大量の連番を手入力するのは手間ですが、Google スプレッドシートのARRAYFORMULA
を使えば、数式を1つ書くだけで連続した番号を自動生成できます。

以下の手順で設定してみましょう。
目次
使い方
- 連番を開始したいセルを選択(例:A2セル)
- A2セルに、以下の数式を入力&確定します。
=ARRAYFORMULA(ROW(A2:A) - 1)

数式のポイント
ROW(A2:A)
- 指定した範囲(A2以降)の各行番号を配列で返します。
- A2 ⇒ 2, A3 ⇒ 3, A4 ⇒ 4…
- 指定した範囲(A2以降)の各行番号を配列で返します。
- 1
- 先頭(A2)の行番号「2」から「1」を引くことで「1」からスタートする連番に調整します。
応用:開始番号やステップ数を変更する
- 開始番号を0からにしたい
- 2
とすれば、A2=0、A3=1…の連番になります。
=ARRAYFORMULA(ROW(A2:A) - 2)
- 任意の開始番号
N
から始める- ROW(A2) + N
の形で調整可能。
例:A2から「100」スタート
=ARRAYFORMULA(ROW(A2:A) - ROW(A2) + 100)
- 奇数や偶数の連番を作る
- ステップを2にしたい場合は、ROW結果に掛け算
=ARRAYFORMULA((ROW(A2:A) - 1) * 2 - 1) // 1,3,5,7…
別の手段│セルを入れ替えても数字がきちんと並ぶ数式
下記の数式でもA1から下へ順に入れていくと数字が連番でつきます。
もちろんセルを入れ替えてもOK
=IFERROR(OFFSET(INDIRECT(ADDRESS(ROW(),COLUMN())),-1,0)+1,1)

まとめ
ARRAYFORMULA と ROW を組み合わせるだけで、膨大な行数にも一括で連番を振ることができます。
開始番号や増分(ステップ数)は、引き算や掛け算を調整すれば簡単にカスタマイズ可能。
毎回ドラッグやコピペする手間を省き、効率的にシートを管理しましょう。