に「進捗率」を算出できます。
- 経過営業日数 ÷ 総営業日数 × 100 で 営業日ベースの進捗管理が可能になります。
=NETWORKDAYS(A2, TODAY(), D2:D) / NETWORKDAYS(A2, B2, D2:D)
これで 今月の営業日進捗率(0〜1の小数) が得られます。
まとめ
- 営業日数・経過営業日数は
NETWORKDAYS
関数で簡単に算出できる EOMONTH
と組み合わせて、毎月自動更新されるダッシュボードが作成可能- 祝日や会社の特別休日は第三引数で柔軟に除外できる
日別ではなく営業日ベースで目標進捗を管理したい方にとって、とても役立つテクニックです。
営業管理・人事管理・稼働日報など、さまざまな場面でご活用ください!